バルニバービJP:3418

時価総額
¥128.6億
PER
35.4倍
この会社は、レストラン事業とエステートビルドアップ事業を中心に展開しています。レストラン事業では、個性的なレストランやカフェ、バーなどを運営し、地域の活性化に貢献しています。具体的には、「アマーク・ド・パラディ」や「ガーブ コスタ オレンジ」、「カモメ スロー ホテル」など、多様な飲食店や宿泊施設を展開。エステートビルドアップ事業では、不動産の価値向上を目的としたエリア開発に取り組み、レストラン旗艦店と宿泊施設を中心に、飲食店や物販店、レジャー施設等の複合的な店舗や機能を一体的に開発しています。

沿革

年 月

概 要

1991年9月

大阪市西区南堀江において、有限会社バルニバービ総合研究所(現 当社)を設立(資本金3,000千円)

1995年12月

大阪市中央区南船場にレストラン「アマーク・ド・パラディ」をオープンし、レストラン事業を創業

1996年2月

本店を大阪市中央区南船場に移転

1998年5月

大阪市中央区博労町に大型レストラン&カフェ「カフェ ガーブ」をオープン

1998年9月

「有限会社バルニバービ総合研究所」を「株式会社バルニバービ」に商号及び組織変更

2004年4月

京都市上京区の同志社大学に「アマーク・ド・パラディ寒梅館」をオープンし、大学内レストラン展開を開始

2004年5月

大阪市中央区平野町にて鹿児島県鹿屋市との連携プロジェクトとして、焼酎・さつま揚げ「かのや篠原」をプロデュースし、行政機関との連携を開始

2005年4月

東京都港区芝公園にレストラン「ガーブ ピンティーノ」をオープンするとともに、東京本部を設置し、関東エリアに本格的に進出

2007年10月

京都市右京区嵯峨天龍寺造路町の京福嵐山駅ビルにロールケーキ専門店「アリンコ 京都嵐山本店」をオープンし、スイーツ事業を開始

2008年7月

大阪市西区南堀江に大阪市と連携し、レストラン&カフェ「ムーラン」をオープンし、水辺におけるレストラン開発を開始

2008年9月

スイーツの製造及び販売を目的とする株式会社パティスリードパラディ(現 連結子会社)を設立(資本金5,000千円)

2008年10月

株式会社パティスリードパラディにより、東京都千代田区東京駅構内のロールケーキ専門店「アリンコ 東京ステーション」オープンに伴い、東京都文京区小石川にてスイーツ専門工場を開設

2010年4月

東京都渋谷区千駄ケ谷に「グッドモーニングカフェ 千駄ヶ谷」をオープンし、朝食マーケットの開拓を開始

2011年4月

東京都台東区蔵前にて、河川環境を利用した複合商業施設「ミラー」の運営を開始。「リバーサイドカフェ シエロ イ リオ」をオープンするとともに東京本部を移転

2012年1月

東京都渋谷区恵比寿にライセンス契約によりピッツェリア「アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ」をオープン

2013年7月

株式会社パティスリードパラディ、バルニバービアーツ株式会社(2016年2月解散)及び当社店舗の運営受託を行うバルニバービ・スピリッツ&カンパニー株式会社(現 連結子会社)、株式会社ワナビー(現 連結子会社)(現 株式会社to-Compass)、株式会社ジョイパーク、株式会社OPASの4社の全株式を取得し、100%子会社化

2013年10月

レストラン事業の店舗運営を全て店舗運営子会社5社(バルニバービ・スピリッツ&カンパニー株式会社、株式会社バルニバービインターフェイス(現 連結子会社)、株式会社ワナビー、株式会社ジョイパーク、株式会社OPAS)へ委託

2014年3月

東京都千代田区神田錦町NOP(North of Palace)エリア活性化プロジェクトを開始。カフェ&レストラン「グッドモーニングカフェ 錦町」をオープン

2014年3月

株式会社アスリート食堂(現 連結子会社)を設立(資本金50,000千円)

2014年4月

株式会社アスリート食堂が鹿児島県鹿屋市にて、鹿児島県鹿屋市、国立大学法人鹿屋体育大学との産官学連携プロジェクトとして健康食堂「鹿屋アスリート食堂 研究開発本部」をオープン

2014年6月

株式会社アスリート食堂が、東京都千代田区神田錦町NOPエリアにて、アスリート施設「ランキューブ」を併設した健康食堂「鹿屋アスリート食堂 本店」(現 東京アスリート食堂 本店)をオープン

