TSIホールディングスJP:3608

時価総額
¥781.9億
PER
アパレル製造販売、販売代行・人材派遣、合成樹脂製品製造販売、店舗設計監理、飲食、化粧品・香水・石鹸販売を展開。

沿革

2010年10月14日

㈱東京スタイル(現 当社、以下同じ。)及び㈱サンエー・インターナショナル(現 当社、以下同じ。)は、臨時株主総会の承認を前提として、共同株式移転の方法により共同で当社を設立することについて合意に達し、両社の取締役会において当該株式移転に関する「株式移転契約書」の締結及び「株式移転計画書」の共同作成を決議。

2011年1月27日

㈱東京スタイル及び㈱サンエー・インターナショナルの臨時株主総会において、両社が共同で株式移転の方法により当社を設立し、両社がその完全子会社となることについて決議。

2011年6月1日

㈱東京スタイル及び㈱サンエー・インターナショナルが株式移転の方法により当社を設立。当社の普通株式を東京証券取引所に上場。

2014年3月3日

当社グループの組織再編に伴い、㈱東京スタイル及び㈱サンエー・インターナショナルが新設分割により5社の子会社を新設し、それぞれの事業を移管。同時に、㈱東京スタイルは㈱東京スタイル資産管理に、㈱サンエー・インターナショナルは㈱サンエー・インターナショナル資産管理にそれぞれ商号変更。

2014年7月1日

本店所在地を東京都港区南青山へ移転。

2014年9月1日

当社を吸収合併存続会社、連結子会社である㈱東京スタイル資産管理、㈱サンエー・インターナショナル資産管理及び㈱ティエスプラザの各社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施。

2017年11月20日

本店所在地を東京都港区北青山へ移転。

2021年3月1日

当社グループの組織再編に伴い、㈱サンエー・ビーディーを吸収合併存続会社、㈱ナノ・ユニバース、㈱ローズバッド、㈱TSIグルーヴアンドスポーツ、㈱サンエー・インターナショナル、㈱アングローバル、㈱アイソラー及び㈱TSI ECストラテジーを吸収合併消滅会社とする吸収合併を行うとともに、商号を㈱TSIへ変更。

2021年3月12日

当社グループの組織再編に伴い、㈱TSIを存続会社、㈱TSI・プロダクション・ネットワークを吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施。また、㈱TSI・プロダクション・ネットワークは㈱TSIソーシャルワークスを設立して、㈱TSI・プロダクション・ネットワークが営む事業の一部を承継させる新設分割を実施。

2022年4月4日

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年9月20日

本店所在地を東京都港区赤坂へ移転。

事業内容

TSIホールディングスグループは、持株会社であるTSIホールディングスを中心に、多岐にわたる事業を展開しています。主要な事業セグメントは、アパレル関連事業であり、これにはファッション・アパレル商品の製造販売が含まれます。このセグメントは、同社グループの中核を担っており、連結子会社20社がこの分野で活動しています。

加えて、TSIホールディングスグループはアパレル関連事業以外にも、販売代行や人材派遣事業、合成樹脂製品の製造販売、店舗設計監理、飲食事業、化粧品や香水、石鹸などの仕入れ及び販売事業など、多様なサービスを提供しています。これらの「その他の事業」は、7社の連結子会社によって手がけられており、グループの事業の多角化に貢献しています。

また、同社グループは持分法適用会社1社を含む、合計28社の連結子会社を有しており、それぞれの事業領域で専門性を発揮しながら、グループ全体の成長を支えています。TSIホールディングスグループは、これらの事業を通じて、幅広い顧客ニーズに応える製品とサービスを提供し続けています。

経営方針

TSIホールディングスは、2021年4月に発表した「TSI Innovation Program 2024」を見直し、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、2022年4月に「TSI Innovation Program 2025(TIP25)」を策定しました。この中期経営計画では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展と社会環境、お客様のライフスタイルの変化に対応し、ファッションエンターテインメントを通じて世界の共感と社会的価値を生み出すことを目指しています。

同社は、ブランド価値の向上を目指し、魅力的なコミュニティの創造、遊びのプラットフォーム拡充、トレンドと変化への対応、次世代コンテンツの拡大など、複数の戦略を推進しています。これには、アパレルとカフェ事業の融合や、ストリートファッションブランドを活用したスケートボードカルチャーの発信、D2Cブランド事業の拡大などが含まれます。

収益改善に向けては、EC売上の拡大、製販計画の最適化、宣伝販促への投資などを行っています。これらの取り組みを通じて、市場の期待を超える商品やサービスの提供、収益性の高い販促活動の実施を目指しています。

サステナビリティに関しては、人間・社会・環境の3つの重要領域における9つのマテリアリティを特定し、事業を通じた課題解決に取り組んでいます。また、気候変動への取り組みとして、TCFD提言への賛同と情報開示を行っています。

企業文化創造においては、ワークスタイル変革、人材開発、内部統制の強化、意識変革などを進めています。これには、フリーアドレスの導入、ジョブローテーション制度の導入、社員の創造性を高める働き方の推進などが含まれます。

TSIホールディングスは、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を目指し、社会的価値の創出に努めています。