テクノフレックスJP:3449

時価総額
¥248.8億
PER
25.5倍
金属加工技術を活用した継手事業、防災・工事事業、自動車・ロボット事業、介護事業を展開。フレキシブル継手、伸縮管継手、貯水機能付給水管装置、消防設備の設計・施工、金属部品製造、福祉用具レンタルなどを手がける。

沿革

1977年8月

フレキシブル継手の製造と販売を目的として東京フレックス工業株式会社を資本金1千万円で東京都杉並区方南に設立

1977年12月

本社を東京都港区南麻布二丁目5番16号へ移転

1979年4月

本社を東京都港区南麻布二丁目10番9号へ移転

1985年3月

本社を千葉県船橋市潮見町へ移転

1988年3月

フレキシブル継手の製造と販売を目的として中国天津市に天津天富軟管工業有限公司を設立

1991年4月

本社を千葉県船橋市印内町へ移転

1991年4月

製造・販売を一体化するため、子会社である東京フレックス東日本株式会社、東京フレックス西日本株式会社、東京フレックス中部株式会社及びテーエフクリーン株式会社を吸収合併し、商号を東京フレックス工業株式会社から株式会社東京フレックスに変更

1993年3月

本社を千葉県船橋市葛飾町へ移転

1994年11月

フレキシブル継手の製造と販売を目的としてベトナム・ホーチミン市に現地法人TF(VIETNAM)CO., Ltd.を設立

1995年12月

千葉県船橋市に株式会社ティーエフケアー(現株式会社スペースケア)を設立し、当社からシルバーケアプロジェクトを移管

1996年4月

商号を株式会社東京フレックスから株式会社テクノフレックス(以下、「旧株式会社テクノフレックス①」という。)に変更

2000年10月

伸縮管継手の製造販売を目的として株式会社東京螺旋管製作所の株式を取得し、子会社化

2001年10月

会社分割を目的としてテクノ分割準備株式会社を設立

2001年12月

伸縮管継手の製造販売を目的として東洋螺旋管工業株式会社及びアサバ工業株式会社の株式を取得し、子会社化

2002年1月

グループ事業再編の一環として資産管理部門と事業部門とを分割し、事業部門を旧株式会社テクノフレックス①からテクノ分割準備株式会社に移管し、旧株式会社テクノフレックス①の商号を株式会社テクノホールディングスに変更、テクノ分割準備株式会社の商号を株式会社テクノフレックス(以下、「旧株式会社テクノフレックス②」という)に変更

2002年12月

経営効率化のため、連結子会社である株式会社東京螺旋管製作所及び東洋螺旋管工業株式会社を吸収合併

2003年1月

本社を東京都中央区入船へ移転、旧株式会社テクノフレックス②の商号を株式会社テクノフレックス・トーラに変更

2003年8月

半導体向け管継手の製造と販売を目的として中国上海市に天孚真空機器軟管(上海)有限公司を設立

2004年2月

水道管切断技術の取り込みを目的として、有限会社中野製作所(現株式会社中野製作所)の持分を取得し、子会社化

2009年1月

株式会社テクノフレックス・トーラの商号を株式会社テクノフレックスに変更

2009年9月

フレキシブル継手の製工一貫体制推進を目的として、株式会社防災企画の株式を取得し、子会社化

2011年8月

本社を東京都台東区蔵前へ移転

2012年1月

組織の合理化を目的として、株式会社テクノフレックスを存続会社、株式会社テクノホールディングスを消滅会社として吸収合併

2013年3月

金属塑性加工技術取得を目的として、株式会社チューブフォーミングの株式を取得し、子会社化

2014年3月

貯水機能付給水管装置の製造・販売を目的として、株式会社アクアリザーブを設立

2014年3月

消防設備用配管の設計・製造・販売を目的として、株式会社TFエンジニアリングを設立

2016年8月

貯水機能付給水管装置のリテール主体の販売を目的として、株式会社アクアリザーブ販売を設立

2017年2月

フレキシブル継手の製工一貫体制推進を目的として、ニトックス株式会社の株式を取得し、子会社化

2017年6月

業務効率化のため、株式会社アクアリザーブが株式会社アクアリザーブ販売を吸収合併

2018年1月

業務効率化のため、株式会社TFエンジニアリングが株式会社防災企画を吸収合併

2019年12月

2022年4月

2022年4月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

組織の合理化を目的として、株式会社テクノフレックスを存続会社、株式会社アクアリザーブを消滅会社として吸収合併

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

事業内容

テクノフレックスは、金属加工技術を核として、継手事業をはじめとする多岐にわたる事業を展開しています。同社は、配管同士の接続部分である管継手の製造を中心に、防災・工事事業、自動車・ロボット事業、介護事業の4つのセグメントで事業を行っています。

継手事業では、フレキシブル継手や伸縮管継手、貯水機能付給水管装置の製造・販売を手掛けており、これらの製品は建築設備や製鉄設備、プラント設備など多岐にわたる分野で使用されています。特に、フレキシブル継手は、配管作業の省力化や耐震措置に貢献しています。

防災・工事事業では、消防設備の設計・施工・管理や水道管、電柱の切断装置の製造・販売を行っています。消防設備に関しては、スプリンクラー工事や消火設備の施工などを手掛け、高い技術力で多くの施工実績を上げています。

自動車・ロボット事業では、金属塑性加工技術を用いた金属部品の製造・販売を行っており、自動車やオートバイの部品、産業機器部品などを提供しています。この技術は、軽量化や材料費の低減、強度増加などに貢献しています。

介護事業では、要介護者向けに福祉用具のレンタル・販売や介護用住宅改修、介護用マットレスの洗浄などを行っています。高齢化社会の進展に伴い、在宅介護のニーズが高まる中、地域密着型のサービスを提供し、利用者やケアマネージャーからの信頼を得ています。

テクノフレックスは、これらの事業を通じて、安全・安心を提供し、世界の発展に貢献している企業です。

経営方針

テクノフレックスは、継手事業を中心に、防災・工事事業、自動車・ロボット事業、介護事業を展開している多角的な企業です。同社の成長戦略は、グローバル展開、技術革新、シナジー創出、システム構築の4つのキーワードに基づいています。特に、フレキシブル継手の世界展開、新たな付加価値の提供、ビジネスの多層化、営業・製造業務のシステム化を推進しています。

同社は、災害による防災意識の高まりや社会インフラの老朽化、脱炭素やクリーンエネルギーへの移行、新テクノロジー分野の台頭、高齢化社会への対応など、現代社会が直面する課題に対応する製品やサービスの開発に注力しています。これらの取り組みを通じて、国内外の市場での成長を目指し、SDGsへの積極的な取り組みも進めています。

収益力とグループ力の強化、人材育成を通じた組織の活性化、中期経営計画の策定を柱として、持続的な企業価値の向上を追求しています。具体的には、継手事業の国内シェアの確立と世界展開、生産効率の追求、新市場の創造、防災・工事事業との協業、自動車マーケットでのEV化対応、介護ビジネスでの収益力向上など、多方面での戦略を展開しています。

テクノフレックスは、これらの戦略を通じて、社会の発展に貢献し、企業価値のさらなる向上を目指しています。