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TISJP:3626
沿革
年月 |
概要 |
2007年12月 |
TIS株式会社と株式会社インテックホールディングス(以下、「両社」という。)が株主総会の承認を前提として、株式移転により両社の完全親会社となる共同持株会社を設立し、経営統合することにつき、各取締役会において決議の上、基本合意。 |
2008年4月 |
両社が共同株式移転の方法により、当社(ITホールディングス株式会社)を設立。 |
2008年10月 |
TIS株式会社の保有する子会社9社(株式会社ユーフィット、株式会社アグレックス、クオリカ株式会社、AJS株式会社、株式会社エス・イー・ラボ、TISトータルサービス株式会社、TISリース株式会社、BMコンサルタンツ株式会社、TISソリューションビジネス株式会社)の全株式について、当社を承継会社とする吸収分割を実施。上記9社を当社の直接の子会社とする。 |
2009年3月 |
株式会社エス・イー・ラボの完全子会社化のため、同社株券等に対する公開買付けを通じ、同社に対する議決権所有割合を51.0%(間接保有を含む。)から94.0%とする。 |
2009年4月 |
グループ各社のバックオフィス業務のシェアードサービスを提供する子会社「ITサービスフォース株式会社」を設立。 |
2009年6月 |
株式会社エス・イー・ラボの完全子会社化が完了。 |
2009年7月 |
株式会社エス・イー・ラボとTISソリューションビジネス株式会社が経営統合し、「ネオアクシス株式会社」を設立。 |
2009年10月 |
株式会社インテックが株式会社インテックホールディングスを吸収合併。 |
2009年12月 |
「ソラン株式会社」を完全子会社化し経営統合するため、同社株式に対する公開買付けを通じ、子会社化(議決権所有割合91.5%)。 |
2010年4月 |
ソラン株式会社の完全子会社化が完了。 株式会社インテックの保有する子会社2社(株式会社アイ・ユー・ケイ、中央システム株式会社)の全株式について、当社を承継会社とする吸収分割を実施。上記2社を当社の直接の子会社とする。 当社の保有するTISトータルサービス株式会社の全株式について、TIS株式会社を承継会社とする吸収分割を実施。TISトータルサービス株式会社をTIS株式会社の子会社とする。 |
2011年2月 |
株式会社ユーフィットを完全子会社化。 |
2011年4月 |
TIS株式会社がソラン株式会社、及び株式会社ユーフィットを吸収合併。 |
2012年2月 |
東京本社を新宿区西新宿に移転するとともに、当社を含むグループ会社計9社の東京地区の事業拠点を同所に集約。 |
2012年10月 |
当社の保有する株式会社アイ・ユー・ケイの全株式について、株式会社インテックを承継会社とする吸収分割を実施。株式会社アイ・ユー・ケイを株式会社インテックの子会社とする。 |
2013年1月 |
当社の保有するBMコンサルタンツ株式会社の全株式について、TIS株式会社を承継会社とする吸収分割を実施。BMコンサルタンツ株式会社をTIS株式会社の子会社とするとともに「TISビジネスコンサルタンツ株式会社」に商号変更。 |
2013年11月 |
中央システム株式会社を簡易株式交換により完全子会社化。 |
2014年4月 |
TISリース株式会社がリース事業撤退の方針に基づき、リース資産売却の上で解散。 |
2014年6月 |
グループのコーポレートロゴマークを統一するとともに、ブランドメッセージ「Go Beyond」を制定。 |
2014年12月 |
株式会社アグレックスの完全子会社化のため、同社株式等に対する公開買付けを通じ、同社に対する議決権所有割合を93.3%とする。 |
2015年3月 |
株式会社アグレックスの完全子会社化が完了。 |
2016年4月 2016年7月 |
TIS株式会社と株式会社インテックの間で事業の一部再配置を実施。 当社が完全子会社であるTIS株式会社を吸収合併し、事業持株会社体制へ移行するとともに、当社の商号をITホールディングス株式会社からTIS株式会社に変更。 |
2017年5月 |
2026年に目指す企業像を「Create Exciting Future」と定めた新たなグループビジョンを策定。 |
2019年1月 |
グループ基本理念「OUR PHILOSOPHY」を策定。 |
2020年2月 |
Sequent Software Inc.(米国)を子会社化。 |
2020年4月 |
当社EDI事業の株式会社インテックへの承継を実施。 |
2020年10月 |
持分法適用会社であるMFEC Public Company Limited(タイ王国)を、同社株式に対する公開買付けを通じて子会社化。 |
年月 |
概要 |
