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No.1 (3562) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
株式会社No.1は、中小企業向けの総合IT・OAソリューション企業として、情報セキュリティ機器の開発・製造から販売、保守まで幅広く展開しています。同社は独自開発の情報セキュリティ機器に加え、多機能プリンタやビジネスフォンなどのオフィス機器、さらに通信端末やWebサービスまで、企業のIT化に必要な製品・サービスを一貫して提供しています。2025年には個人情報管理ソフト「A-Checker」をリリースするなど、AI技術を活用した新たなソリューション開発にも注力しています。
同社の主要顧客は中小企業で、収益は機器販売とその後の継続的な保守・サポートサービスの組み合わせで構成されています。多機能プリンタでは使用量に応じたカウンターサービス料が継続収入となり、顧客数の増加とともに安定した収益基盤を形成しています。販売は直販のほか、リース会社を介した形式も採用しており、顧客の導入負担軽減と同時に債権リスクの低減を実現しています。
事業は情報セキュリティ機器の企画開発・製造・販売事業を軸に、OA関連商品販売、情報通信端末販売、Webソリューション、ビジネスサポートなど9つの分野で構成されています。近年は積極的なM&Aにより、ネットワークインフラ構築の株式会社LGICやソフトウェア開発の株式会社コードなど専門性の高い子会社を相次いで取得し、技術力強化とサービス領域拡大を推進しています。
経営方針
No.1は2027年2月期を最終年度とする中期経営計画「Evolution2027」を掲げ、売上高168億円、営業利益18億3,000万円(営業利益率10.9%)の達成を目指しています。同社は「さらなる進化に向けて」をテーマに、経営基盤の強化、事業領域の拡大、収益構造の安定化、人的資本経営の推進という4つの重点戦略を推進しています。足元では人材育成やAI活用への先行投資、買収企業の統合作業を優先しているため営業利益は当初計画を下回る見通しですが、長期的な成長基盤構築に向けた重要な投資期間と位置付けています。
重点投資分野では、積極的なM&Aによる事業ポートフォリオの転換を進めており、2024年度だけで4社を相次いで買収しました。ソフトウェア開発の株式会社コード、法人向け携帯電話・エネルギー商品に強みを持つアイ・ステーション、自治体向けネットワークインフラ構築のLGIC、OA機器販売の進々堂商光などを傘下に収め、技術力強化と顧客基盤拡大を図っています。さらに生産性向上のため、社内基幹システムの刷新と業務プロセスの自動化に取り組み、最新のAI技術活用による戦略的意思決定支援システムの構築を外部コンサルタントと連携して進めています。
情報セキュリティ領域では、中小企業のサイバー攻撃対策ニーズの高まりを受けて製品開発を強化しています。子会社アレクソンによる新製品開発に加え、ベンチャー企業closipとの業務提携により、独自の「LTE over IP」技術を活用したNASサーバーをリリースし好調な売れ行きを見せています。同社はお客様のネットワーク環境をリモート診断し、個別課題に応じたセキュリティ商品を提案する仕組みを構築しており、専門人材の採用・育成にも注力して持続的な競争力向上を図っています。
技術革新への取り組みでは、ストックビジネスモデルの拡大に重点を置いています。2020年に開始した「No.1ビジネスサポート」は、IT・DXサポートから経営相談まで幅広いサービスを提供する課題解決型ソリューションで、保有契約数は5,188件、平均顧客単価は1万4,400円まで成長しています。買収したアイ・ステーションとの連携により新電力や法人携帯のクロスセルも加速させ、継続的な収益基盤の強化を推進しています。また、人的資本経営では次世代経営人材の育成プログラム拡充、奨学金返還支援制度の導入、女性活躍推進イベントの定期開催など、多様な人材が活躍できる環境整備に積極投資しています。