エスイーJP:3423

時価総額
¥82.2億
PER
137.7倍
建設用資機材の製造・販売、建築用資材の製造・販売、建設コンサルタント、補修・補強工事を手がける企業。

事業内容

株式会社エスイーは、親会社として6つの連結子会社、1つの非連結子会社、1つの関連会社と共に事業を展開しています。主な事業セグメントは「建設用資機材の製造・販売事業」、「建築用資材の製造・販売事業」、「建設コンサルタント事業」、「補修・補強工事業」の4つです。

「建設用資機材の製造・販売事業」では、土木建設資材として「アンカー」や「落橋防止装置」、「PC用ケーブル」などのケーブル製品を製造・販売しています。また、「KIT受圧板」や「変位制限装置」などの鉄鋼製品、ESCONを含むコンクリート製品も取り扱っています。

「建築用資材の製造・販売事業」では、建物に使用される「セパレーター」や「吊りボルト」などの建築資材を製造・販売しています。さらに、鉄骨工事や建築部材、建築耐震金物の製造・販売も行っています。

「建設コンサルタント事業」では、国内外での建設コンサルタントサービスを提供しています。国内では建設コンサルタント業務を行い、海外ではODA市場を含む道路、橋梁、水、エネルギーなどの分野でサービスを展開しています。

「補修・補強工事業」では、橋梁構造物やトンネルなどの補修・補強工事を中心に、土木・建築請負業の施工や点検・調査業務を行っています。これにより、インフラの安全性と耐久性を向上させることを目指しています。

経営方針

株式会社エスイーは、建設・建築技術の高性能化を目指し、社会資本の充実に貢献することを経営方針としています。2001年に掲げた「変化と新しい価値の創造」を理念に、顧客満足を追求し、社会や自然環境との調和を図りながら、社員の個性を尊重する企業文化を育んでいます。

エスイーは、2030年を見据えた「2030ビジョン」を策定し、経営資源の戦略的投入と既存事業基盤の再構築を進めています。特に、防災・減災やインフラ老朽化対応の需要が続く中で、新たな収益源の創出と既存事業の収益力強化を目指しています。これにより、2030年に向けた持続可能な成長を図ります。

中期経営計画2023-2025では、戦略的資源投入を強化し、未来に向けた種まきを行うことを基本方針としています。具体的には、発電事業への先行投資やESCON事業の収益化、BIM/CIM設計支援事業の拡大を目指しています。また、既存事業の効率化や技術伝承、人材育成にも注力しています。

エスイーは、デジタル技術を活用したエンジニアリングサービスを展開し、国内外の防災やインフラ整備に貢献する企業を目指しています。新分野の開拓や新ビジネスモデルの構築、海外事業の拡大を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。