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ワイエスフードJP:3358
事業内容
ワイエスフード株式会社は、ラーメン店の経営とフランチャイズ・チェーン本部の運営を主な事業としています。同社は、国内外で「筑豊ラーメン山小屋」や「ばさらか」などのブランドを展開し、厳選された食材を使用したラーメンを提供しています。また、フランチャイズ加盟店の募集や経営指導、飲食店用厨房設備の販売も行っています。
ワイエスフードは、不動産賃貸事業も手がけています。これは、同社が所有する店舗用地などの不動産を賃貸する事業です。この事業は、ラーメン店の運営と並行して行われ、安定した収益源となっています。
外販事業では、ラーメンなどの製品を主要販売品目とし、インターネット通販サイトでの通信販売や一般小売先向けの卸し、委託販売による小売りを行っています。これにより、消費者に直接商品を届けることが可能です。
さらに、ワイエスフードは温泉事業も展開しています。福岡県田川郡福智町にある「ほうじょう温泉ふじ湯の里」の指定管理者として、同施設の運営を行っています。この事業は地域密着型のサービスとして、地域住民や観光客に利用されています。
経営方針
ワイエスフード株式会社は、ラーメン店の経営とフランチャイズ・チェーン本部の運営を中心に、多角的な成長戦略を推進しています。同社は、ラーメンを主軸とした外食事業の安定的な拡大を目指し、営業利益と経常利益の向上を重要な経営指標としています。また、フリーキャッシュ・フローの増大を目標に掲げ、企業価値の向上を図っています。
同社は、M&Aを強化し、多様なジャンルを持つ総合的な飲食プラットフォーマーへの脱却を目指しています。適正な企業価値算定を重視し、シナジーや経営戦略との整合性を考慮した慎重なM&Aを推進しています。これにより、安定した成長と持続的な企業価値向上を実現しようとしています。
外食事業では、新規出店活動を進め、エリアフランチャイズ契約の獲得を中心に多店舗展開を図っています。特に東京進出を強化し、関東圏でのフランチャイズ加盟者の拡大を目指しています。また、ブランドの周年記念を活かし、新メニューの提案やイベント開催を支援し、顧客の関心を引き続けています。
人材の確保と教育も重要な課題として位置づけられています。多様な人材が活躍できる環境を整備し、外国人労働者の受け入れを進めています。さらに、フランチャイズ店の管理能力を強化するため、専門業者を活用した育成プログラムを実施しています。
商品開発においては、季節限定商品や新メニューの提案を積極的に行い、顧客ニーズに応える商品力の強化を図っています。また、店舗開発では新規オープンを進め、地域でのプレゼンスを高めています。外販事業では、販路拡大を目指し、BtoBの強化やECサイトの活用を進めています。
ワイエスフードは、これらの施策を通じて、直営店やフランチャイズ店舗がない地域でも「山小屋ラーメン」に触れる機会を増やし、購買の拡大を図っています。また、OEM受注の増加を目指し、さらなる事業の拡大を推進しています。