- 日本企業
- イルグルム
イルグルムJP:3690
沿革
2001年6月 |
兵庫県尼崎市にてホームページ制作会社として、資本金3,000千円で有限会社ロックオンを設立 |
2003年2月 |
組立型ECサイト構築をコンセプトとして、「ECサイト構築kit」(現EC-CUBE)の販売を開始 |
2003年4月 |
大阪市北区南森町へ本社を移転 |
2003年7月 |
株式会社ロックオンへ組織変更 |
2004年9月 |
インターネット広告の効果測定システム「EBiS」(現アドエビス)の販売を開始 |
2004年9月 |
大阪市北区堂島へ本社を移転 |
2005年7月 |
東京都渋谷区道玄坂に東京支社を開設 |
2005年10月 |
東京都千代田区神田へ東京支社を移転 |
2006年9月 |
日本発のEC構築オープンソース・ソフトウェア「EC-CUBE」を提供開始 |
2006年12月 |
財団法人日本情報処理開発協会(現一般財団法人日本情報経済社会推進協会)より、プライバシーマークを取得 |
2008年8月 |
大阪市北区梅田へ本社を移転 |
2012年3月 |
東京都中央区銀座へ東京支社を移転 |
2013年1月 |
海外EC市場に向け、「EC-CUBE」の多言語対応版を提供開始 |
2013年12月 |
ベトナムホーチミン市にオフショア開発拠点のLOCKON Vietnam Co., Ltd.(連結子会社、現YRGLM VIETNAM Co., Ltd.)を設立 |
2014年9月 |
東京証券取引所マザーズ市場に株式上場 |
2015年4月 |
測定データを活用するマーケティングプラットフォームの実現へ向け、「マーケティングプラットフォーム『アドエビス』」へブランドコンセプトチェンジ |
2015年7月 |
EC-CUBEのメジャーバージョンアップ「EC-CUBE 3」を提供開始 |
2015年9月 |
有限会社彩(持分法適用関連会社)の株式を一部取得 |
2015年11月 |
自社事業領域を、企業と顧客とのコミュニケーション円滑化事業「マーケティングロボット事業」と再定義 |
2017年7月 |
事業拡大に伴う従業員増加と顧客接点強化のため、東京都千代田区有楽町へ東京支社を拡張移転 |
2017年10月 |
より一層の営業力の強化と顧客サービスの向上を図るため、東京支社を東京本社に改称し、大阪との二本社制へ移行 |
2018年10月 |
株式会社EVERRISEより運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」事業を承継し、提供を開始 |
2018年10月 |
株式会社イーシーキューブ(連結子会社)を設立 |
2018年10月 2019年1月 2019年8月 2020年1月 2020年6月 |
EC-CUBEのメジャーバージョンアップ「EC-CUBE 4」を提供開始 吸収分割によりEC-CUBE事業を株式会社イーシーキューブへ事業承継 株式会社イルグルムに商号変更 株式会社オプトより広告効果測定ツール「ADPLAN」を提供する事業を譲受け、「アドエビス」への移管 運用型広告を扱う広告代理店を支援するクラウド案件管理システム「アドナレッジ」を提供開始 |
2020年12月 |
株式会社スプーを連結子会社化 |
2021年7月 |
株式会社トピカを連結子会社化 |
2022年1月 |
ファーエンドテクノロジー株式会社を子会社化 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行 |
2022年5月 |
ボクブロック株式会社(現株式会社EC-CUBE Innovations)を連結子会社化 |
事業内容
イルグルムは、マーケティングプラットフォーム事業と商流プラットフォーム事業の2つの主要セグメントを通じて、幅広いサービスを提供しています。マーケティングプラットフォーム事業では、国内有数のシェアを誇る広告効果測定ツール「アドエビス」をはじめ、運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」、動画マーケティングのコンテンツ制作や運用を行う「TOPICA WORKS」、プロジェクト管理ツール「My Redmine」など、多岐にわたるサービスを展開しています。このセグメントには、イルグルムを含むYRGLM VIETNAM Co., Ltd.、株式会社スプー、株式会社トピカ、ファーエンドテクノロジー株式会社及び有限会社彩が関連会社として位置づけられています。
一方、商流プラットフォーム事業では、ECサイト構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を提供し、EC構築から運用支援までの一連のソリューションを手がけています。この事業には、株式会社イーシーキューブ及び株式会社EC-CUBE Innovationsが主な関係会社として挙げられています。
イルグルムはこれらの事業を通じて、デジタルマーケティングの領域で幅広いニーズに応えるサービスを提供し、顧客のビジネス成長を支援しています。重要性が低いとされる非連結子会社のクラウドファイン株式会社については、事業内容の説明からは除外されています。
経営方針
イルグルムは、マーケティングプラットフォーム事業と商流プラットフォーム事業を軸に、デジタルマーケティングの領域で多様なサービスを提供している企業です。同社は、中期経営方針「VISION2027」を発表し、マーケティングプロセス支援領域とEC構築・運用支援領域の2つを重点領域として事業展開を行う方針を掲げています。
マーケティングプロセス支援領域では、広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」や運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」など、データとテクノロジーを活用したサービスを提供。これにより、顧客企業のマーケティングDX推進に貢献しています。また、商流プラットフォーム事業では、ECサイト構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を提供し、EC市場の流通額増加に伴うニーズに応えています。
イルグルムは、既存事業の基盤を軸に、新サービスのローンチやクロスセルの促進、コマース支援事業の垂直統合と生産性向上を重点戦略としています。これらの戦略を通じて、連結売上高100億円達成を目指し、成長を加速させる計画です。
さらに、オンラインプライバシー保護や情報セキュリティ強化、人材の獲得と育成、AI技術の開発推進など、事業上及び財務上の課題への対応も積極的に行っています。これらの取り組みを通じて、イルグルムはデジタルマーケティング領域でのリーダーシップを強化し、持続可能な成長を目指しています。