スタジオアタオ (3550) 株価

時価総額
¥31億
PER
20.2倍
バッグ・財布等のオリジナルファッション小物の企画・販売を行う有力企業。ATAOなど4ブランドを展開し、直営店舗とECサイトを通じて販売。26年2月末で国内12店舗、パリに1店舗を運営。神戸・大阪・東京等の主要都市圏に展開。

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事業内容

スタジオアタオは、「ファッションにエンタテイメントを」を経営理念とし、オリジナルバッグ・財布等の企画・販売を手がけるファッションブランド企業です。同社は「ATAO」「IANNE」「ILEMER」「StrawberryMe」の4つのブランドを展開し、顧客に非日常のワクワク感を提供することを目指しています。神戸発の代表ブランド「ATAO」を中心に、パリでデビューした「IANNE」、エコバッグに特化した「ILEMER」、和の要素を取り入れた「StrawberryMe」と、それぞれ異なるコンセプトで幅広い層にアプローチしています。

同社の主要顧客は、トラッドでエレガントなスタイルを好む女性層を中心としており、収益構造は店舗販売とインターネット販売の2つの販路で構成されています。店舗販売では、神戸、大阪、新宿、横浜などの大都市圏の百貨店・商業施設に12店舗を展開し、百貨店でのイベント販売も実施しています。インターネット販売では、自社直営サイト「ATAOLAND+」をはじめ、楽天市場やYahoo!ショップなどのモール型店舗も運営し、多様な販売チャネルを確保しています。

事業セグメントは単一のファッションブランドビジネスですが、製品ラインは各ブランドで特色を持っています。「ATAO」では「elvy」「Candy」などのバッグシリーズと「limo」「slimo」などの財布シリーズを展開し、「IANNE」では「KATE」「OLIVIA」などのバッグとアクセサリーを提供しています。「ILEMER」はエコバッグやポーチを中心とし、「StrawberryMe」では「CHO-CHIN」「KARA-KURI」などの和テイストを取り入れたバッグから雑貨まで幅広く展開しています。

経営方針

スタジオアタオは、約1兆6千億円の規模を誇る鞄・袋物市場において、独創的なブランド戦略による長期安定成長を目指しています。同社は「ファッションにエンタテイメントを」という経営理念のもと、流行に左右されない定番商品の企画力と、それらを人気商品に育て上げるノウハウを武器に事業を展開しています。テーマパークのような統一された世界観を構築し、ブームで終わらない強固なブランド創りを通じて、顧客のリピート購入を促進する戦略を採用しています。

同社の差別化戦略の核となるのは、店舗とインターネット販売を融合させたOMO(Online Merges with Offline)の実現です。店舗の販売スタッフは原則として正社員を配置し、創業者やデザイナーによる継続的な研修を通じてブランドの本質を熟知した質の高いサービスを提供しています。また、販売スタッフによるブログやSNS施策により、オンラインとオフラインの双方向の回遊を促進し、相乗効果を生む仕組みを構築しています。さらに、キャラクターとブランドを融合させたエンタテイメントビジネスの強化に向け、積極的な販売促進費の投資を進めています。

新市場開拓においては、海外進出、キャラクタービジネス、ライセンス事業等の新規販売チャネルの展開を重要な成長戦略として位置づけています。同社は消費者の購買行動の変化に対応するため、システム投資や広告宣伝費等の追加投資を実施し、新たな顧客層の獲得を通じた経営の安定化に取り組んでいます。また、生産体制の強化として、技術指導等による生産管理委託先及び生産工場の育成にも注力し、顧客ニーズにより迅速かつ確実な品質で応えられる供給システムの構築を進めています。

人材確保と内部体制の強化にも積極的に取り組んでおり、転勤のない正社員の採用や時短勤務の導入など、働き方の多様化を図りながら優秀な人材の確保に努めています。また、模倣品や詐欺サイト等への対策強化によるブランド価値の保護、内部管理体制の充実による適時・適切な経営判断の実現、そして中長期的な安定成長を支える財務体質の強化を重要課題として掲げ、企業価値の継続的な向上を目指しています。

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