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ブレインパッドJP:3655
沿革
2004年 3月 |
東京都品川区西五反田にて、株式会社ブレインパッド設立 (資本金10,000千円、品川区西五反田6-24-2) |
2004年 7月 |
データマイニング業務の受託サービス開始 |
2006年 5月 |
東京都品川区東五反田へ本社移転(品川区東五反田5-2-5) |
2006年 9月 |
レコメンドエンジン搭載プライベートDMP「Rtoaster(アールトースター)」を提供開始 |
2007年10月 |
財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC、現:一般財団法人日本情報経済社会推進協会)より、「プライバシーマーク」を取得 |
2010年 2月 |
運用型広告最適化ツール「L2Mixer(エルツーミキサー)」を販売開始(同製品は、2019年2月にサービス終了) |
2011年 9月 |
東京証券取引所 マザーズ市場に上場 |
2013年 2月 |
ソーシャルリスニング・ツール「Crimson Hexagon ForSight Platform(クリムゾンヘキサゴン・フォーサイト・プラットフォーム)」(現:Brandwatch(ブランドウォッチ))の取り扱いを開始 |
2013年 3月 |
マーケティング・オートメーション「Probance Hyper Marketing(プロバンス・ハイパー・マーケティング)」(現:Probance(プロバンス))の取り扱いを開始。 |
2013年 7月 |
東京証券取引所 市場第一部に市場変更 |
2013年 8月 |
データサイエンティスト育成を支援する企業および個人向け研修プログラム「ブレインパッド教育講座(現・データ活用人材育成サービス)」を提供開始 |
2013年 8月 |
東京都港区白金台へ本社移転(港区白金台3-2-10) |
2013年 9月 2013年10月 |
アメリカ合衆国カリフォルニア州に現地法人として、子会社 BrainPad US Inc.を設立 (出資比率100.0%) 「webレコメンデーションならびに広告配信技術、データ分析技術を利用したSaaSサービスの提供」の範囲において、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の国際規格であるISO27001の認証を取得 |
2014年 1月 2015年 3月 2015年10月 |
ヤフー株式会社(現 Zホールディングス株式会社)との合弁により、株式会社Qubitalデータサイエンス(キュービタルデータサイエンス)を設立(出資比率49.0%)(同社は、2017年6月期に清算) Mynd株式会社(マインド株式会社)の株式を取得、子会社化(出資比率100.0%。同社を、2021年12月に吸収合併) 自然言語処理エンジン「Mynd plus(マインドプラス)」を提供開始 |
2018年 2月 2018年 7月 2019年 4月 2019年 7月 |
広告運用支援ツール「AdNote(アドノート)」を提供開始(同製品は、2021年12月にサービス終了) マッチングエンジン「Conomi(コノミ)」を提供開始 運用型広告入稿支援ツール「AdPencil(アドペンシル)」を提供開始(同製品は、2021年12月にサービス終了) 拡張分析ツール「BrainPad VizTact(ブレインパッド・ビズタクト)」を提供開始 |
2020年 7月 |
株式会社電通グループとの合弁により、株式会社電通クロスブレインを設立(出資比率33.4%) |
2020年11月 2022年 2月 |
伊藤忠商事株式会社と資本業務提携 株式会社りそなホールディングスと資本業務提携 |
2022年 4月 2022年 5月 2022年 7月 |
東京証券取引所 プライム市場に移行 東京都港区六本木へ本社移転(港区六本木3-1-1) 株式会社TimeTechnologies(株式会社タイムテクノロジーズ)の株式を取得、子会社化(出資比率100.0%) |
事業内容
ブレインパッドは、2004年の創業以来、「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」というパーパスのもと、データ活用のリーディングカンパニーとして位置づけられています。同社は、DX、AI、ビッグデータの活用を通じて、企業のビジネス創造と経営改善を支援しており、金融、小売、メーカー、サービス業界など幅広い分野で1,300社以上の支援実績を持ちます。
ブレインパッドの事業セグメントは、プロフェッショナルサービス事業とプロダクト事業の2つに大別されます。プロフェッショナルサービス事業では、データ分析やシステム開発を含むコンサルティング、人的支援を通じて顧客企業のデータ活用を支援しています。一方、プロダクト事業では、自社製および他社製プロダクトの提供を通じて、顧客企業のデータ活用をサポートしています。
プロダクト事業における主な製品には、「Rtoaster」(レコメンドエンジン・プライベートDMP・CDP)、LINE特化型マーケティングオートメーションの「Ligla」、BtoC向けマーケティングオートメーションプラットフォーム「Probance」、マッチングエンジン「Conomi」、デジタルコンシューマーインテリジェンス「Brandwatch」、拡張分析ツール「BrainPad VizTact」、分析ソフトウェアプラットフォーム「Altair Analytics」、ロボティックプロセスオートメーション「BrainRobo」などがあります。これらの製品は、顧客データの統合・分析から、高度なアルゴリズムを用いたパーソナライズ、マーケティングオートメーション、データ分析・レポーティング、業務自動化に至るまで、幅広いニーズに応えるソリューションを提供しています。
経営方針
ブレインパッドは、データ活用を通じて持続可能な未来を創造することを目指し、技術と人材のサプライチェーンを再構築し、国際競争力のある豊かな日本の再生に貢献するというミッションを掲げています。同社は、日本のデジタル競争力の向上を目指し、IT人材やデータ活用人材の不足、リスキリング、ITやデータ活用の内製化促進という課題に取り組んでいます。
2023年5月12日には、2024年6月期から始まる3年間の中期経営計画を発表しました。この計画では、事業体制の急速な拡大から経営モデルの刷新へと舵を切り、高利益体質への転換を目指しています。財務目標としては、売上高の成長、EBITDAマージンの向上、ROEの改善を掲げており、特にEBITDAマージンの向上に力点を置いています。
成長戦略としては、高利益体質への構造転換、提供価値とサービス体制の再構築、産業ポートフォリオの見直し、サービス・ポートフォリオの拡大を挙げています。これらの戦略を通じて、顧客あたりの利益率の向上、プロフェッショナルサービス事業とプロダクト事業の融合、小売・消費者向けサービス業界から製造・流通、金融業界へのシフト、教育・人材サービスへの拡充などを進めていきます。
ブレインパッドは、これらの戦略を実行することで、データ活用のリーディングカンパニーとしての地位をさらに強化し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。