セレスJP:3696

時価総額
¥216.8億
PER
43.5倍
ポイントサイト「モッピー」やアフィリエイトプログラム「AD.TRACK」、化粧品・健康食品のD2C事業、企業のDX化支援、暗号資産取引「CoinTrade」、ファクタリングサービス「labol」、投資育成事業を展開。

沿革

2005年1月

株式会社セレス(資本金1,000万円)を東京都渋谷区神宮前に設立

2005年5月

「モッピー」サービス開始

2005年11月

本社を東京都渋谷区渋谷に移転

2007年12月

本社を東京都港区北青山に移転

2009年3月

プライバシーマーク取得

2013年12月

ファイブゲート株式会社より「モバトク」事業を譲受

2014年10月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2015年3月

本社を東京都港区南青山に移転

2015年4月

株式会社オープンキューブより「お財布.com」事業を譲受け

2016年6月

株式会社ゆめみと資本業務提携(持分法適用関連会社化)

2016年12月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2017年7月

ビットバンク株式会社と資本業務提携(持分法適用関連会社化)

2017年9月

暗号資産関連事業を行う子会社、株式会社マーキュリーを設立

2017年12月

本社を東京都世田谷区用賀に移転

2018年3月

株式会社イッカツより不動産情報サイト「Oh!Ya」、「持ち家計画」事業を譲受け

2018年3月

株式会社ユービジョンより金融情報サイト「資金調達プロ」事業を譲受け

2018年7月

株式会社ゆめみを子会社化

2018年8月

化粧品の企画・製造・販売を行う子会社、株式会社ディアナを設立

2018年10月

健康食品等の企画・製造・販売事業を行う子会社、株式会社バッカスを設立

2018年12月

「モバトク」サービス終了

2020年1月

「お財布.com」サービス終了

2020年7月

フリーランス向け資金調達支援サービス「nugget(ナゲット)」(現:「labol(ラボル)」)サービス開始

2020年7月

「モッピー」スマートフォン版アプリを配信開始

2021年2月

子会社の株式会社マーキュリーが暗号資産交換業者登録

2021年3月

子会社の株式会社マーキュリーが暗号資産販売所「CoinTrade」を開業

2021年10月

studio15株式会社を子会社化

2021年12月

「資金調達プロ」と「nugget(ナゲット)」(現:「labol(ラボル)」)を会社分割(新設分割)し、株式会社ラボルを新設

2022年4月

東京証券取引所プライム市場へ移行

2022年5月

株式会社Next Paradigm(現:株式会社サルース)を子会社化

2022年7月

子会社の株式会社マーキュリーがステーキングサービス「CoinTradeStake(コイントレードステーク)」を開始

2022年12月

子会社の株式会社ラボルがフリーランス向けカード決済サービス「labol(ラボル)カード払い」を開始

事業内容

セレス株式会社とそのグループ企業(株式会社ゆめみ、株式会社マーキュリー、株式会社バッカス、株式会社ディアナ、studio15株式会社、株式会社ラボル、株式会社サルース)および持分法適用関連会社のビットバンク株式会社は、幅広い事業セグメントを展開しています。これらは主に「モバイルサービス事業」と「フィナンシャルサービス事業」の2つに大別されます。

モバイルサービス事業では、日本最大級のポイントサイト「モッピー」や自社アフィリエイトプログラム「AD.TRACK」を中心に、ポイントサービスを提供しています。これらのサービスでは、広告に対するユーザーのアクションに応じてポイントが付与され、これを現金や電子マネー等に交換できる仕組みを採用しています。また、化粧品や健康食品の企画・製造・販売を行うD2Cセグメントや、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するサービスも展開しています。

フィナンシャルサービス事業では、ブロックチェーン関連のサービスやオンラインファクタリングサービス、投資育成事業を手掛けています。特に、暗号資産交換業者として登録された子会社を通じて「CoinTrade」やステーキングサービス「CoinTradeStake」を提供し、新規会員獲得と顧客預り資産の増加を目指しています。また、フリーランス向けの資金調達サービス「labol」や、事業者向けの資金調達情報サイト「資金調達プロ」も運営しており、これらを通じて多様な金融ニーズに応えています。

セレスグループは、これらの事業を通じて、広告主や利用者に高い価値を提供し、技術者を中心に優秀な人材の採用・育成にも力を入れています。また、事業の拡大とともに、ユーザー満足度の向上や新規会員の獲得にも注力しており、その結果、モッピーのアクティブ会員数やアプリのダウンロード数は増加傾向にあります。

経営方針

セレス株式会社は、中期経営計画2026を策定し、インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現するという経営理念のもと、ポイント経済圏とブロックチェーンを核とした「トークンエコノミー」の創造を目指しています。同社は、モッピーを中心にアフィリエイトプログラムやD2Cと連携したポイント経済圏の確立、さらにはマーキュリー及びビットバンクを中核にWeb3.0時代のブロックチェーン領域でのリーダーを目指すという重点戦略を掲げています。

モバイルサービス事業では、モッピーの国内最大級ポイントサイトとしての地位強化、会員数と掲載広告数の増加、モッピーアプリのフィンテック機能搭載を通じた利便性向上を図ります。D2Cセグメントでは、サブスクリプションモデルの拡大とマーケティング・ブランド戦略による成長を目指します。DXにおいては、将来を見据えた人材投資と企業への利益貢献を両立させる経営を進めます。

フィナンシャルサービス事業では、ブロックチェーン領域でのメディア力を活かし、暗号資産販売所の収益基盤確立と投資育成事業を通じた新たなビジネスイノベーションを目指します。同社は、得意分野の強化と新分野でのビジネス創出により、社会的・経済的価値の創造と企業価値の向上、持続的な成長を追求しています。

また、セレスはESG、SDGsへの取り組みも積極的に行っており、環境対策への貢献や脱炭素社会の実現、SDGs推進に向けた活動を展開しています。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献する企業であり続けることを目指しています。