2014年8月

レストラン事業の店舗運営子会社として株式会社バルニバービコンシスタンス(現 連結子会社)を設立(資本金1,000千円)し、店舗運営子会社は6社となる

年 月

概 要

2015年3月

株式会社アスリート食堂が、東京都墨田区横網にて、アスリート食堂とカフェを融合させたカフェ&バランス食堂「両国テラスカフェ」をオープン

2015年7月

東京都港区の田町グランパークにてライセンス契約によりシンガポールチキンライス「ウィーナムキー ハイナンチキンライス 日本本店」をオープン

2015年10月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2016年2月

レストラン事業の店舗運営子会社として株式会社バルニバービイートライズ(現 連結子会社)及び株式会社バルニバービウィルワークス(現 連結子会社)並びに株式会社バルニバービタイムタイム(現 連結子会社)を設立(いずれも資本金1,000千円)し、店舗運営子会社は9社となる

2016年4月

名古屋市東区の名城大学ナゴヤドーム前キャンパスにて、名古屋地区初出店として「ムー ガーデン テラス」をオープン

2016年4月

福岡市博多区の博多駅前エリアにて、「ガーブ リーブス」をオープン

2016年8月

レストラン事業の店舗運営子会社として株式会社バルニバービオーガスト(現 連結子会社)を設立(資本金1,000千円)し、店舗運営子会社は10社となる

2017年6月

東京都練馬区にて、物件をリノベーション開発し、「アップマーケット ピッツァ&カフェ」をオープン

2017年6月

「奈良市観光案内センター機能強化整備及びサービス施設運営」に係る事業者として選定され、奈良県奈良市にて、「カフェ エトランジェ ナラッド」をオープン

2017年9月

1955年創業の料理旅館菊水を運営する株式会社菊水の株式を取得し子会社化

2017年10月

飲食店を運営する株式会社リアルテイストの66.0%の株式を保有する株式会社R.Tパートナーズを株式交換により完全子会社化

2018年3月

東京都千代田区有楽町の東京ミッドタウン日比谷にて、「ドローイング ハウス・オブ・ヒビヤ」をオープン

2018年4月

飲食店を運営する株式会社リアルテイストの66.0%の株式を保有する株式会社R.Tパートナーズの全株式を売却

2018年8月

レストラン事業の店舗運営子会社として株式会社BAR Backs Brand(現 連結子会社)及び株式会社バルニバービLeap Time(現 連結子会社)並びに株式会社グローリーブス(現 連結子会社)を設立(いずれも資本金1,000千円)し、店舗運営子会社は13社となる

2018年10月

株式会社アワエナジー(現 連結子会社)を設立(資本金100,000千円)

2019年4月

兵庫県淡路市において、淡路島の郡家エリアのサンセットラインに海辺での夕日を満喫できる「ガーブ コスタ オレンジ」をオープン

2019年8月

レストラン事業の店舗運営子会社として株式会社SUUM&Co.、(現 連結子会社)及び株式会社ブライトフェイス(現 連結子会社)並びに株式会社BeONEpart(現 連結子会社)を設立(いずれも資本金1,000千円)し、店舗運営子会社は16社となる

2020年3月

淡路島エリアの地域活性化を目的とした地方創生事業を行う不動産SPCとして株式会社エナビーを共同設立する

2020年7月

株式会社菊水の株式30.0%を追加取得し、同社を完全子会社とする

2020年7月

株式会社エナビーより委託を受け、淡路島西海岸沿いに全16室オーシャンビューの「カモメ スロー ホテル」を開業

2020年8月

株式会社菊水の全株式を譲渡

2021年3月

淡路島エリアの地域活性化を目的とした地方創生事業を行う不動産SPCとして株式会社エナビードゥーエを共同設立する

2021年4月

SBIホールディングス株式会社、株式会社島根銀行との島根県内における地方創生事業に関する基本合意を締結し、島根県出雲市における食を通じた地方創再生プロジェクトを始動

2021年8月

レストラン事業の店舗運営子会社として株式会社PIATTIBELLA(現 連結子会社)を設立(資本金1,000千円)し、店舗運営子会社は17社となる

2021年10月

大阪市中央区の不動産を売却し、2022年7月期より新たに設けた報告セグメント「エステートビルドアップ事業(EB事業)」として不動産事業、地域創生プロジェクトに該当する不動産事業及び店舗運営等に付随する事業を本格始動

