ソフトマックスJP:3671

時価総額
¥47.9億
PER
10.6倍
電子カルテシステム、オーダリングシステム、医事会計システムの開発・販売・保守、健診・リハビリ支援システム提供、クラウド型医療情報システム「PlusUs」展開。

沿革

1974年1月

電算機、事務等機器、通信機器等の販売を目的として鹿児島市にビクター計算機九州販売株式会社を資本金120万円にて設立

1976年8月

株式会社ビクターターミナルシステムズに商号変更

1978年6月

株式会社鹿児島ビジネスコンピュータに商号変更

1978年8月

医事会計システムの開発・販売開始

1979年5月

コンピュータ機器の販売を目的として設立された株式会社宮崎ビジネスコンピュータ(宮崎市)を子会社化

1985年6月

コンピュータのソフトウェア開発及び販売を目的として株式会社スペック(鹿児島市)設立

1985年9月

医療情報システムの開発及び販売を目的として株式会社日本メディカルシステム(福岡市)設立

1986年4月

コンピュータ機器の販売を目的として設立された株式会社西日本ビジネスコンピュータ(久留米市)を子会社化

1998年6月

ハードウェアの開発を目的としてサイバーウェイ株式会社設立

2001年1月

株式会社鹿児島ビジネスコンピュータが株式会社宮崎ビジネスコンピュータ、株式会社西日本ビジネスコンピュータ、株式会社日本メディカルシステム、株式会社スペックのグループ4社を吸収合併しソフトマックス株式会社に商号変更

2002年4月

東京都台東区に東京支店を開設

2002年10月

オーダリングシステムの開発・販売開始

2004年2月

電子カルテシステムの販売開始

2004年4月

本社を東京都中央区に開設し同時に東京支店を移転

2006年4月

ソフトマックス株式会社がサイバーウェイ株式会社を吸収合併

2009年2月

東北地方における当社製品の拡販、立上導入指導及びサポートを目的としてヒューマンメディック株式会社(秋田市)設立

2011年4月

Web型電子カルテシステムの開発・販売開始

2011年5月

鹿児島市加治屋町に本店を移転

2012年2月

Web型電子カルテシステムの拡販を目的として株式会社ソーネット(大阪市)へ資本参加

2013年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2013年7月

製品ブランド名を「HONEST」から「PlusUs」へ変更

2013年11月

宮城県仙台市青葉区に仙台営業所(現、仙台出張所)を開設

2013年11月

株式会社リンクス(鹿児島市)がその他の関係会社へ

2013年12月

非連結子会社ヒューマンメディック株式会社が解散

2013年12月

秋田県秋田市に秋田営業所を開設

2016年2月

東京都品川区に本社及び東京支店を移転

2020年11月

北海道札幌市中央区に札幌営業所を開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズからグロース市場へ移行

事業内容

ソフトマックスは、医療情報システムの開発、販売、および保守サポートを主軸に事業を展開しています。同社グループは、ソフトマックスとその他の関係会社1社から構成され、電子カルテシステム、オーダリングシステム、医事会計システムなどの総合医療情報システムの提供に注力しています。販売区分は「システムソフトウェア」、「ハードウェア」、「保守サービス等」に分かれており、医療機関向けに院内業務の効率化を図る各種システムを提供しています。

主な製品には、Web型電子カルテシステム「PlusUs-カルテ」、Web型オーダリングシステム「PlusUs-オーダ」、医事会計システム「PlusUs-医事」があります。これらのシステムは、医療現場のニーズに応えるために開発され、医療情報の一元管理や効率的なデータ管理を実現しています。また、健診システム「PlusUs-健診」、リハビリ部門システム「PlusUs-リハ」、手術部門システム「PlusUs-手術」など、特定の部門をサポートするシステムも開発、販売しています。

さらに、ソフトマックスはオンプレミス型のシステムに加え、クラウド型医療情報システムをサブスクリプションモデルで提供しており、初期コストや運用管理コストの削減、高いセキュリティと耐災害性を実現しています。販売・サポート体制としては、日本国内の複数地域に営業拠点を設置し、直販を主体にしつつ、一部協業による販売も行っています。特に九州エリアを中心に、関東、東北、北海道エリアでの営業体制強化に努めています。

経営方針

ソフトマックスは、医療情報システムの開発、販売、保守サポートを通じて、医療業界に革新をもたらすことを目指しています。同社の成長戦略は、品質とサービスの向上、顧客との共成長、社会変革への対応と貢献の三つの基本方針に基づいています。これらの方針を実現するため、同社は国際品質保証規格ISO9001や情報セキュリティ認証規格ISO27001の取得をはじめ、プライバシーマークの取得による個人情報保護の徹底を図っています。

経営環境の変化に対応するため、ソフトマックスは医療情報システムの非接触型ソリューションやデジタル化推進に注力しています。特に、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うデジタル化の必要性が高まる中、オンライン資格確認や電子処方箋などの医療DX推進施策を基盤とするシステムの開発に力を入れています。また、地域医療連携を促進するWeb型電子カルテシステムのクラウドベースの提供を通じて、広域での医療情報の連携を推進しています。

優先的に対処すべき事業上の課題として、ソフトマックスは品質と顧客満足度の向上、営業基盤と導入体制の強化、人材の採用と育成に焦点を当てています。これらの課題に対応するため、同社は医療機関のニーズに応えるシステムの開発と機能強化、営業手法の刷新と営業体制の強化、積極的な採用活動と教育体制の確立に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、ソフトマックスは医療情報システムを通じて日本の医療に貢献し、持続的な成長を目指しています。