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ツルハホールディングスJP:3391
沿革
年月 |
事項 |
1929年5月 |
医薬品等の小売販売業を目的として北海道旭川市に鶴羽薬師堂創業 |
1956年8月 |
ツルハ薬局に屋号変更 |
1963年6月 |
株式会社に組織変更 北海道旭川市に㈱ツルハ薬局(現社名 ㈱ツルハホールディングス)を設立 |
1975年5月 |
㈱ツルハが薬局・薬店への経営指導、医薬品等の卸売事業ならびに医薬品等の小売販売業を目的として、㈱クスリのツルハコントロールセンター(資本金2百万円、現㈱ツルハ)を北海道旭川市4条通17丁目に設立 |
1985年3月 |
㈱ツルハが店舗数50店となる |
1987年3月 |
㈱ツルハが発注業務の合理化を図るため、EOS(オンライン受発注システム)を全店開始 |
1989年7月 |
㈱ツルハが全店舗にPOS(販売時点情報管理システム)レジを導入し、業務の合理化を図る ㈱ツルハが店舗数100店となる |
1991年7月 |
営業の全部を㈱クスリのツルハコントロールセンター(現社名 ㈱ツルハ)に譲渡 事業目的を保険代理業に定款変更 |
1991年8月 |
㈱クスリのツルハコントロールセンターが商号を㈱ツルハに変更 |
1991年8月 |
㈱ツルハが本社を札幌市東区北24条東20丁目に移転 |
1992年4月 |
㈱ツルハが調剤部門を併設した中の島店開設、調剤業務への参入を本格化 |
1993年2月 |
㈱クレーン商事に商号変更 |
1995年1月 |
㈱ツルハがジャスコ㈱(現イオン㈱)(千葉市美浜区)と業務・資本提携契約を締結 |
1998年6月 |
㈱ツルハが日本証券業協会に株式を店頭登録 |
2000年11月 |
㈱ツルハが㈱ドラッグトマト(岩手県盛岡市)の全株式を取得し子会社化 |
2001年2月 |
㈱ツルハが東京証券取引所市場第二部に上場 |
2001年11月 |
㈱ツルハが㈱リバース(川崎市幸区)の全株式を取得し、子会社化 |
2001年11月 |
㈱ツルハが「介護サービス事業」を開始 |
2002年5月 |
㈱ツルハが東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
2002年6月 |
㈱ツルハが㈱ポテトカンパニー(山形県山形市)の全株式を取得し、子会社化 |
2003年5月 |
㈱ツルハが子会社㈱ドラッグトマトを吸収合併 |
2003年5月 |
㈱ツルハが「ツルハポイントカード」サービス開始 |
2003年8月 |
㈱ツルハが株主優待制度新設 |
2004年2月 |
札幌市東区に本店を移転 |
2004年3月 |
㈱ツルハが子会社㈱ポテトカンパニーを吸収合併 |
2005年6月 |
株式交換により㈱ツルハを当社の完全子会社とする株式交換契約を締結 |
2005年8月 |
㈱ツルハホールディングスに商号変更 |
2005年11月 |
東京証券取引所に上場 |
2006年8月 |
ツルハグループが店舗数500店となる |
2006年12月 |
㈱くすりの福太郎(千葉県鎌ヶ谷市)との業務資本提携契約を締結 |
2007年5月 |
株式交換により㈱くすりの福太郎を当社の完全子会社とする株式交換契約を締結 |
2008年4月 |
㈱ウイング(札幌市北区)を子会社化 |
2008年7月 |
㈱スパーク(愛知県春日井市)を子会社化 |
2009年2月 |
㈱ウェルネス湖北(島根県松江市)を子会社化 |
2010年7月 |
㈱サクラドラッグ(東京都中央区)を子会社化 |
2010年10月 |
タイ国サハグループと業務提携およびタイ駐在事務所開設 |
2011年5月 |
㈱ツルハが㈱サクラドラッグを吸収合併 |
2011年12月 |
タイ国サハグループとの合弁会社Tsuruha(Thailand)Co.,Ltd.設立 |
2012年4月 |
ツルハグループが店舗数1,000店となる |
2012年7月 |
ツルハグループ海外1号店となるツルハドラッグゲートウェイ・エカマイ店をタイ・バンコクに出店 |
2013年8月 |
㈱ウエダ薬局(和歌山県海南市)を子会社化 |
2013年11月 |
㈱ツルハが㈱ウエダ薬局を吸収合併 |
2013年12月 |
㈱ハーティウォンツ(広島市中区)を子会社化 |
2015年4月 |
㈱フジ・㈱レデイ薬局と資本業務提携を締結 |
