駅探JP:3646

駅探は、「From the Stations～駅から始めよう～」を事業コンセプトに掲げ、連結子会社7社と共に事業を展開しています。駅探は、公共交通機関を中心とした乗換案内や時刻情報、運行情報をリアルタイムで提供する情報コンテンツサービスを核に、地域の生活者のニーズとサービスを結びつける「地域マーケティングプラットフォーム（RMP）」の実現を目指しています。

駅探の事業セグメントは、モビリティサポート事業、広告配信プラットフォーム事業、M&A・インキュベーション事業の3つに分かれています。モビリティサポート事業では、「駅探ドットコム」の有料課金サービスや広告枠の販売、他社ポータルサイトへのコンテンツ提供、携帯キャリアや鉄道会社への乗換案内ASPの提供などを行っています。

広告配信プラットフォーム事業では、「駅探ドットコム」の事業資産を活かした自社メディア広告やアフィリエイト広告、プラウドエンジン株式会社によるインターネット広告代理販売、株式会社音生が提供するマーケティングASPの販売などを手掛けています。

M&A・インキュベーション事業では、駅探I&Iによる投資活動や、投資先子会社であるグロースアンドコミュニケーションズ株式会社、株式会社サイバネット、株式会社アイティジェイによるシステム関連業務（開発保守、SES）、労働者派遣などを行っています。これらの事業を通じて、駅探は多角的なサービスを提供しています。

駅探は、「世の中にない新たなサービスを創り出し、社会の役に立つ」というビジョンを掲げています。このビジョンのもと、同社は「From the Stations～駅から始めよう～」という事業コンセプトを採用し、公共交通機関を中心に地域の生活者と事業者を結びつけることを目指しています。特に、MaaS（Mobility as a Service）を活用し、社会問題に対応したサービスを提供することに注力しています。

同社の成長戦略の中心には「地域マーケティングプラットフォーム（RMP）」構想があります。この構想は、地域の生活者のニーズと事業者のサービスを結びつけ、新たな収益源を創出することを目的としています。RMPメディアの強化やソリューションの拡大を通じて、広告収入の増加やユーザビリティの向上を図り、収益基盤の強化を進めています。

また、駅探はM&Aやアライアンス戦略を通じて事業ポートフォリオの強化を図っています。新たなスキルや事業資産を持つ企業との提携を進め、収益拡大に貢献する事業体を取り込むことで、グループ全体の成長を加速させています。これにより、安定的な収益を確保し、持続可能な成長を目指しています。

さらに、同社は人材の確保と育成にも力を入れています。豊かな経験と高いスキルを持つ人材の採用や、社員のスキル向上を図る育成施策を実施しています。テレワーク環境の整備や評価制度の改善を通じて、社員が能力を最大限に発揮できる環境を整え、組織全体の競争力を高めています。

最後に、駅探はグループガバナンス体制の強化にも取り組んでいます。業容拡大に伴う業務の増大に対応し、内部統制の仕組みを改善することで、グループ全体のコーポレート・ガバナンスを強化し、持続可能な成長を支える基盤を築いています。