サイオスJP:3744

時価総額
¥55.1億
PER
オープンソースソフトウェアを中心に、ITシステム開発、基盤構築、運用サポート、MFP向けソフトウェア「Quickスキャン」「Speedoc」、クラウドサービス「Gluegentシリーズ」等の提供。

沿革

1997年5月

企業情報システムの根幹に関わる仕組みとしてのLinuxとJavaによる事業展開を目指して、東京都千代田区三崎町三丁目1番16号に株式会社テンアートニを設立

1998年4月

東京都千代田区外神田三丁目14番10号に本社を移転

2000年4月

東京都千代田区外神田二丁目15番2号に本社を移転

2002年1月

企業規模の拡大を図ることを目的にノーザンライツコンピュータ株式会社を吸収合併

2003年5月

レッドハット株式会社とビジネスパートナー契約を締結

2004年8月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2006年6月

SteelEye Technology,Inc.(現 SIOS Technology Corp.)の株式を100%取得(現・連結子会社)

2006年11月

社名を株式会社テンアートニからサイオステクノロジー株式会社へ変更

2007年1月

東京都港区虎ノ門四丁目1番28号に本社を移転

2008年2月

株式会社グルージェントの株式を80%取得(2012年8月に同社株式を100%取得。2020年10月にサイオステクノロジー株式会社に吸収合併。)

2009年12月

関西営業所を開設

2011年6月

株式会社SIIIS(現 株式会社MYオフィス)の第三者割当増資引き受けにより株式を71.4%取得 (2012年1月、第三者割当増資引き受けにより出資比率98.9%に増加、2014年3月に追加取得により、出資比率100%に増加、2015年12月に同社が実施した第三者割当増資により、出資比率97.6%に減少)(現・連結子会社)

2013年7月

東京都港区南麻布二丁目12番3号に本社を移転

2013年7月

中部営業所を開設

2014年4月

九州営業所を開設

2015年4月

株式会社キーポート・ソリューションズの株式を90.5%取得(同年12月に追加取得により出資比率96.7%に増加、2016年2月に追加取得により出資比率100%に増加。2020年10月にサイオステクノロジー株式会社に吸収合併。)

2015年5月

東京証券取引所市場第二部に市場変更

2015年6月

株式会社プレナスと米国において合弁会社であるBayPOS, Inc.を設立(出資比率49%、現・持分法適用会社)

2015年9月

Profit Cube株式会社の持株会社であるARSホールディングス株式会社の株式を100%取得(2015年12月に当社はARSホールディングス株式会社の吸収合併を実施。2021年4月にサイオステクノロジー株式会社に吸収合併。

2017年10月

持株会社体制へ移行し、社名をサイオステクノロジー株式会社からサイオス株式会社へ変更、会社分割によりサイオステクノロジー株式会社(2017年2月に設立したサイオステクノロジー分割準備株式会社より社名変更)が当社のグループ管理事業以外の全ての事業を承継

2018年12月

サイオステクノロジー株式会社が株式会社サードウェアを吸収合併

2020年10月

サイオステクノロジー株式会社が株式会社キーポート・ソリューションズ及び株式会社グルージェントを吸収合併

2020年12月

株式会社セシオスの株式を34.2%取得(現・持分法適用会社)

2021年4月

サイオステクノロジー株式会社がProfit Cube株式会社を吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

事業内容

サイオスは、オープンソースソフトウェア(OSS)を中心に、アプリケーション、OS(基本ソフトウェア)、クラウドを組み合わせたITシステムの開発、基盤構築、運用サポートなどの事業を展開しています。また、新たな研究開発にも力を入れ、新しい価値の創造と提供に取り組んでいます。

サイオスグループは、サイオス本体と連結子会社3社、関連会社4社の合計8社で構成されており、2つの主要な事業セグメントに分かれています。第一のセグメントは「オープンシステム基盤事業」で、ITシステムの障害時にシステムダウンを回避するソフトウェア「LifeKeeper」やRed Hat, Inc.関連商品の販売、OSSに関する様々な問い合わせに対応する「サイオスOSSよろず相談室」、情報システム向けのコンサルティングサービスなどを提供しています。

第二のセグメントは「アプリケーション事業」で、MFP(複合機能プリンタ)向けソフトウェア製品、金融機関向け製品・サービス、業務効率化を支援するクラウドサービス「Gluegentシリーズ」、企業情報システムの受託開発、各種情報システム向けコンサルティングサービスなどを行っています。

これらの事業を通じて、サイオスは幅広い業界に対して、技術的なサポートやソリューションを提供し、企業のIT環境の最適化と効率化を図っています。

経営方針

サイオスは、その成長戦略の中心にイノベーションを据え、「世界中の人々のために、不可能を可能に。」というミッションを掲げています。同社は、人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献することを目指しており、そのための経営戦略として、人材の採用・育成、研究開発への継続的な投資、そしてイノベーションを生み出す企業カルチャーの醸成に注力しています。

特に、少子高齢化による国内労働人口の減少という課題に直面している中、サイオスは幅広い人材の確保に取り組み、多様かつ包摂的な職場環境の実現を目指しています。また、従業員が能力を存分に発揮できる環境を整え、チームとしてのパフォーマンスを最大化させるための人事制度を導入し、人材育成への投資を強化しています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)への投資が加速する中、サイオスは競争力のある製品・サービスを生み出すために、研究開発への継続的な投資を課題と捉えています。クラウド関連を中心に研究開発を継続し、既存及び新規の製品・サービスの強化に努めています。

さらに、創業以来のカルチャーである「人がやらないことをやる」という既成概念への挑戦を通じて、イノベーションを生み出す企業カルチャーの醸成に努めています。リモートワークの取り組みや多様な働き方が選択できる制度の充実、グループ内SNS等によるコミュニケーションの活性化などを実施し、社外の技術コミュニティーとの積極的な交流を通じて、イノベーションを促進しています。

これらの戦略を通じて、サイオスは収益基盤の改善、研究開発への継続的な投資、人材の確保・育成、そしてサステナビリティへの取り組みを優先的に対処しており、持続可能な成長を目指しています。