ブロードリーフJP:3673

時価総額
¥552.1億
PER
モビリティ産業を中心に、クラウドサービスやパッケージシステムの提供、業務効率化ソフトウェア「OTRS」、自動車部品の電子受発注システム「BLパーツオーダーシステム」等、多岐にわたるITサービス展開。

沿革

年  月

概    要

2009年9月

シー・ビー・ホールディングス株式会社を設立(東京都千代田区)。

2009年11月

旧株式会社ブロードリーフの全株式を取得し、同社を完全子会社とする。

2010年1月

旧株式会社ブロードリーフを吸収合併し、同日、株式会社ブロードリーフに商号変更。

2010年3月

本社を品川区に移転。

2010年12月

株式会社メイクウェーブ・ジャパンの事業を譲受、同社を解散。

2011年12月

自動車アフターマーケットにおける業者間の問い合わせや受発注業務をシームレスに行える「BLパーツオーダーシステム(ビーエルパーツオーダーシステム)」のサービス提供を開始。

2012年7月

携帯性や操作性に優れるタブレット端末の特性を商談相手に活かす業務アプリケーション「CarpodTab

(カーポッドタブ)」の販売を開始。

2012年10月

中国の安徽省合肥市に博楽得信息科技(合肥)有限公司を子会社として設立。

2013年3月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

2014年4月

自動車整備工場へ集客支援を目的にカーオーナーへ顧客店舗の魅力を訴求するサービスブランド「街のカーウンセラー」認定店舗1号店がオープン。

2015年12月

フィリピンのメトロマニラマカティ市に現地法人Broadleaf I.T.Solutions Inc.を子会社として設立。

2017年3月

先端技術の研究開発を行う研究子会社、株式会社SpiralMindを設立。

2017年7月

株式会社タジマを子会社化。

2018年9月

「.NS」シリーズにAI機能を搭載した新商品「SF.NS3Ai」の販売を開始。

デジタルビジネスプラットフォーム 『Broadleaf Cloud Platform』と第一弾クラウドサービスであるSuper Frontmanシリーズ「Maintenance.c(メンテナンスドットシー)」の提供を開始。

2019年5月

株式会社産業革新研究所を子会社化。

2019年6月

KAIZEN Instituteと作業分析/業務最適化ソフトウェア「OTRS」のOEM契約を締結。9月より世界60カ国でグローバル向け「KAIZEN™ Time Study powered by OTRS」の販売を開始。

2019年11月

Zenmov株式会社を持分法適用関連会社化。

2019年12月

株式会社ネクストシステムと資本業務提携を開始。

2020年11月

ブロックチェーン技術を活用した中古車売買マーケットプレイスを運営するShelf APに3rdParty向けビジネスデジタルプラットフォーム「Broadleaf Cloud Platform」の提供を開始。

2021年2月

フィリピン パサイ市における新公共交通のモデル事業に参画。

2021年2月

自動車アフターマーケット領域のDX促進のため、Google Workspace™の取り扱い・連携を開始。

2021年10月

自動車整備業向けクラウドサービス「Maintenance.c」を機能拡張し、本格リリース。鈑金業向けクラウドサービス「Repair.c(リペアドットシー)」も同時リリース。

2022年7月

SALES GO株式会社を子会社化。

年  月

概    要

1983年2月

翼システム株式会社設立(東京都江東区)。

1983年8月

自動車部品商向けシステム「パーツマン」の販売を開始。

1986年6月

自動車整備業向けシステム「スーパーフロントマン」の販売を開始。

1991年6月

自動車鈑金塗装業向けシステム「スーパーフロントマン」の販売を開始。

1993年1月

機械工具商向けシステム「機工メイト」の販売を開始。

1993年12月

中古車販売業向けシステム「スーパーフロントマン」の販売を開始。

1998年3月

携帯電話販売代理店向け総合管理システム「携帯7」の販売を開始。

2000年7月

自動車用リサイクル部品共有在庫ネットワーク「パーツステーションNET」を構築、リサイクル部品決済代行サービス提供を開始。

2002年8月

旅行代理店向けシステム「旅行プレゼン」システムの販売を開始。

2004年4月

旅行業界向けシステム「SFバス運行システム」の販売を開始。

2004年6月

マイクロソフト株式会社と自動車業界向け各種ソリューションのMicrosoft.NET(マイクロソフト ドットネット)対応で提携。

2005年11月

自動車鈑金見積ネットワークシステムBK.NS(ビーケードットエヌエス)の先行販売を開始。

2005年12月

アイ・ティー・エックス翼ネット株式会社を子会社として設立。

「パッケージソフトウェア事業」を営業譲渡。

年  月

概    要

2005年12月

翼システム株式会社のパッケージソフトウェア事業を行うことを目的として、アイ・ティー・エックス翼ネット株式会社を設立(東京都江東区)。

パッケージソフトウェア事業(システム販売分野、サプライ販売分野、データメンテナンスサービス分野、保守サービス分野、手数料・課金・その他分野)を翼システム株式会社から譲り受け、業務を開始。

