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トリドールホールディングスJP:3397
沿革
年月 |
事項 |
1985年8月 |
「トリドール三番館」開店 |
1995年10月 |
株式会社トリドール設立 |
1998年4月 |
和風焼鳥ファミリーダイニングとして「日の出食堂」開店 |
1999年3月 |
洋風居酒屋「トリドール」を和風焼き鳥ファミリーダイニング「とりどーる」へ転換開始 (これに伴い「日の出食堂」も「とりどーる」へ名称変更) |
2000年11月 |
セルフうどんの新業態として「丸亀製麺 加古川店」(兵庫県加古川市)開店 |
2003年9月 |
ショッピングセンターのフードコートエリアに「丸亀製麺 プロメナ店」(兵庫県神戸市) 開店 |
2004年9月 |
焼きそばの新業態として「長田本庄軒 イトーヨーカ堂明石店」(兵庫県明石市)開店 |
2006年2月 |
東京証券取引所マザーズ市場に上場 |
2007年10月 |
神戸市中央区に本社を移転 |
2008年12月 |
東京証券取引所第一部に市場変更 |
2011年4月 |
ハワイのホノルルに海外1号店「MARUGAME UDON」を開店 |
2012年1月 |
タイのバンコクに「丸亀製麺」フランチャイズ1号店を開店 |
9月 |
香港に海外事業の統括管理会社として東利多控股有限公司を設立(現・連結子会社) |
12月 |
台湾に「丸亀製麺」を運営する台湾東利多股份有限公司を設立(現・連結子会社) |
2015年6月 |
オランダに本社を置き、アジアン・ファストフード業態「WOK TO WALK」を運営する WOK TO WALK FRANCHISE B.V.の株式取得(現・連結子会社) |
8月 |
米国にMARUGAME UDON USA, LLCを設立(現・連結子会社) |
2016年2月 |
マレーシアに本社を置き、スープヌードル業態「Boat Noodle」を運営する UTARA 5 FOOD AND BEVERAGE SDN BHDの株式取得(現・持分法適用共同支配企業) |
2016年10月 |
持株会社体制に移行し、当社は商号を株式会社トリドールホールディングスに変更、 日本における店舗事業(本社機能を除く)は株式会社トリドール(現・連結子会社。 2017年10月に株式会社トリドールジャパンに商号変更)が承継 |
2017年8月 |
日本で立呑み居酒屋業態「晩杯屋」を運営する株式会社アクティブソースの株式取得 (現・連結子会社) |
12月 |
日本で豚骨ラーメン業態「ずんどう屋」を運営する株式会社ZUNDの株式取得 (現・連結子会社) |
2018年1月 |
香港に本社を置き、スパイシーヌードル業態「譚仔雲南米線」「譚仔三哥米線」を運営する Tam Jai International Co.Limitedの株式取得(現・連結子会社) |
8月 |
米国に本社を置き、ハワイ料理Poké(ポケ)業態「Pokéworks」を運営する Beyond Restaurant Group, LLCの株式取得(現・持分法適用共同支配企業) |
12月 |
シンガポールを本拠地とし、日本式カレー業態「MONSTER CURRY」を運営する MC GROUP PTE.LTD.の株式取得(現・連結子会社) |
2019年9月 |
東京都渋谷区に本社を移転 |
2020年4月 |
株式会社トリドールジャパンが運営する事業を株式会社丸亀製麺、株式会社肉のヤマキ商店、 株式会社トリドールジャパンに分社化 簡易株式交換により株式会社ZUND及び株式会社アクティブソースを完全子会社化 |
7月 |
英国にMARUGAME UDON (EUROPE) LIMITED を設立(現・連結子会社) |
2021年10月 |
Tam Jai International Co. Limitedが香港証券取引所のメインボードに上場 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
2023年4月 |
株式会社トリドールジャパンから国内カフェ事業を株式会社KONA'Sに分社化 |
事業内容
トリドールホールディングスは、直営およびフランチャイズによる外食事業を展開しています。同社グループは、トリドールホールディングスおよび連結子会社71社、共同支配企業および関連会社21社で構成されています。主な事業セグメントには、「丸亀製麺」をはじめとする様々な飲食店ブランドがあります。
「丸亀製麺」は、本格讃岐うどん専門店として、全店に製麺機を設置し、「打ち立て」「茹でたて」「できたて」「手づくり」のうどんや天ぷら、おむすび等を提供しています。このブランドは、日本国内で広く展開されています。
その他の事業セグメントには、「コナズ珈琲」や「肉のヤマキ商店」、「らー麺ずんどう屋」、「晩杯屋」、「天ぷらまきの」、「長田本庄軒」、「とりどーる」などが含まれます。これらは、それぞれ異なるコンセプトを持ち、カフェ、焼肉丼、ラーメン、立呑み酒場、天ぷら定食、焼きそば専門店、ファミリーダイニング型レストランといった多様な食体験を提供しています。
海外事業では、「Tam Jai」や「MARUGAME UDON」などのブランドを展開し、香港、中国、シンガポール、米国、台湾、インドネシア、フィリピン、ベトナム、英国など、幅広い地域で事業を行っています。これらのブランドは、それぞれ地域の特性に合わせたメニューやサービスを提供し、グローバルな市場での同社のプレゼンスを強化しています。
トリドールホールディングスは、これらの多様な飲食ブランドを通じて、国内外で幅広い顧客層に対応し、外食産業におけるその地位を確固たるものにしています。
経営方針
トリドールホールディングスは、グローバルフードカンパニーへの成長を目指しており、その戦略は「食の感動体験」の提供に根ざしています。同社は、顧客に五感を超えた食体験を提供し、世界中で新たな市場を創造し拡大していくことを目標としています。この目標を達成するために、2023年から2028年の中長期経営計画を策定し、売上収益3,000億円、事業利益率12%以上を目指しています。
同社の成長戦略は、独自性と強みである「二律両立」の実現に焦点を当てています。これは、本来相反する要素を両立させることで、新たな価値を生み出す戦略です。具体的には、「KANDOトレードオン戦略」を掲げ、感動体験を核とした多様なブランド群の展開と、世界各地での「ローカルバディ」との協力による事業展開を進めています。
重点テーマとしては、感動体験の追求、事業ポートフォリオの量質拡充、ローカルバディ布陣の確立、そしてN×N展開を支える基盤構築が挙げられます。これらのテーマに基づき、新たなシーンでの感動体験の創出、M&Aによる新業態獲得、選択と集中による勝ち筋の確立、ブランドインキュベーション、そしてグローバルブランド化を含む業態の開発など、多角的な取り組みを進めています。
また、同社は、成長性・収益性・効率性の指標に加え、健全性の追求も重視しており、ROICを重要な経営指標としています。これにより、資本効率性の改善とキャッシュフロー創出力の強化を図り、大規模な投資に備えた財務健全性と調達余力の確保を目指しています。
トリドールホールディングスは、これらの戦略を通じて、予測不能な進化で未来を拓くグローバルフードカンパニーへの成長を目指しています。