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サイバーリンクス (3683) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
サイバーリンクスは、共同利用型のクラウドサービス「シェアクラウド」を中核として、企業のIT費用削減と経営効率化を支援するクラウドサービス企業です。同社は複数の業界に特化したサービスを展開し、顧客企業だけでなく業界全体の基盤として機能することを目指しています。
同社の主要顧客は食品小売業者、食品卸売業者、地方自治体となっており、それぞれの業界に特化したクラウドサービスを提供することで安定した収益を確保しています。また、和歌山県内でドコモショップ10店舗を運営し、通信サービス分野でも事業を展開しています。
同社は4つの主要事業セグメントを運営しています。流通クラウド事業では食品小売業向けの基幹業務システムや卸売業向けの電子データ交換システムを提供し、官公庁クラウド事業では地方自治体向けの行政システムや防災無線システムの導入・運用を手がけています。さらに、新興分野としてブロックチェーン技術を活用した電子証明書サービス「CloudCerts」などのトラスト事業と、携帯電話販売店運営のモバイルネットワーク事業も展開しています。
経営方針
サイバーリンクスは2030年に向けて野心的な成長戦略を打ち出しており、定常収入を87億円から126億円へと45%増加させることを目標に掲げています。同社は「人々の豊かな暮らしに貢献し、誰からも選ばれるITカンパニーへ」というビジョンのもと、売上高221億円、経常利益30億円の達成を目指しています。この成長を支える柱として、情報処理料や保守料収入といった継続的な収益基盤の拡大に重点を置いた戦略を展開しています。
重点投資分野では、AI技術を積極的に活用した次世代サービスの開発に力を注いでいます。流通クラウド事業では「AI自動発注」機能を搭載した基幹システムを中大規模食品スーパーに展開し、官公庁クラウド事業では小規模自治体向けシステム「ActiveCity」にAI機能を実装することで付加価値を高めています。これらの取り組みにより、単なるシステム提供者から、業界全体の生産性向上を実現するパートナーとしての地位確立を図っています。
新市場開拓では、トラスト事業が特に注目される分野となっています。同社はデジタル証明書発行サービス「CloudCerts」を基盤として、マイナンバーカードを活用した本人認証サービスやデジタル証明書流通プラットフォームの構築を進めています。また、専門店向け販売管理システム「RetailPro」を通じて、日本ブランド専門店の海外進出支援という新たな市場にも参入を図っています。
技術革新への取り組みでは、AI活用による業務効率化と開発効率の向上を全社的に推進しています。同社は人的資本投資戦略として体系的な教育制度の整備や人事制度の再構築を進める一方、AIの積極活用により生産性向上を実現することで、労働力不足という業界課題に対応しています。さらに、株主資本コスト7-10%を上回るROE13%以上の確保を目標とし、資本効率を意識した経営を推進することで持続的な企業価値向上を目指しています。