セレス (3696) 株価

時価総額
¥222.7億
PER
13.3倍
ポイントサイトの国内最大手。日本最大級のポイントサイト「モッピー」を中心に、アフィリエイトプログラムや化粧品・健康食品のD2C事業を展開。25年9月にポイントサイト「Point Income」を事業譲受。アクティブ会員数648万人、アプリダウンロード数679万件に到達。

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事業内容

セレス(東証一部上場)は、日本最大級のポイントサイト「モッピー」を中核とするデジタルマーケティング事業を展開する企業です。同社は主にモバイル向けのポイントサービスや通販事業、さらに暗号資産交換業やファクタリングサービスといった金融サービスを幅広く提供しています。創業以来培ってきたスマートフォン向けサービスの企画・開発・運営ノウハウを活かし、多角的な事業展開を図っています。

同社の主要な収益源は、モッピーを通じた広告仲介手数料です。広告主から受け取る成果報酬型広告料の一部をポイントとして会員に還元し、残りを売上として計上する仕組みを採用しています。モッピーのアクティブ会員数は2025年12月末時点で648万人に達しており、アプリダウンロード数も679万件と順調に拡大しています。また、化粧品・健康食品の通信販売事業や、ピルのオンライン診療サイト「エニピル」の運営による収益も重要な柱となっています。

事業セグメントは「モバイルサービス事業」と「フィナンシャルサービス事業」の2つに大別されます。前者にはポイントサイト運営、化粧品・健康食品等の企画・製造・販売事業が含まれ、後者には暗号資産販売所「コイントレード」、フリーランス向けファクタリングサービス「ラボル」、ベンチャー企業への投資育成事業が含まれています。これらの多様な事業展開により、デジタル時代の消費者ニーズと企業の資金調達ニーズの両方に応える総合的なサービス企業として成長を続けています。

経営方針

セレスは「中期経営計画2030」において、2030年度に売上高600億円、EBITDA 120億円という野心的な目標を掲げています。現在の2025年度実績(売上高296億6千万円、EBITDA 53億9千万円)から約2倍の成長を目指す計画で、同社は「トークンエコノミー(代用通貨経済圏)」の創造を通じて社会経済活動の活性化を図るプラットフォーム企業への変革を進めています。この戦略は、主力のモッピーを中心としたポイント経済圏と、暗号資産事業によるブロックチェーン技術を融合させた新しいビジネスモデルの構築を目指しています。

同社の重点投資分野は、垂直統合型モデルの構築とブロックチェーン領域でのポジション確立に集約されます。モバイルサービス事業では、モッピーのメディア力を活かしてD2Cまでの一気通貫ビジネスモデルを形成し、自社アフィリエイトプログラム「AD.TRACK」との連携強化により利益率向上を図っています。また、事業譲受した「Point Income」との統合効果を最大化し、両ポイントサイトの送客力を新サービス展開に活用する戦略を推進しています。D2C事業では商品開発とブランド展開を強化し、アフィリエイト広告を通じた潜在顧客への訴求拡大に注力しています。

フィナンシャルサービス事業では、子会社のマーキュリーとビットバンクを核とした暗号資産事業の拡大が重要な成長エンジンとなっています。マーキュリーでは「電子決済手段等取扱業者」登録を目指し、運用サービスの多様化を通じて暗号資産のトータル運用プラットフォーム構築を進めています。一方、ビットバンクでは国内最大規模の取引所としての地位をさらに強固なものとするため、大手金融機関と連携したデジタル資産の「管理型信託業」への参入を計画しており、包括的なサービス展開による差別化を図っています。

新規事業・M&Aへの積極的な取り組みも同社の成長戦略の重要な柱です。既存事業の強化と並行して、新分野・新領域での事業創出による非連続な成長の実現を目指しています。同時に、ESG・SDGsへの取り組みも事業戦略に組み込み、2050年までのバリューチェーン全体での温室効果ガス排出量実質ゼロを宣言するなど、「サステナブルインターネット企業」としての地位確立にも注力しています。これらの包括的な戦略により、企業価値向上と持続的成長の両立を図る方針です。

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