シップヘルスケアホールディングスJP:3360

時価総額
¥2352.1億
PER
20.2倍
医療・保健・福祉・介護分野で、トータルパックプロデュース(医療機器販売・メンテナンス、コンサルティング)、メディカルサプライ(診療材料販売)、ライフケア(老人ホーム運営、食事提供)、調剤薬局運営を展開。

沿革

1992年8月

大阪府吹田市に株式会社シップコーポレーション(現 当社)を設立し、医療・保健・福祉施設のコンサルティング業務を開始。

1992年11月

グリーンホスピタルサプライ株式会社(現 当社に吸収合併、大阪府吹田市、以下「元グリーンホスピタルサプライ株式会社」)を設立し、レントゲンフィルム・自動現像機等の富士写真フイルム製品及び医療用機器等の販売を開始。

1994年1月

株式会社保健医療総合研究所(現 シップヘルスケアリサーチ&コンサルティング株式会社、大阪府吹田市)を設立。

1994年3月

日星調剤株式会社(島根県鹿足郡)を設立。

1995年6月

医療機関等に対するリース事業を開始。

1997年2月

元グリーンホスピタルサプライ株式会社がSPD(サプライプロセシングディストリビューション(院内物流代行システム))事業を開始。

1999年10月

元グリーンホスピタルサプライ株式会社がメディカルイメージング部門を富士フイルムメディカル西日本株式会社へ営業譲渡。

2000年6月

元グリーンホスピタルサプライ株式会社が東京営業所(現 グリーンホスピタルサプライ株式会社東京支社、東京都中央区)を開設。

2000年10月

元グリーンホスピタルサプライ株式会社が誠光メディカル株式会社(現 セイコーメディカル株式会社、和歌山県和歌山市)を子会社化。

2001年10月

元グリーンホスピタルサプライ株式会社が株式会社多治川経営企画(現 シップヘルスケアエステート株式会社、大阪府吹田市)を子会社化。

2002年3月

元グリーンホスピタルサプライ株式会社を吸収合併し、「グリーンホスピタルサプライ株式会社」へ商号変更。

2003年1月

株式会社ユナイト(現 グリーンライフ株式会社、兵庫県尼崎市)を子会社化。

2004年6月

有限会社わかば(現 グリーンファーマシー株式会社、大阪府吹田市)を子会社化。

2005年2月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2005年3月

グリーンエンジニアリング株式会社(東京都中央区)及び株式会社大阪先端画像センター(大阪府吹田市)を設立。

2005年6月

株式会社アニマルメディカルセンター(現 グリーンアニマル株式会社、大阪府吹田市)を設立。

2006年1月

株式会社ホスピタルフードサプライサービス(現 シップヘルスケアフード株式会社、大阪府吹田市)を子会社化。

2006年3月

株式会社三世会(現 株式会社北大阪地所、大阪市東淀川区)を子会社化。

2006年8月

株式会社サンライフ(神奈川県相模原市)を子会社化。

2006年11月

株式会社セントラルユニ(東京都千代田区)とその子会社5社を子会社化。

2007年3月

東京証券取引所市場第一部に指定変更。

株式会社仙台調剤(現 シップヘルスケアファーマシー東日本株式会社、仙台市泉区)を子会社化。

アイネット・システムズ株式会社(大阪市中央区)とその子会社1社を子会社化。

2007年6月

株式会社ハートライフ(東京都世田谷区)とその子会社1社を子会社化。

2008年4月

山田医療照明株式会社(東京都文京区)を子会社化。

2008年7月

株式会社ライトテック(大阪市西区)を子会社化。

2009年5月

シップヘルスケアホールディングス株式会社(現 グリーンホスピタルサプライ株式会社、大阪府吹田市)を設立。

2009年10月

分社型吸収分割を行い、事業をシップヘルスケアホールディングス株式会社(現 グリーンホスピタルサプライ株式会社)へ承継し、「シップヘルスケアホールディングス株式会社」へ商号変更。持株会社体制へ移行。

