エンカレッジ・テクノロジJP:3682

時価総額
¥40.4億
PER
23.1倍
セキュリティ対策や内部統制強化に対応するパッケージソフトウエアの開発・販売、保守サポート、クラウドサービス、コンサルティング、SIO常駐サービスを手がける。

沿革

2002年11月

ソフトウエアの開発及び販売を目的として、エンカレッジ・テクノロジ株式会社を東京都新宿区払方町にて設立(資本金18百万円)

2002年12月

システム運用管理(注1)のリスク管理対応製品である、統合プロセス監視システム「Encourage Super Station(ESS)」をリリース

2003年8月

本社を東京都中央区日本橋蛎殻町1-18-2 中野オイスタービルに移転

2004年8月

特権ID(注2)など高セキュリティ・エリアのヒューマンリスク管理に対応した「ESS REC(REC)」をリリース

2005年1月

「ESS REC(REC)」の操作記録をリモートアクセスでも実現する「Remote Access Auditor(RAA)」をリリース

2007年7月

本社を中央区日本橋蛎殻町1-4-1 日本橋FKビルに移転

2008年7月

システム環境で本人確認機能を実現した「ID Inspector(IDI)」をリリース

2009年7月

重要システムの作業申請と操作記録の自動突合を実現した、システム運用管理製品「ESS AutoAuditor(EAA)」をリリース

2009年12月

シーア・インサイト・セキュリティ株式会社より、一般執務エリアの操作ログ管理製品「SEER INNER」の事業を取得

2010年1月

本社を中央区日本橋小網町3-11 日本橋SOYICビルに移転

2011年1月

「ISO9001」認証を取得(研究開発、営業、製品サポート部門)

2011年2月

操作の決定的瞬間を確実に記録する機能を付加した「ESS REC Version5.0」をリリース

2011年9月

製品開発コンセプト「ESS SmartIT Operation(略称:SIO)」(注3)を発表し、システム操作のための手順書作成・実行・記録ツール「ESS AutoQuality(EAQ)」をリリース

2012年3月

2012年4月

2013年2月

2013年12月

2015年1月

2016年4月

2016年12月

2018年2月

2019年3月

2020年3月

2020年11月

2021年3月

2022年4月

2023年4月

システム操作の権限管理をエージェントレス(注4)で実現した特権ID管理製品「ESS AdminControl(EAC)」をリリース

 「ESS SmartIT Operation(SIO)」製品群によるシステム運用管理のSIO常駐サービス(注5)

  を開始

本社を中央区日本橋浜町3-3-2 トルナーレ日本橋浜町に移転

東京証券取引所マザーズに株式を上場

クラウド型の特権ID&操作証跡管理製品「ESS AdminGate」をリリースし、サービスの提供を開始

株式会社アクロテックの全株式を取得(完全子会社化)

自治体情報システム強靭化(注6)に対応するファイル無害化製品「ESS FileGate」をリリース

クライアントPCのローカル管理者アカウント(注7)の不正使用防止製品「ESS AdminControl for Client」をリリース

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

働き方改革の推進をサポートする「ESS REC NEAO」をリリース

連結子会社 株式会社アクロテックを清算

企業のDX推進を支援する次世代型特権ID管理製品「ESS AdminONE」をリリース

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

システム操作と作業環境の可視化、常時本人確認を実現した「ESS REC 6」をリリース

事業内容

エンカレッジ・テクノロジは、パッケージソフトウェア事業を主軸に展開しています。同社の事業内容は、セキュリティ対策や内部統制強化に対応するパッケージソフトウェアの開発・販売、保守サポートサービス、クラウドサービス、コンサルティングサービス、そしてSIO常駐サービスに分かれています。

具体的には、セキュリティや内部統制に特化したソフトウェア製品を提供し、これらの製品に関する改良版の提供や使用方法に関するQ&A窓口対応、製品情報の提供などの保守サポートサービスを行っています。また、クラウドサービスや期間限定利用に対応する製品の開発・販売も手掛けており、顧客のニーズに応じた柔軟なサービス提供を実現しています。

さらに、同社はコンサルティングサービスを通じて、製品導入に伴うインストールやトレーニング、アドバイザリーサービスを提供しています。これにより、顧客企業がエンカレッジ・テクノロジの製品を最大限に活用できるようサポートしています。

最後に、SIO常駐サービスでは、顧客企業のシステム現場に常駐し、エンカレッジ・テクノロジ製品を使用したIT統制管理業務を行う業務受託を実施しています。これにより、顧客企業は日々の運用面での負担を軽減し、より効率的なシステム管理を実現できます。

経営方針

エンカレッジ・テクノロジは、パッケージソフトウェアの開発・販売を中心に、セキュリティ対策や内部統制強化に特化した製品とサービスを提供している企業です。同社は、顧客のニーズに応える新しい価値の創造を目指し、技術の継続的な向上と社会への貢献を経営理念として掲げています。その実現のため、顧客との密接なコミュニケーションを重視し、顧客の声を製品開発に反映させることで、真のソリューションサービスを提供しています。

中期経営計画では、顧客ターゲット別の営業推進、ソリューションの強化、新人事制度による生産性向上の3点を重点項目として位置付けています。これらの取り組みを通じて、顧客深耕営業、新規顧客の開拓、ビジネス協業、戦略的パートナー向け営業を強化し、市場の拡大を目指しています。また、製品機能の強化や新機能の開発により、リモート運用市場への対応を進めています。

さらに、ダイバーシティの推進や女性活躍の推進を通じて、多様な人材の採用と活用を図り、新人事制度の定着による生産性とモチベーションの向上を目指しています。これらの取り組みは、技術者の安定的な確保と新製品・新サービスの迅速な開発を支え、持続的な成長を目指す基盤となっています。

エンカレッジ・テクノロジは、これらの成長戦略を推進することで、不透明な経済状況や市場環境の変化に対応し、事業の拡大と社会への貢献を目指しています。