サンコーテクノJP:3435

時価総額
¥125.9億
PER
7倍
建設資材の企画開発から製造・販売、耐震補強や太陽光関連事業、FRPシートや電動油圧工具の製造・販売、電子プリント基板と包装・物流機器の提供に至るまで幅広く手掛ける。

沿革

1964年5月

東京都台東区上根岸にて建設用鋲打ち銃・ピン・アンカー・工具などの販売を目的に三幸商事株式会社を設立

1965年12月

オールアンカー実用新案出願  生産体制に入る

1966年6月

本社を東京都台東区下谷3丁目16番地15号に移転

1966年6月

千葉県流山市にオールアンカー製造のため三幸工業株式会社を設立

1967年2月

オールアンカー全国販売開始

1968年3月

愛知県名古屋市に名古屋営業所(現・名古屋支店)を設置

1968年5月

大阪府東大阪市に大阪営業所(現・大阪支社)を設置

1968年8月

オールアンカー代理店制度確立(全国販売)

1972年7月

東京都足立区に技術研究所を開設(新商品の開発に重点)

1974年4月

本社を東京都荒川区東日暮里6丁目に移転

1975年7月

宮城県仙台市に仙台営業所(現・仙台支店)を設置

1975年8月

北海道札幌市に札幌営業所(現・札幌支店)を設置

1976年10月

福岡県福岡市に福岡営業所(現・福岡支店)を設置

1978年10月

岡山県岡山市に岡山営業所を設置

1982年4月

東京都台東区に根岸分室(本社機能)を設置

1983年4月

神奈川県横浜市に横浜営業所を設置

1985年10月

東京都荒川区東日暮里1丁目に本社を移転

1986年2月

広島県広島市に広島営業所(現・広島支店)を設置

1986年4月

鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所を設置

1987年6月

静岡県静岡市に静岡営業所を設置

1987年7月

千葉県流山市に配送センターを開設

1987年10月

石川県金沢市に金沢営業所を設置

1988年1月

中華民国(台湾)に三幸商事顧問股有限公司を設立(連結子会社)

1988年3月

USAロサンゼルスにSANKO FASTEM USA INC.を設立(2001年3月撤退)

1988年7月

タイ王国バンコクにSANKO FASTEM(THAILAND)LTD.を設立(連結子会社)

1989年10月

新潟県三条市に新潟営業所を設置

1990年10月

香川県高松市に高松営業所を設置

1993年3月

岡山県岡山市に西部物流センター開設

1996年4月

三幸商事株式会社と三幸工業株式会社が合併  新会社名  サンコーテクノ株式会社
(三幸商事株式会社が存続会社)

1998年5月

千葉県流山工業団地流山工場に中央物流センターを開設

1998年10月

ISO14001認証取得(表面処理部)

2001年3月

ISO9001認証取得

2001年5月

千葉県流山市の流山工場にテクノL&Iセンターを開設(研修センター・展示場)

2001年6月

加藤金属株式会社を吸収合併(事業用資産の有効活用)

2001年7月

SANKO FASTEM(THAILAND)LTD.でISO14001認証取得

2001年12月

三幸産業株式会社から営業権を譲受(福岡支店担当)

2002年3月

株式会社サンオーを持分法適用関連会社にする
サンテック株式会社を持分法適用関連会社にする

2002年4月

株式会社エヌ・ティ・シーを吸収合併(FRP樹脂営業拡大)

2002年6月

千葉県流山市工業団地にカスタマーテクノセンター開設(開発部隊集結・お客様相談窓口)

2003年4月

SANKO FASTEM(THAILAND)LTD.でISO9001認証取得

2003年7月

事業の多角化を図るため株式会社スイコーを子会社化する(連結子会社)

2004年9月

ドリル製品群の強化と拡大を図るため、石原機械工業株式会社(現・株式会社IKK)を子会社化する(連結子会社)

2005年6月

ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年1月

海外事業の拡大を図るためアイエスエム・インタナショナル株式会社を子会社化する(連結子会社)

2006年1月

岩盤浴施設(店舗)の運営と岩盤浴用石材の販売のため、サンコーストナジー株式会社(非連結子会社)を設立

2006年2月

当社の所有するサンテック株式会社の全株式を売却し、持分法適用関連会社の範囲から除く

2006年6月

開発部門と新事業部門等の部門間のシナジーを高めるため、流山工業団地にものつくりテクニカルセンターを開設

2007年2月

岩盤浴用石材の販売強化のため、サンコーストナジー株式会社を完全子会社とし、連結の範囲に含める(2009年1月事業停止)