2015年8月 |
㈱ハーティウォンツが㈱ウェルネス湖北を吸収合併し、社名を㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本に商号変更 |
2015年10月 |
㈱レデイ薬局(愛媛県松山市)を子会社化 |
2016年5月 |
㈱ツルハグループマーチャンダイジングが㈱ウイング・㈱ツルハeコマースを吸収合併 |
2017年9月 |
㈱杏林堂グループ・ホールディングス(浜松市中区)を子会社化 |
2018年5月 |
㈱ビー・アンド・ディーホールディングス(現:㈱ビー・アンド・ディー)(愛知県春日井市)を子会社化 |
2019年3月 |
金秀商事㈱(沖縄県)とのFC契約により沖縄県浦添市に「ツルハドラッグ宮城店」をオープン |
2020年5月 |
JR九州ドラッグイレブン㈱(現:㈱ドラッグイレブン)を子会社化 |
2021年8月 |
監査等委員会設置会社へ移行 |
2022年4月 |
東京証券取引所プライム市場に移行 |
事業内容
ツルホールディングスは、医薬品・化粧品・雑貨等の販売を行うドラッグストアチェーンを中心とした事業を展開しています。
同社グループは、ホールディング会社の「㈱ツルホールディングス」を中心に、14の連結子会社と1つの非連結子会社で構成されています。主な事業内容は以下の通りです。
「㈱ツルハ」は、薬局および店舗販売業を行い、医薬品等の販売やフランチャイズ店への卸売りを手がけています。「㈱くすりの福太郎」は関東地区で、「㈱ツルホグループドラッグ&ファーマシー西日本」は中国・九州地区で、「㈱レデイ薬局」は中四国地区で、それぞれ薬局および店舗販売業を展開しています。
また、「㈱杏林堂グループ・ホールディングス」はドラッグストア運営子会社の経営指導および管理を行い、「㈱杏林堂薬局」は静岡県内で薬局および店舗販売業を手がけています。
さらに、「㈱ツルホグループマーチャンダイジング」は同社グループ全般の商品調達や物流、プライベートブランド商品の企画開発、通信販売業務などを担っています。その他、保険代理店業務や不動産賃貸、酒類の通信販売、自動販売機の賃貸などの事業も手がけています。
このように、ツルホールディングスグループは医薬品・化粧品・雑貨等の販売を中心に、多岐にわたる事業を展開しています。地域に密着したドラッグストア展開と、グループ全体の商品調達や物流、通販事業などの機能を組み合わせることで、効率的な事業運営を行っています。
経営方針
ツルホールディングスは、ドラッグストア事業を中心に、医薬品・化粧品・雑貨等の販売を行う企業グループです。同社は、経営理念である「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」のもと、地域のライフラインとしての役割を果たし、地域社会への貢献を目指しています。
2024年5月期の重点方針として、以下の6つの施策に取り組んでいます。
1. 収益性を重視した店舗展開戦略: ドミナント戦略の推進や出店におけるKPI管理の強化、既存店の収益力改善、M&Aを通じた地域展開の拡大などに取り組む。
2. 調剤薬局の新規開設推進と機能向上: 既存店舗への併設を中心とした調剤薬局の新規出店を推進し、ドラッグストアとの連携強化によるヘルスケアサポート機能の充実を図る。
3. プライベートブランドを通じた企業価値・競争力向上: 自社ブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」の開発・販売を推進し、大手メーカーとの共同開発や環境配慮型商品の開発などに取り組む。
4. デジタル戦略の推進とIT基盤の強化: 顧客データプラットフォームの活用やキャッシュレス決済の導入などを通じて、顧客満足度向上と新規顧客の獲得を図る。
5. 業績管理体制の構築を通じた経営効率向上: 販売管理費の低減や店舗オペレーションの効率化などに取り組み、グループ全体の経営効率向上を目指す。
6. サステナブル経営の推進: 人的資本経営の策定や、コーポレート・ガバナンス体制の充実により、長期的な企業価値向上を目指す。
これらの施策を通じて、2025年5月期の目標として、売上高1兆600億円、営業利益率5%、ROE10%の達成を目指しています。また、M&Aや資本・業務提携などを活用しながら、グループの企業価値最大化に注力していく方針です。