2006年1月

アイ・ティー・エックス株式会社を相手先とした第三者割当増資(増額資本金15,750百万円)を実施し、同社の連結子会社となる。

2006年8月

株式会社ブロードリーフに商号変更。

本社を東京都品川区に移転。

2006年9月

ジャシイ株式会社の株式を取得し、関連会社とする。

自動車整備ネットワークシステム「SF.NS(エスエフドットエヌエス)」並びに車両販売ネットワークシステム「CS.NS(シーエスドットエヌエス)」の販売を開始。

2007年1月

携帯電話販売代理店向け業務システムの新商品、「携帯7PRO(プロ)」の販売を開始。

2007年11月

中古車販売業向け業務システムの新商品、「VX.NS(ブイエックスドットエヌエス)」の販売を開始。

自動車販売支援ポータルサイト、「Carpod.jp(カーポッドジェーピー)」の運営を開始。

2008年9月

通信事業強化のため、株式会社メイクウェーブ・ジャパンの株式を取得し子会社化する。

2008年12月

携帯電話販売代理店向け業務システムの新商品、「MK.NS(エムケードットエヌエス)」の販売を開始。

2009年3月

自動車部品流通支援システムの新商品、「PM.NS(ピーエムドットエヌエス)」の販売を開始。

2009年10月

ジャシイ株式会社より作業改善ツール「OTRS(オーティーアールエス)」事業の譲受、販売を開始。

ジャシイ株式会社を解散。

2009年11月

自動車鈑金フロントネットワークシステムの新商品、「BF.NS(ビーエフドットエヌエス)」の販売を開始。「産業プラットフォーム」戦略を推進するため、カーライル・グループとの協働のもと、シー・ビー・ホールディングス株式会社(2009年9月にカーライル・グループによって設立された会社)が当社株式を全部取得し、当社(※1)はシー・ビー・ホールディングス株式会社の完全子会社となる。

2010年1月

シー・ビー・ホールディングス株式会社が当社を吸収合併し、消滅会社となる。

事業内容

ブロードリーフは、モビリティ産業を中心に、機械工具取扱い、旅行、携帯電話販売代理など幅広い業界に対して、クラウドサービスやパッケージシステムの提供を行っています。同社のBroadleaf Cloud Platformは、多様なサービスを組み合わせることで、顧客の業務を総合的にサポートし、経営や業務改革を支援しています。

具体的には、整備工場や製造工場向けに、作業分析や業務最適化ソフトウェアを提供し、作業現場の効率化を図っています。このソフトウェアは、動画分析や時間分析を通じて、作業プロセスの無駄を可視化し、時間短縮やコスト削減を実現します。また、伝統工芸の技術伝承や介護スタッフ教育、サービス業のベストプラクティス共有など、多岐にわたる産業への展開を進めています。

ブロードリーフは、ソフトウェアやハードウェアの保守サービス、サプライ品の販売も手がけており、365日稼働のコールセンターや全国の拠点に専門スタッフを配置することで、迅速なサポート体制を構築しています。さらに、ネットワーク経由でのソフトウェアやデータの最新化サービス、モビリティ産業でのリサイクル部品流通の決済代行サービス、自動車部品の電子受発注機能なども提供しています。

同社の事業は、クラウドサービスとパッケージシステムの2つの区分で構成されており、クラウドサービスにはソフトウェアサービスとマーケットプレイスが含まれ、パッケージシステムには業種特化型のシステムやそれに付随する保守・サポートサービスが含まれます。これらのサービスを通じて、ブロードリーフは顧客のデジタル化を支援し、業務効率化と経営改革を推進しています。

経営方針

ブロードリーフは、モビリティ産業を中心に、幅広い業界に対してクラウドサービスやパッケージシステムの提供を行っている企業です。同社は、「感謝と喜び」を企業理念に掲げ、お客様と共に繁盛するビジネスを進め、社会課題の解決にも努めています。AIを活用した自動運転や電気自動車など、変革期にあるモビリティ産業のニーズに迅速かつ柔軟に対応するため、Broadleaf Cloud Platformの拡大を推進し、デジタル化支援を通じて経営・業務改革を強化しています。

2022年2月9日に発表された2022-28年の中期経営計画では、「クラウドの浸透」と「サービスの拡張」を2つの成長戦略として掲げています。主力クラウドサービス『.cシリーズ』の更なる浸透と、多様なサービスの組み合わせにより、お客様の業務を総合的にサポートし、経営・業務改革の支援を実現していく方針です。これらの成長戦略は、「2つのDX」の観点から推進されており、一つはお客様のデジタルトランスフォーメーションを促進し、もう一つは同社グループ内でのデータエクスチェンジャーとしての機能強化を目指しています。

また、ブロードリーフはSDGsに代表される環境・社会課題の解決に向けた取り組みも強化しており、クラウド化の促進、新しい働き方への移行支援、自動車部品受発注ビジネスの浸透・eコマースビジネスの展開、データを活用したサービスの創出など、様々な施策を通じて中長期的な企業価値の向上を図っています。これらの取り組みは、同社が直面する経営環境の変化に対応し、持続可能な成長を目指す戦略の一環です。