2007年8月

千葉県流山市東初石六丁目に本社を移転

2008年1月

事業の拡大を図るため、株式会社イーオプティマイズの増資を引受け、関連会社化する(現・非連結子会社)

2009年2月

千葉県流山市に南流山事業所を設置

2010年1月

広島県広島市に広島事業所(現・広島支店)を設置

2010年3月

サンコーストナジー株式会社の清算結了

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現・東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場

2011年5月

千葉県柏市に柏事業所を設置(2017年5月移転)

2011年8月

ベトナム社会主義共和国ハノイにSANKO FASTEM(VIETNAM)LTD.を設立(連結子会社)

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2013年8月

千葉県流山市南流山三丁目に本社を移転(現在地)

2015年5月

JASDAQから東京証券取引所市場第二部へ市場変更

2016年6月

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行

2019年2月

電子基板事業の強化と拡大を図るため、浦和電研株式会社を子会社化する(連結子会社)

2019年4月

事業の多角化を図るため成光産業株式会社及び成光パック株式会社を子会社化する(連結子会社)

2021年8月

ファスニング事業の顧客対応の充実を図るため、日本メカニック株式会社を子会社化する(連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

2023年2月

センサー事業の強化と拡大を図るため、株式会社WDSを子会社化する(連結子会社)

事業内容

サンコーテクノは、自社および子会社12社、関連会社1社から成るグループで、主にファスニング事業と機能材事業の二つのセグメントで事業を展開しています。

ファスニング事業では、建設資材の企画開発から製造、販売に至るまでの一連のサービスを提供しています。このセグメントの主力製品は、あと施工アンカーであり、これはコンクリートに後から物を固定するための製品です。サンコーテクノは、金属系アンカー、接着系アンカー、プラスチック系アンカーなど、様々な種類のアンカーを提供しており、その用途は建築物から土木構造物、内外装の取付けに至るまで幅広いです。また、ドリルやファスナー、耐震補強事業、太陽光関連事業なども手がけており、特に太陽光パネルの設置に関する締結技術や施工管理サービスを提供しています。

機能材事業では、紫外線硬化型の繊維強化プラスチック(FRP)製シートや電動油圧工具、アルコール検知器、電子プリント基板などの製造・販売を行っています。このセグメントでは、鉄筋カッターやベンダーの製造・販売を行う株式会社IKK、電子プリント基板の一貫製造・販売を行う株式会社スイコーおよび浦和電研株式会社、包装・物流関連機器の輸入・販売を行う成光産業株式会社がそれぞれ重要な役割を果たしています。

さらに、報告セグメント外では、株式会社イーオプティマイズが販売促進ツールの制作やIT関連のシステム販売を手がけています。これらの事業を通じて、サンコーテクノグループは多岐にわたる産業に対して幅広い製品とサービスを提供しています。

経営方針

サンコーテクノは、建設資材分野を中心に、時代の要請に適合した価値ある製品や工法を創出し、社会に貢献することを経営理念としています。同社は、「創造提案型企業を目指す」という基本方針のもと、ファスニング事業と機能材事業の二つのセグメントで事業を展開しており、安全かつ安心な社会の実現を目指しています。

中期経営計画「S.T.G Vision2023」の下、同社は人財育成、全体最適化、新事業創出を重点領域として掲げています。これらの取り組みを通じて、企業価値の向上を目指しています。経営上の目標としては、売上高200億円以上、売上高経常利益率8%以上を掲げており、売上高や売上高経常利益率、ROA(総資産利益率)、ROE(自己資本利益率)などを主な経営指標として重視しています。

経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ情勢による原材料・エネルギー価格の高騰など、不透明な状況が続く中、政府の国土強靭化計画に基づく公共投資の堅調な推移が期待される一方で、民間設備投資の一部に慎重な動きも見られます。

対処すべき課題としては、開発体制の強化、生産性の向上、品質の向上、グループ戦略の推進、人材の確保と育成、M&Aによる事業拡大、法令及び社会ルールの遵守などが挙げられています。これらの課題に取り組むことで、サンコーテクノは持続的な成長を目指しています。