コーエーテクモホールディングスJP:3635

時価総額
¥7004.3億
PER
25.1倍
エンタテインメントコンテンツの開発・販売、スロット・パチンコの液晶受託開発、不動産の運用・管理、ベンチャーキャピタル事業。

事業内容

コーエーテクモホールディングスは、エンタテインメント事業、アミューズメント事業、不動産事業、その他事業の4つの事業セグメントを展開しています。

エンタテインメント事業では、ゲームソフトの開発・販売を行っています。国内では株式会社コーエーテクモゲームスが中心となり、海外ではKOEI TECMO AMERICA Corporationなどが活動しています。

アミューズメント事業では、スロットやパチンコの液晶受託開発やアミューズメント施設の企画・運営を行っています。主に株式会社コーエーテクモウェーブがこの分野を担当しています。

不動産事業では、賃貸用不動産の運用・管理を行っています。この事業は主に国内で展開され、株式会社コーエーテクモゲームスが関与しています。

その他事業には、ベンチャーキャピタル事業や有価証券の運用が含まれます。株式会社コーエーテクモキャピタルなどがこの分野で活動しています。

経営方針

コーエーテクモホールディングスは、成長戦略として「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」を目指しています。同社は「創造と貢献」を掲げ、新しい価値を創造し社会に貢献することを重視しています。このビジョンを実現するため、同社は高品質なコンテンツの創発や成長性と収益性の実現、社員の福祉向上、新分野への挑戦を経営基本方針としています。

同社の中期経営計画では、成長のための基盤づくりをテーマに掲げています。具体的には、パイプラインの数と質の向上、販売力の強化、コスト効率の改善を目指しています。これを支えるために、人的資本とガバナンスの強化、事業戦略の推進、キャッシュアロケーションの最適化を重点的に取り組んでいます。

エンタテインメント事業では、コンソールやPC、オンライン・モバイル分野への積極的な投資を行い、IPの価値を最大化しています。アミューズメント事業では、スロットやパチンコ、アミューズメント施設の改善と新規施策を進めています。不動産事業では、物件管理の向上と高稼動率の維持により安定収益を目指しています。

同社は、グローバル市場での競争力を高めるため、開発体制の拡充やAAA水準の品質向上、コスト削減・管理の強化を進めています。また、グローバルマーケティング・パブリッシングの拡充を図り、中東・北アフリカ地域への展開を開始し、インド・東南アジア市場も視野に入れています。