旭化成JP:3407

時価総額
¥1.49兆
PER
環境ソリューション、モビリティ&インダストリアル、ライフイノベーション、住宅、ヘルスケア、その他エンジニアリング事業等を展開。

沿革

年月

事項

1922.5

旭絹織株式会社(ビスコース・レーヨン糸を製造・販売)設立

1929.4

日本ベンベルグ絹絲株式会社(キュプラ繊維「ベンベルグ®」を製造・販売)設立

1931.5

延岡アンモニア絹絲株式会社(アンモニア、硝酸等化成品を製造・販売)設立

(当社(現、旭化成株式会社)の設立:1931年5月21日 資本金1,000万円)

1933.7

延岡アンモニア絹絲株式会社は、日本ベンベルグ絹絲株式会社及び旭絹織株式会社を合併し、社名を旭ベンベルグ絹絲株式会社と改称

1935.9

グルタミン酸ソーダを製造開始、食品事業へ進出

1943.4

旭ベンベルグ絹絲株式会社は、日本窒素火薬株式会社(ダイナマイト等を製造・販売)を合併し、社名を日窒化学工業株式会社と改称

1946.4

日窒化学工業株式会社は、社名を旭化成工業株式会社と改称

1949.5

東京、大阪及び名古屋の各証券取引所の市場第一部に株式を上場

1952.7

米国ダウ・ケミカル社と合弁で旭ダウ株式会社設立

1957.2

旭ダウ株式会社、ポリスチレンを製造開始、合成樹脂事業へ進出

1959.5

アクリル繊維「カシミロン™」の本格製造開始、合成繊維事業へ本格展開

1960.9

「サランラップ®」を販売開始、樹脂製品事業へ進出

1962.6

アクリロニトリルを製造開始

1967.8

軽量気泡コンクリート(ALC)「へーベル™」を製造開始、建材事業へ本格進出

1968.7

山陽石油化学株式会社設立、水島地区で石油化学事業へ本格進出

1971.2

旭シュエーベル株式会社設立、ガラス繊維織物事業へ進出

1972.4

水島で山陽エチレン株式会社による年産35万トンのエチレンセンターが完成

1972.9

「ヘーベルハウス™」を本格展開、住宅事業へ本格進出

1972.11

旭化成ホームズ株式会社設立

1974.7

旭メディカル株式会社(現、旭化成メディカル株式会社)設立、人工腎臓を生産開始、医療機器事業へ進出

1976.4

株式会社旭化成テキスタイル設立、テキスタイル事業の強化

1976.9

旭化成建材株式会社設立

1980.7

宮崎電子株式会社(現、旭化成電子株式会社)設立、ホール素子事業へ進出

1982.10

旭ダウ株式会社を合併、合成樹脂事業を強化

1983.8

旭マイクロシステム株式会社(現、旭化成マイクロシステム株式会社)設立、LSI事業へ本格展開

1992.1

東洋醸造株式会社と合併、医薬・医療事業を強化、酒類事業へ進出

1994.10

株式会社旭化成テキスタイルを合併、繊維事業を強化

1999.7

食品事業を日本たばこ産業株式会社へ譲渡

2000.7

新日鐵化学株式会社より欧米コンパウンド樹脂生産子会社を譲受

2001.1

旭化成工業株式会社から、旭化成株式会社へ社名変更

2002.9

焼酎及び低アルコール飲料事業をアサヒビール株式会社及びニッカウヰスキー株式会社へ譲渡

2003.7

清酒・合成酒関連事業をオエノンホールディングス株式会社へ譲渡

2003.10

持株会社制へ移行。持株会社(当社)と7事業会社(旭化成ケミカルズ株式会社、旭化成ホームズ株式会社、旭化成ファーマ株式会社、旭化成せんい株式会社、旭化成エレクトロニクス株式会社、旭化成建材株式会社、旭化成ライフ&リビング株式会社)からなるグループ経営体制へ移行