年 月

概 要

2021年11月

経営の迅速な意思決定と推進力の強化を目的に、代表取締役2名の新体制へ移行。新たな社外取締役も加わり、より一層の成長とガバナンス強化を図る

2022年3月

「旧尾崎小学校施設用地等利活用事業」に係る事業者として選定され、兵庫県淡路市にて、食・アート・学びと地域が融合するコミュニティ施設「サキア」をオープン

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行

2022年9月

SBIホールディングス株式会社との間で、地方創生事業の強化を目的に資本業務提携を締結

2022年10月

中期経営計画(2023年7月期~2027年7月期)を策定し、当社グループ初となる「統合報告書」を発行

2023年1月

エステートビルドアップ事業における販売用不動産の東京都台東区「MIRROR」を売却

2023年2月

新卒入社社員、既存従業員及び中途採用者の給与水準の引き上げ(賃金ベースアップ)を実施

都市部と地方における賃金の地域間格差の解消ならびに最終学歴による収入格差の是正を図る

2023年5月

島根県出雲市における食を通じた地方創再生プロジェクト「ウィンディ ファーム アトモスフィア」を開業。185席の地産地消を味わうレストラン「ガーブ クリフ テラス 出雲」、わずか8室の崖の中のホテル「出雲 ホテル ザ クリフ」、大型駐車場を併設する「出雲・湖陵パーキングエリア」を同時オープンする

2023年6月

SBIホールディングス株式会社の連結子会社であるSBI地方創生サービシーズ株式会社との共同出資により合弁会社「SBI地域開発合同会社」を設立。地方創生に資する取り組みを加速する

事業内容

バルニバービグループは、株式会社バルニバービを中心に、連結子会社18社、持分法適用関連会社1社、非連結子会社2社で構成されています。同社グループは、「美味しいものを、より楽しく、より健康に、より安く」をテーマに、レストラン事業とエステートビルドアップ事業を展開しています。

レストラン事業では、その時代にその街で生きる人々が長く必要とするレストランを、周囲の良好な環境を取り込む形で統合的にデザインし、運営しています。チェーン店のように既定の業態を多店舗展開するのではなく、一店舗ずつ丁寧に出店し、店舗運営子会社によりマニュアルではなく各店舗の状況に合わせたきめ細かいメニュー、サービス、イベントなどを創意工夫した運営が行われています。また、バッドロケーションにおいても、低水準な店舗家賃や競合店舗が少ないエリアに着目し、周辺地域の活性化にまで繋がるランドマークとなる出店を行っています。

エステートビルドアップ事業では、個性的で潜在的魅力に溢れるエリアを発掘、取得し、レストラン旗艦店と宿泊施設を中心に飲食店や物販店、レジャー施設等の複合的な店舗や機能を一体的に開発することで、そのエリアの不動産価値向上を目的としています。地域内外から人が集まる「食」をベースとしたエリアの活性化を推進し、店舗の運営収益に加え、活性化した不動産の流動化による新たな収益を見込んでいます。

その他の事業として、企業や行政機関などに対して地域ブランド振興やカフェ、レストランの企画・開発等のコンサルティング業務を行っています。

経営方針

バルニバービグループは、「美味しいものを、より楽しく、より健康に、より安く」をテーマに、レストラン事業とエステートビルドアップ事業を中心に展開しています。同社は、個性的な店舗運営を通じて外食の未来を創造し、持続可能な循環型社会の実現に貢献することを目指しています。「食から始まる日本創再生」をビジョンに掲げ、地域の魅力を再認識し、地方創生にも積極的に取り組んでいます。

中期経営計画「イノベーティブシナジー 2028」では、レストラン事業の徹底強化と出店加速、エステートビルドアップ事業における複数エリアの開業を通じてグループの成長を加速させる方針です。特に、レストラン事業では年間5店舗以上の出店を目指し、エステートビルドアップ事業では淡路島北西海岸及び出雲以外のエリアにおける開業を計画しています。

重点課題としては、既存開発エリアにおける店舗の高収益化、不動産投資回収計画の推進、新たなエリア開発のための人材採用及び育成強化、魅力あるコンテンツの開発、投資スキームの進化と深化、組織課題として運営子会社の経営能力向上と成長促進、ITやAIを活用した業務効率化、ガバナンス体制強化、リスク管理機能の強化などが挙げられます。

バルニバービグループは、これらの戦略と課題に対処することで、企業価値の持続的な向上を目指し、売上高成長率及び営業利益率などの経営指標を重視しています。同社の取り組みは、地域社会への貢献と企業成長の両立を目指すものであり、今後の展開が注目されます。