2021年2月 |
グループのCIロゴ及びブランドメッセージを刷新し、新ブランドメッセージを「ITで、社会の願い叶えよう。」とする。 |
2021年3月 |
東京地区におけるグループの主要拠点を2つの基幹オフィスに移転・集約するため、豊洲オフィスを開設。 |
2021年4月 |
当社の中央官庁・自治体等行政機関向け事業の一部を株式会社インテックへ承継。 |
2021年11月 |
中央システム株式会社の発行済全株式をグループ外へ譲渡。 |
2022年4月 |
当社のグループシェアードサービス事業を吸収分割によりTISトータルサービス株式会社へ承継するとともに「TISビジネスサービス株式会社」に商号変更。 東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行。 |
2023年3月 |
当社の保有するSequent Software Inc.(米国)の全株式をグループ外へ譲渡。 |
2023年4月 |
日本ICS株式会社を完全子会社化。 |
事業内容
TIS株式会社(以下、TIS)とそのグループ企業は、情報技術(IT)サービスの提供において幅広い事業セグメントを持っています。TISグループは、主にTIS本体、連結子会社50社、持分法適用会社74社から構成され、情報化投資に関連するアウトソーシング業務、クラウドサービス、ソフトウェア開発、各種ソリューションの提供を行っています。これらのサービスに加え、関連するコンサルティング業務や管理事業なども手掛けています。
TISの事業セグメントは、オファリングサービス、ビジネスプロセスマネジメント(BPM)、金融IT、産業IT、広域ITソリューションの5つに大別されます。オファリングサービスでは、TISグループが蓄積したベストプラクティスに基づく知識集約型ITサービスを提供しており、TISシステムサービス株式会社やMFEC Public Company Limitedが主な連結子会社として挙げられます。
BPMセグメントでは、IT技術や業務ノウハウを活用してビジネスプロセスの高度化、効率化、アウトソーシングを実現しており、株式会社アグレックスがこの分野の主な連結子会社です。
金融ITセグメントは、金融業界に特化したビジネス・業務ノウハウをベースに、事業・IT戦略の共同検討・推進を支援しています。産業ITセグメントでは、金融以外の産業分野に特化したサービスを提供し、クオリカ株式会社やAJS株式会社が連結子会社として活動しています。
広域ITソリューションセグメントでは、地域や顧客サイトを含む広範囲にわたるITプロフェッショナルサービスを提供し、株式会社インテックやTISソリューションリンク株式会社が主要な連結子会社です。
その他のセグメントでは、TISビジネスサービス株式会社やソランピュア株式会社などが、付随的なITサービスを提供しています。これらの事業セグメントを通じて、TISグループは多岐にわたる業界と顧客に対して、包括的なITソリューションを提供しています。
経営方針
TIS株式会社(以下、TIS)とそのグループ企業は、デジタル技術を駆使して社会に新たな価値を提供することを目指しています。その基本理念「OUR PHILOSOPHY」に基づき、デジタルムーバーとしての役割を果たすことを経営方針として掲げています。TISは、顧客から信頼される戦略パートナーとして、市場の革新と新たな市場の創造に挑戦し続けることを目標としています。
中期経営計画「Be a Digital Mover 2023」では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の提供価値向上を基軸に、事業構造の転換を図り、グループビジョン2026の達成に向けた成長加速を目指しています。この計画において、売上高5,000億円、営業利益率11.6%などの具体的な目標を設定し、戦略ドメイン比率60%、社会課題解決型サービス事業売上高500億円を目指しています。
TISは、ストラテジックパートナーシップビジネス、ITオファリングサービス、ビジネスファンクションサービス、フロンティア市場創造ビジネスの4つの戦略ドメインを定義し、これらを通じて市場創造とビジネスの革新を推進しています。また、グローバル事業の拡大、人材の先鋭化・多様化、経営マネジメントの高度化など、経営戦略の実現に向けた取り組みを進めています。
特に、ASEAN地域での事業展開に力を入れ、ASEANトップクラスのIT企業連合体を目指しています。これにより、グローバルでの競争力強化とTISの優位性のあるポジション確立を目指しています。さらに、サステナビリティ経営を推進し、社会課題の解決に貢献することで、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上を図っています。