2007.4

旭化成ケミカルズ株式会社が旭化成ライフ&リビング株式会社を吸収合併

2008.10

旭化成ファーマ株式会社の子会社であった旭化成クラレメディカル株式会社及び旭化成メディカル株式会社を、当社が直接出資する事業会社に再編

2009.4

当社、旭化成ケミカルズ株式会社及び旭化成エレクトロニクス株式会社のエレクトロケミカル関連事業を、旭化成イーマテリアルズ株式会社に吸収分割により承継

2012.4

旭化成メディカル株式会社が旭化成クラレメディカル株式会社を吸収合併

2012.4

米国ZOLL Medical Corporationを買収及び連結子会社化し、クリティカルケア事業へ進出

年月

事項

2013.12

名古屋・札幌・福岡証券取引所の市場第一部の株式上場廃止

2014.10

本店の所在地を大阪から東京に移転

2015.8

米国Polypore International, Inc.(現、Polypore International, LP)を買収及び連結子会社化し、バッテリーセパレータ事業を拡大

2016.2

旭化成ケミカルズ株式会社水島製造所のエチレンセンターを停止

2016.4

当社、旭化成ケミカルズ株式会社、旭化成せんい株式会社及び旭化成イーマテリアルズ株式会社を吸収合併、事業持株会社に移行

2017.10

単元株式数を1,000株から100株に変更

2018.9

米国Sage Automotive Interiors, Inc.を買収及び連結子会社化し、自動車分野向け事業を拡大

2020.3

米国Veloxis Pharmaceuticals, Inc.を買収(1月)及び連結子会社化し、米国医薬品市場における事業基盤を獲得

2022.4

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

事業内容

旭化成は、多岐にわれる事業セグメントを持つグローバル企業です。同社グループは、マテリアル、住宅、ヘルスケアの主要3セグメントに加え、その他の事業を展開しています。

マテリアルセグメントでは、環境ソリューション事業を中心に、スチレンモノマー、アクリロニトリル、ポリエチレン、ポリスチレン、合成ゴムなどの化学製品を提供しています。また、リチウムイオン電池用セパレータや鉛蓄電池用セパレータ、中空糸ろ過膜、イオン交換膜などの先進材料も手がけています。

住宅セグメントでは、建築請負(戸建て・集合住宅)、不動産関連、リフォーム、その他住宅周辺事業を展開。また、米国や豪州での住宅事業も行っています。建材事業では、軽量気泡コンクリート(ALC)、断熱材、基礎杭、構造資材などを提供しています。

ヘルスケアセグメントでは、医薬事業として医療用医薬品や診断薬を、医療事業として血液透析・アフェレシス関連機器やウイルス除去フィルター、CDMO事業を展開しています。クリティカルケア事業では、心肺蘇生関連製品や睡眠時無呼吸症治療・診断機器を提供しています。

その他の事業としては、エンジニアリング事業、各種リサーチ・情報提供事業、人材派遣・紹介事業などがあります。これらの事業を通じて、旭化成は幅広い分野で社会のニーズに応えています。

経営方針

旭化成は、マテリアル、住宅、ヘルスケアの3つの主要セグメントを中心に、多岐にわたる事業を展開しているグローバル企業です。同社は、環境ソリューション事業をはじめとするマテリアルセグメントでの先進材料の提供、国内外での住宅事業、医薬品や医療機器の開発・提供を行うヘルスケアセグメントを通じて、社会のさまざまなニーズに応えています。

マテリアルセグメントでは、リチウムイオン電池用セパレータや鉛蓄電池用セパレータなどの高機能材料を提供し、環境との共生を目指しています。住宅セグメントでは、高品質な住宅の提供に加え、米国や豪州での事業展開を進め、グローバルな住宅市場に対応しています。ヘルスケアセグメントでは、医薬事業と医療事業を軸に、クリティカルケア事業を含む幅広い製品・サービスを提供し、人々の健康と生活の質の向上に貢献しています。

また、旭化成は、エンジニアリング事業や人材派遣・紹介事業など、その他の事業も手がけ、多角的な事業展開を通じて企業価値の向上を目指しています。これらの事業を通じて、旭化成は持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。