GMOペパボJP:3633

時価総額
¥73.3億
PER
インターネットサービスを提供する会社で、ホスティング(「ロリポップ!」など)、EC支援(「カラーミーショップ」など)、ハンドメイド(「minne」)、金融支援(「FREENANCE」)の事業を展開。

沿革

2003年1月

福岡県福岡市中央区に、個人向けホスティング事業を事業目的とした有限会社paperboy&co.を設立

2004年1月

「ロリポップ!」においてオンラインショッピングカート機能「Color Me Shop!mini」の提供を開始し、EC支援事業へ参入

ドメイン取得代行サービス「ムームードメイン」提供開始

2月

レンタルブログサービス「JUGEM」の提供を開始し、コミュニティ事業に参入

3月

有限会社より株式会社へ組織変更
グローバルメディアオンライン株式会社(現 GMOインターネットグループ株式会社)を割当先とした第三者割当増資を実施し、同社の連結子会社となる

5月

本社を東京都渋谷区に移転

2005年2月

ネットショップ構築ASPサービス「Color Me Shop!pro(現 カラーミーショップ)」提供開始

11月

クリエイター向けレンタルサーバー「ヘテムル」提供開始

2008年12月

2009年5月

ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード))に株式を上場

ホームページ構築ASPサービス「グーペ」提供開始

2012年1月

ハンドメイド作品のオンラインマーケットサービス「minne」提供開始

2014年4月

株式会社paperboy&co.よりGMOペパボ株式会社へ商号変更

オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」提供開始

2015年6月

CtoCハンドメイドマーケット「tetote」などを展開するGMOペパボオーシー株式会社(旧OCアイランド株式会社)を連結子会社化

2017年1月

ハンドメイド事業の成長をさらに加速させるため、当社を存続会社としてGMOペパボオーシー株式会社を吸収合併

2018年4月

株式会社ベーシックが運営するオンデマンドオリジナルグッズ作成サービス「Canvath」事業を譲受

2018年9月

情報セキュリティ関連事業を目的としたGMOペパボガーディアン株式会社を設立

2019年2月

フリーランス向け金融支援サービス「FREENANCE」などを展開するGMOクリエイターズネットワーク株式会社を連結子会社化

2019年12月

東京証券取引所市場第二部へ市場変更

2020年12月

東京証券取引所市場第一部に指定

2021年4月

ブログメディアサービス「JUGEM」を事業譲渡

2022年4月

東京証券取引所プライム市場へ移行

チーム・教室のための会員管理クラウドサービス「GMOレンシュ」提供開始

2023年10月

東京証券取引所スタンダード市場へ移行

事業内容

GMOペパボは、表現活動を支援するための様々なインターネットサービスを展開している企業です。同社は、ホスティング、EC支援、ハンドメイド、金融支援の4つの主要事業セグメントを持っています。

ホスティング事業では、「ロリポップ!」という簡単、多機能、高速性能のレンタルサーバーサービス、「ムームードメイン」のドメイン取得代行サービス、「ヘテムル」のクリエイター向けレンタルサーバーサービス、そして「グーペ」のホームページ作成サービスを提供しています。

EC支援事業では、「カラーミーショップ」を通じたECサイト構築サービスと、「SUZURI」のオリジナルグッズ作成・販売サービスを展開しています。

ハンドメイド事業では、「minne」というハンドメイドマーケットサービスを提供し、クリエイターが自身の作品を販売できるプラットフォームを提供しています。

金融支援事業では、「FREENANCE」というフリーランス向けのファクタリングサービスを展開し、フリーランスの方々が安定した収入を得られるよう支援しています。

これらの事業を通じて、GMOペパボはインターネットで何かを始めたい人々に対して、利用しやすい価格で多様なサービスを提供し、人類のアウトプットを増やすことをミッションとしています。

経営方針

GMOペパボは、インターネットサービスを提供する企業として、多岐にわたる表現活動を支援することを目指しています。同社は、「もっとおもしろくできる」という企業理念のもと、人類のアウトプットを増やすことをミッションに掲げており、個人だけでなく企業活動においても自由な表現ができる環境の創造を目指しています。

成長戦略として、GMOペパボは成長性の高い市場への新サービス投入を重視しています。ホスティング事業やEC支援事業など、安定的で高い収益力を持つストック型ビジネスモデルを基盤に、EC支援事業やハンドメイド事業、金融支援事業などのフロー型ビジネスモデルへの投資を行い、事業領域の拡大を図っています。また、優秀な人材の確保にも力を入れており、給与水準の引き上げや福利厚生の充実、社内教育や人事制度の整備を通じて、企業としてのブランド及び企業価値の向上を目指しています。

金融支援事業においては、貸倒リスクの管理に注力し、継続取引先に対するモニタリングの強化や新規取引先に対する与信上限の引き下げなど、貸倒関連費用の抑制に努めています。これらの経営課題に対しては、成長スピードに応じたリスク管理体制や法令遵守体制など、コーポレート・ガバナンスの強化を図っています。

中長期的な事業戦略として、GMOペパボはホスティング事業やEC支援事業の安定的な収益力を活かし、成長性の高い事業への投資を行い、企業価値の向上を目指しています。これにより、同社は有機的に事業成長を続けることを目標としています。