株式会社セントラルユニとの株式交換を実施。

2009年10月

酒井医療株式会社(東京都文京区)とその子会社1社を子会社化。

2010年10月

株式会社札幌メディカルコーポレーション(現 株式会社SMC、札幌市白石区)とその子会社3社を子会社化。

2011年12月

アントケアホールディングス株式会社(現 グリーンライフ株式会社に吸収合併、東京都中央区)とその子会社4社を子会社化。

2012年1月

クオンシステム株式会社(東京都港区)を設立。

2012年5月

吸収分割によりグリーンホスピタルサプライ株式会社と株式会社セントラルユニの一部子会社の管理運営業務を当社に承継。

2013年11月

中嶋メディカルサプライ株式会社(茨城県日立市)を子会社化。

2014年2月

ティック株式会社(東京都文京区)を子会社化。

2014年3月

株式会社アゴラジャパン(大阪府茨木市)を子会社化。

2014年4月

シップヘルスケアエステート東日本株式会社(東京都中央区)を設立。

2014年8月

GREEN HOSPITAL MYANMAR,LTD.(ミャンマー国ヤンゴン市)を設立。

2015年3月

オーラムメディカル株式会社(三重県鈴鹿市)とその子会社1社を子会社化。

2015年7月

大阪重粒子線施設管理株式会社(大阪府吹田市)を設立。

2015年8月

株式会社西野医科器械(東京都江戸川区)を子会社化。

2016年4月

小西共和ホールディング株式会社(現 小西医療器株式会社に吸収合併、大阪市中央区)とその子会社4社を子会社化。

SHIP AICHI MEDICAL SERVICE, LTD.(バングラデシュ国ダッカ市)を設立。

2016年8月

日本パナユーズ株式会社(大阪市港区)とその子会社1社を子会社化。

2016年12月

昭島国際法務PFI株式会社(東京都中央区)を設立。

2017年4月

ユーロメディテック株式会社(東京都品川区)を子会社化。

2017年12月

有限会社オルガンメディカル(秋田県秋田市)を子会社化。

2019年6月

株式会社I&C(大阪市中央区)を子会社化。

2019年7月

株式会社日本システム家具(和歌山県和歌山市)を子会社化。

2019年9月

株式会社ジョイアップ(福岡市博多区)を子会社化。

2019年10月

株式会社日本ネットワークサービス(神戸市中央区)とその子会社1社を子会社化。

2020年4月

Okkar Thiri Co.,Ltd.(ミャンマー国ヤンゴン市)とその子会社1社を子会社化。

Snow Everest Co.,Ltd.(ミャンマー国ヤンゴン市)とその子会社1社を子会社化。

2020年5月

株式会社エス・ティー・ケー(大阪府吹田市)を子会社化。

2021年4月

マスターズホスピタリティ株式会社(大阪市中央区)を子会社化。

2022年2月

株式会社トム・メディック(青森県青森市)とその子会社1社を子会社化。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

株式会社中央(香川県高松市)を子会社化。

2022年7月

株式会社キングラン(東京都千代田区)とその子会社11社を子会社化。

2022年8月

有限会社菜の花薬局(東京都中央区)を子会社化。

2022年10月

株式会社オールケアー(山口県防府市)を子会社化。

事業内容

シップヘルスケアホールディングスは、医療・保健・福祉・介護・サービスの分野において、幅広い事業を展開しています。同社グループは、連結子会社67社及び関連会社4社を含む組織体で、以下の主要事業セグメントを有しています。

1. トータルパックプロデュース事業: このセグメントでは、医療機関の新設や移転新築、増改築などのニーズに対応し、医療設備の企画運営・コンサルティング、医療機器・設備の販売及びメンテナンス、設備工事などを一括して提供しています。また、医療情報システムの開発・販売、不動産賃貸業務、動物病院の運営なども手がけています。

2. メディカルサプライ事業: 医療施設に対する診療材料や医療機器の販売を行っており、院外SPDシステム(院内物流代行システム)を通じた販売や、整形・循環器関連の専門領域での販売も展開しています。物品管理や洗浄・滅菌、保守点検業務などの受託も行っています。

3. ライフケア事業: 老人ホームやグループホーム、小規模多機能施設の運営、食事提供サービス、デイサービスやパワーリハビリ施設の運営と支援業務を提供しています。このセグメントは、高齢者の生活支援に重点を置いています。

4. 調剤薬局事業: 調剤薬局の運営を行っており、医薬品の調剤や健康相談などを通じて、地域医療に貢献しています。

これらの事業を通じて、シップヘルスケアホールディングスは、医療・保健・福祉・介護の各分野でトータルソリューションを提供し、社会に貢献しています。

経営方針

シップヘルスケアホールディングスは、医療・保健・福祉・介護・サービス分野におけるトータルソリューションプロバイダーとして、多角的な事業展開を行っています。同社の成長戦略は、経営理念「SHIP」(誠実な心、情の心、革新者の気概、パートナーシップ精神)に基づき、生命を守る人の環境づくりをグループミッションとして掲げています。

中期経営計画「SHIP VISION 2024」では、2025年3月期を目処に売上高630,000百万円、営業利益26,000百万円の達成を目標としています。この計画の下、コア事業のさらなる高成長、積極的なバリューの拡大、機能強化戦略、サステナビリティへの取り組みが重要施策として挙げられています。

具体的な経営戦略として、トータルパックプロデュース事業では、医療機関全体をコーディネートするヘルスケアエンジニアリングとコンサルテーションを強化し、新規プロジェクトの拡大とグループ間のシナジーを先導します。また、商社系・メーカー系と連動した戦略的海外展開も図ります。メディカルサプライ事業では、医師との信頼関係構築と付加価値の高め方、資本提携を進めます。ライフケア事業では、介護施設の運営管理機能の向上と再教育の徹底、他セグメントとの連携強化を目指します。調剤薬局事業では、店舗運営の効率化、メディカルモールの企画案件強化、ジェネリック医薬品の活用、新規店舗開発を進めます。

これらの戦略を通じて、シップヘルスケアホールディングスは、医療業界の厳しい経営環境の中でも、持続可能な成長を目指しています。