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シップヘルスケアホールディングスJP:3360
事業内容
シップヘルスケアホールディングスは、医療、保健、福祉、介護、サービスの分野で事業を展開しています。同社は、トータルパックプロデュース事業、メディカルサプライ事業、ライフケア事業、調剤薬局事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。
トータルパックプロデュース事業では、医療機関の新設や改築に関する企画運営、医療設備の販売とメンテナンスを行っています。また、医療ガス配管設備や手術室内装の製造、医療情報システムの開発、不動産賃貸業務なども手がけています。
メディカルサプライ事業では、医療施設向けに診療材料や医療機器を販売しています。院外SPDシステムを活用した物流代行や、専門領域の医療機器材料の販売も行っています。さらに、物品管理や洗浄・滅菌業務の受託も行っています。
ライフケア事業では、老人ホームやグループホームの運営、食事提供サービス、デイサービス施設の運営を行っています。これにより、高齢者向けの包括的なケアサービスを提供しています。
調剤薬局事業では、調剤薬局の運営を行っています。これにより、地域の医療ニーズに応える形で、薬剤の提供と健康相談を行っています。
経営方針
シップヘルスケアホールディングスは、成長戦略として「SHIP VISION 2030」を掲げています。この中期経営計画では、グループ経営資源の最適化を通じたポートフォリオ経営を基本方針とし、売上高の年平均成長率を5%とすることを目指しています。また、2030年までに営業利益率を4%、ROEを12%に引き上げることを目標としています。
同社は、医療機関のインフラを一括してエンジニアリングする「トータルパックプロデュース」を中心に、医療消耗品の販売や介護施設の運営など、ヘルスケア事業領域での包括的なソリューション提供を推進しています。さらに、自然環境を含めた「人々がより良く生きる環境づくり」への事業ドメイン拡大も視野に入れています。
シップヘルスケアホールディングスは、医療機関全体をコーディネートするヘルスケアエンジニアリングを強化し、新規プロジェクトの拡大とグループ間のシナジーを追求しています。また、商社系・メーカー系と連動した海外展開も進め、ストックビジネスの開拓を図っています。これにより、持続的な成長を目指しています。
同社のメディカルサプライ事業では、医師との信頼関係を構築し、付加価値を高めることに注力しています。資本提携を進めることで、医療機器や診療材料の販売を強化し、競争力を高めています。これにより、医療施設向けの包括的なサプライチェーンを構築しています。
ライフケア事業では、介護施設の運営管理機能の向上と介護従事者の再教育を徹底しています。他の事業セグメントとの連携を強化し、食事提供サービス事業でも医療機関との契約獲得を推進しています。これにより、高齢者向けの包括的なケアサービスを提供しています。
調剤薬局事業では、店舗運営の効率化を図り、メディカルモールの企画案件を強化しています。ジェネリック医薬品の活用や新規店舗開発を進め、地域の医療ニーズに応える形で薬剤の提供と健康相談を行っています。これにより、地域医療の充実を図っています。