アセンテックJP:3565

時価総額
¥71.7億
PER
情報セキュリティ対策を中心に、仮想デスクトップソリューション「Resalio」、フラッシュストレージ、リモートPCアレイ、クラウド型サービス「Resalio DaaS」等を提供。

沿革

2009年2月

株式会社エム・ピー・ホールディングスの新設分割子会社として、東京都新宿区に株式会社エム・ピー・テクノロジーズ(資本金5,000万円)を設立

仮想デスクトップソリューションの関連製品・サービスの販売を開始

2012年3月

東京都千代田区神田練塀町にVDIイノベーションセンターを設立

2012年10月

「アセンテック株式会社」に社名変更。本店所在地を東京都豊島区南池袋に移転

2012年10月

日本セーフネット株式会社とPKIベースUSB認証トークン及びワンタイムパスワード等の認証製品全般に関するリセラー契約を締結

2013年3月

株式会社ネットワールドと業務提携

2013年4月

資本金を6,500万円に増資

2013年9月

Nimble Storage,Inc.と代理店契約を締結

2014年1月

Atrust Computer Corp.と国内ディストリビュータ契約を締結

2014年1月

日本マイクロソフト株式会社の提供するクラウド統合ストレージソリューション「StorSimple」の国内サービス販売開始

2014年10月

デル株式会社とプレミアパートナー契約を締結

2015年8月

GMOインターネット株式会社(現GMOインターネットグループ株式会社)とリセールパートナー契約を締結

2015年11月

「Resalio(レサリオ)」シリーズのクラウドクライアントデバイスとして、Resalio Lynx 300、500を発表

2015年12月

「Resalio」シリーズの仮想デスクトップサービスとして、GMOインターネット株式会社(現GMOインターネットグループ株式会社)のクラウド基盤を活用した「Resalio DaaS(レサリオ・ダース)」のサービス提供を開始

2016年3月

資本金を7,120万円に増資

2016年10月

独自ソリューションである仮想デスクトップ専用サーバ「リモートPCアレイ」の販売提供を開始

2017年4月

東京証券取引所マザーズ市場へ上場

2017年10月

本店所在地を東京都千代田区神田練塀町に移転

2017年10月

日本ヒューレット・パッカード株式会社と一次店契約を締結

2018年8月

東京都台東区にインフラソリューションラボ(システム検証センター)を設立

2019年1月

独自ソリューション RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)利用に適した「リモートPCアレイ50」の販売を開始

2019年1月

独自ソリューション 大規模仮想デスクトップに対応の「リモートPCアレイ200」の販売を開始

2019年9月

東京証券取引所市場第一部へ上場

2020年5月

株式会社ピー・ビーシステムズと業務提携

2020年5月

株式会社理経と業務提携

2020年9月

Google Cloud パートナー契約を締結

2020年12月

パルスセキュア社とディストリビュータ契約を締結

2021年5月

ゼロトラスト・シンクライアント「Resalio Lynx 300」の販売を開始

2021年11月

株式会社ニーズウェルと業務提携

2022年2月

セキュアにリモートアクセスが可能になる「Resalio Connect」の販売を開始

2022年3月

株式会社アイネスとの業務提携

2022年4月

東京証券取引所 市場第一部からプライム市場へ移行

事業内容

アセンテックは、情報セキュリティ対策として、仮想デスクトップソリューションを中心に事業を展開しています。同社は、海外メーカーとの1次代理店契約を通じて商品の輸入・販売・保守を行い、また、国内顧客の要望に応えるため、自社ブランド「Resalio」の下でオリジナル製品・サービスを開発・販売しています。仮想デスクトップシステムの提供には、メーカーの技術認定試験に合格した専門エンジニアによるコンサルティングから保守・運用までの一貫したサービスが必要であり、アセンテックはこれをプロフェッショナルサービスとして提供しています。

さらに、同社はクラウド型の仮想デスクトップサービスも提供しており、顧客はハードウェアやソフトウェアを購入することなく、月額で利用できます。販売形態としては、システムインテグレータ経由でエンドユーザ企業に提供しており、一部のエンドユーザ企業には直接製品やサービスを提供しています。

アセンテックの事業セグメントは、ITインフラ事業に集約され、仮想デスクトップ事業、クラウドインフラ事業、クラウドサービス事業の3つの領域で構成されています。仮想デスクトップ事業では、セキュリティ性の向上や運用管理の負担軽減を目的としたソリューションを提供。クラウドインフラ事業では、フラッシュストレージやリモートPCアレイを通じて、ITシステムへの高いパフォーマンス要求に対応しています。クラウドサービス事業では、特に小規模事業者向けに、ITインフラを所有せずに仮想デスクトップを利用できるクラウド型サービス「Resalio DaaS」を提供し、セキュリティを強化するサービスも展開しています。

経営方針

アセンテックは、情報セキュリティとワークスタイル変革を支援する最先端ITソリューションの提供に注力しています。同社の成長戦略は、自社製品の開発拡大、継続収入ビジネスの拡大、および戦略的投資による事業拡大を中心に据えています。特に、仮想デスクトップソリューションに特化し、情報セキュリティ問題、ワークスタイル変革、ESGへの取り組みといった社会的課題の解決を目指しています。

アセンテックは、自社製品「Resalio」シリーズを中心に製品開発を強化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)をセキュリティ面で支える製品群を提供しています。また、エンジニアの採用・育成を強化し、リモートアクセスソリューションやランサムウェア対策ソリューションの製品ラインアップを拡充しています。

さらに、クラウドサービス事業の拡充にも力を入れており、SaaSセキュリティやSaaSバックアップサービスを提供し、トータルSaaSビジネスの推進を図っています。これにより、顧客のIT環境がクラウドへ移行する中でのニーズに応え、新たな事業機会を創出しています。

経営指標として売上高及び経常利益の向上を目指し、自社製品の研究開発、ストックビジネスの拡大、そして戦略的投資を通じて、持続的な成長を目指しています。アセンテックは、技術的付加価値の高い製品とサービスを提供することで、これらの指標の向上を図っていく方針です。