ほぼ日JP:3560

時価総額
¥76.7億
PER
17.4倍
ほぼ日は、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」、手帳「ほぼ日手帳」、オンラインストア「ほぼ日ストア」、地球儀「ほぼ日のアースボール」、リアル店舗「TOBICHI」、ペット向けSNS「ドコノコ」、イベントスペース「ほぼ日曜日」、イベント「生活のたのしみ展」、学び場「ほぼ日の學校」など、多岐にわたるコンテンツと商品を提供。

沿革

1979年12月

糸井重里の個人事務所として、有限会社東京糸井重里事務所 設立

1998年6月

ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」開設

1999年3月

本社移転(東京都港区東麻布)

1999年11月

インターネット通販開始

2001年8月

本社移転(東京都港区三田)

2001年10月

『ほぼ日手帳』販売開始

2002年10月

株式会社東京糸井重里事務所に組織変更

2003年10月

卸販売開始

2003年12月

出版事業開始

2004年9月

株式会社ロフトにて『ほぼ日手帳』を販売開始

2005年11月

本社移転(東京都港区南青山)

2010年12月

本社移転(東京都港区北青山)

2011年11月

「気仙沼のほぼ日」(宮城県気仙沼市)開設

2013年6月

「株式会社気仙沼ニッティング」会社設立(宮城県気仙沼市)

2014年8月

店舗兼イベントスペース「TOBICHI(とびち)」開設(東京都港区南青山)

2015年2月

店舗兼イベントスペース「TOBICHI(とびち)②」開設(東京都港区南青山)

2016年1月

本社移転(東京都港区北青山)(同じ北青山内での移転)

2016年6月

犬や猫の写真SNSアプリ「ドコノコ」(iOS版)配信開始(同年7月Android版配信開始)

2016年12月

株式会社ほぼ日に社名変更

2017年3月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場

2017年3月

物販のイベント「生活のたのしみ展」第1回を東京・六本木で開催

2017年6月

店舗兼イベントスペース「TOBICHI(とびち)京都」開設(京都府京都市)

2018年5月

「TOBICHI(とびち)京都」移転(京都府京都市)(同じ京都市内での移転)

2019年7月

「株式会社気仙沼ニッティング」の保有全株式を譲渡

2019年11月

「気仙沼のほぼ日」(宮城県気仙沼市)閉鎖

2019年11月

渋谷PARCO内に「ほぼ日カルチャん」「ほぼ日曜日」開設(東京都渋谷区)

2020年11月

本社移転(東京都千代田区神田錦町)

2020年12月

「ほぼ日の學校」教室スタジオ開設(東京都千代田区神田錦町)

2021年1月

「TOBICHI(とびち)」「TOBICHI(とびち)②」本社1階へ移転(東京都千代田区神田錦町)

2021年6月

「ほぼ日の學校」スマートフォンアプリ(iOS版、Android版)配信開始

2021年10月

「ほぼ日の學校」WEBサイト版開始

2021年11月

ISMS(ISO/IEC 27001)認証取得

2022年3月

渋谷PARCO「ほぼ日カルチャん」閉店

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQスタンダード市場からスタンダード市場に移行

2023年8月

直販ECサイト「ほぼ日ストア」にDtoC越境EC向けサービスGlobal-eを導入

事業内容

ほぼ日株式会社とその関連会社である株式会社エイプは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。ほぼ日は、「やさしく、つよく、おもしろく。」を行動指針に掲げ、「場」を作り、「いい時間」を提供するコンテンツを企画、編集、制作、販売しています。この「場」では、コンテンツの作り手と受け取り手が出会い、互いにリスペクトし合う能動的な関係を築きます。

ほぼ日が提供する主なサービスや商品には、以下のようなものがあります。ほぼ日刊イトイ新聞は、1998年から続くウェブサイトで、さまざまな人の興味をコンテンツにして共有する場です。ほぼ日手帳は、世界中にファンを持つ手帳で、使用者のLIFEが刻まれることで、世界に一冊だけの物語が生まれます。ほぼ日ストアでは、ほぼ日が作るさまざまな商品を販売し、人々の価値観が交わる場を提供しています。ほぼ日のアースボールは、軽くて持ち運び可能な新しいタイプの地球儀で、スマホをかざすことでさまざまな情報にアクセスできます。

また、TOBICHIはほぼ日が運営するリアル店舗で、ウェブサイトや商品を通じて共感した人々が実際に出会う場所です。ドコノコは、犬や猫とのつながりを深めるSNSで、ペットを主役にしたコミュニケーションの場を提供します。ほぼ日曜日は、展覧会やライブ、買い物などが行われるイベントスペースです。生活のたのしみ展は、大量生産品ともアートとも異なる、良いものを集めて販売するイベントで、作り手と買い手がつながる場を提供しています。ほぼ日の學校は、「2歳から200歳までの。」をコンセプトに、映像配信を中心とした学び場です。

これらの事業を通じて、ほぼ日は社会に対してオープンであり、生活者の「あったらいいな」という気持ちを形にしています。

経営方針

ほぼ日株式会社は、「やさしく、つよく、おもしろく。」を行動指針に掲げ、多様なコンテンツとサービスを提供することで、社会に新しい価値を生み出すことを目指しています。同社は、ほぼ日刊イトイ新聞やほぼ日手帳、ほぼ日ストア、TOBICHIなど、オンラインとオフラインの両方で「場」を創造し、人々が集まり、交流する空間を提供しています。これらの「場」では、コンテンツの作り手と受け取り手が互いにリスペクトし合う能動的な関係を築きます。

中期経営計画において、ほぼ日は「遠景」「中景」「近景」という時間軸で会社の未来像を描いています。遠景では、創業者糸井重里が引退した後も、次世代の経営陣が活力ある事業運営を行い、ほぼ日がよきライバルとして共に成長する姿を目指しています。中景では、「いい時間」を提供する場を国内外で拡大し、より多くのお客様と関わることを目標に掲げています。これを実現するためには、コンテンツの創出、調達、配信の力を強化する必要があります。

具体的な成長戦略として、ほぼ日は新しい「場」の立ち上げと育成、多様な人材の確保と育成、インターネット環境の変化への対応、経営基盤の強化、市場の拡大を重点領域としています。これらの取り組みを通じて、同社は「やさしく、つよく、おもしろく。」の理念を社内外に浸透させ、持続可能な成長を目指しています。また、情報セキュリティのリスク増大や個人情報保護の高まり、インターネット通販の浸透など、変化する事業環境にも柔軟に対応していく方針です。