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クリヤマホールディングスJP:3355
沿革
1939年4月 |
栗山ゴム商会の商号で創業。 |
1940年12月 |
栗山護謨株式会社を設立。 |
1957年2月 |
王子ゴム化成株式会社(持分法適用関連会社)へ出資し、工業用ゴム製品の製造(ゴムライニング等)を開始。 |
1968年6月 |
Kuriyama of America, Inc.(連結子会社、米国・シカゴ)を設立し、米国でのゴム・プラスチック製品の販売を開始。 |
1969年10月 |
栗山ゴム株式会社に社名変更。 |
1978年3月 |
タイガースポリマー㈱との合弁で米国イリノイ州にTigerflex Corporation(持分法適用関連会社)を設立し、プラスチックホースの製造を開始。 |
1979年3月 |
栗山興産株式会社(連結子会社、2021年社名変更:クリヤマプリージア㈱)を設立し不動産業、ビル管理業務を開始。 |
1983年4月 |
クリヤマ株式会社に社名変更。 |
1984年9月 |
Kuriyama Canada, Inc.(連結子会社、カナダ・オンタリオ州)を設立し、プラスチックホースの製造を開始。 |
1989年11月 |
Accuflex Industrial Hose, Ltd. (連結子会社、カナダ・オンタリオ州)を買収し、プラスチックホースの製造を開始。 |
1990年11月 |
Kuri Tec Corporation(連結子会社、カナダ・オンタリオ州)を設立し、ゴム・プラスチック製品のカナダでの販売を開始。 |
1991年11月 |
スカルパジャポネ株式会社(連結子会社、1999年社名変更:エアモンテ㈱)を設立し、登山・アウトドア用品の販売を開始。 |
1996年1月 |
王子ゴム化成株式会社(持分法適用関連会社)との合弁で、株式会社クリヤマ技術研究所を設立し、研究開発業務を開始。 |
1996年7月 |
上海栗山貿易有限公司(連結子会社、中国・上海)を設立し、中国での営業拠点として輸出入業務を開始。 |
1997年4月 |
Hose Technology,Inc.(米国・インディアナ州)を買収し、メタルホースの製造を開始。 |
1997年6月 |
王子ゴム化成株式会社(持分法適用関連会社)との合弁で靖江王子橡膠有限公司(持分法適用関連会社、中国・靖江)を設立し、ゴム・樹脂製品の製造を開始。 |
1998年11月 |
Kuri Tec Manufacturing, Inc.(連結子会社、米国・インディアナ州)を設立し、プラスチックホースの製造を開始。 |
2003年8月 |
Alfagomma S.P.A.(イタリア)との合弁でAlfagomma America, Inc.(持分法適用関連会社、米国・アイオワ州)を設立し、高圧ホースのアセンブリー、OEM商品の販売を開始。 |
2004年12月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2005年4月 |
Piranha Hose Products,Inc.(連結子会社、米国・ミシガン州)を買収し、中高圧ホースの製造販売を開始。 |
2008年1月 |
Kuri Tec Manufacturing, Inc.(米国・インディアナ州)が、Hose Technology,Inc.(米国・インディアナ州)を吸収合併。 |
2012年10月 |
純粋持株体制移行に伴いクリヤマホールディングス株式会社に商号変更。 会社分割方式により全事業(グループ会社の経営管理機能を除く)を承継会社(新規設立会社)であるクリヤマジャパン株式会社(旧社名 クリヤマ㈱)に継承。 |
2012年10月 |
Kuriyama (Thailand) Co., Ltd.(連結子会社、タイ王国)を設立し、東南アジアの営業拠点として量産機械用資材等の販売を開始。 |
2015年6月 |
Kuriyama Europe Cooperatief U.A.(連結子会社、オランダ王国・アムステルダム市)を設立。スペイン、米国、アルゼンチンにゴム製レイフラットホース製販拠点を持つLyme Gro Holding N.V.を子会社化。 |
2015年9月 |
クリヤマジャパン株式会社(連結子会社 旧社名クリヤマ㈱)が、尿素水識別センサー、燃料識別センサーの開発・製造・販売を行う株式会社サンエー(連結子会社・広島)の株式を取得し、子会社化。 |
2017年5月 |
クリヤマジャパン株式会社(連結子会社 旧社名クリヤマ㈱)が、クリヤマコンソルト株式会社の保有する全株式を譲渡。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場へ移行 |
2022年7月 |
クリヤマジャパン株式会社(連結子会社 旧社名クリヤマ㈱)がエアモンテ株式会社(連結子会社)を吸収合併。 |
事業内容
クリヤマホールディングスは、純粋持株会社制を採用し、18の連結子会社と6つの持分法適用関連会社、2つの主要な持分法非適用会社を有しています。同社は、グループ全体の経営戦略の策定・推進、経営の統括・管理・監査を行っています。同社グループの事業は、アジア事業、北米事業、欧州・南米事業の3つのセグメントに分かれています。
アジア事業では、クリヤマジャパン株式会社が中心となり、建機・農機向けの工業用ゴム製品や樹脂製品、船舶向けデッキコンポジション、プラント向けゴム製エキスパンションなどの販売及び設置・施工を手掛けています。また、スポーツ施設や建設資材の販売・施工、イタリア製スポーツアパレル「MONTURA」の販売、技術研究・商品開発、ダストコントロール用マットの販売・不動産管理など、多岐にわたる事業を展開しています。
北米事業では、Kuriyama of America, Inc.やAccuflex Industrial Hose, Ltd.(米国)、Kuri Tec Corporationなどが、産業用ホースや継手等の販売を行っており、これらの製品の大部分は、同社の連結子会社や持分法適用関連会社から供給されています。
欧州・南米事業では、Kuriyama Europe Cooperatief U.A.やTécnicas e Ingeniería de Protección, S.A.U.などが、レイフラットホース・継手・消防用ホース・ノズルの製造販売を欧州・南米地域を中心に行っています。
クリヤマホールディングスグループは、これらの事業を通じて、グローバルな視点から多様な産業に対して高品質な製品とサービスを提供しています。
経営方針
クリヤマホールディングスは、80年以上の歴史を持ち、顧客の信頼を基に発展を続ける企業として、グローバルな展開を加速しています。同社は、北米、欧州、南米、そして日本国内において、多角的な事業を展開し、高品質な製品と迅速な顧客対応を強みとしています。特に、北米ではホースメーカーとして一体型の経営を推進し、顧客満足度の向上に努めています。欧州及び南米では、ゴム製レイフラットホースの製造販売を行い、グローバル展開を進めています。
同社グループは、持続可能な社会の実現を目指し、地球環境や人々の安全・安心を追求した製品の開発と拡販、ダイバーシティの推進、コーポレートガバナンス改革やSDGs及びESGに関わる取り組みを進めています。これらの活動を通じて、グローバル企業としての経営成績の向上と経営の安定化を図っています。
中長期的な経営戦略として、クリヤマホールディングスは、建機・農機のグローバルTier1サプライヤーとしての地位確立、産業用総合ホースメーカーとしての品質と信頼のNo.1ブランドの追求、そして現地生産・現地販売の推進を掲げています。これらの戦略を実現するために、人的資本への投資加速や、働き方改革を含む経営戦略の一環として、生産性や品質の向上を目指しています。
また、アジア事業では、建機・農機市場におけるシェア拡大や次世代商品の開発に注力し、北米事業では物流インフラへの投資を通じた顧客満足度の向上や収益性の改善を目指しています。欧州・南米事業では、北米事業とのシナジー効果を高め、グローバル展開を加速させています。これらの戦略的取り組みを通じて、クリヤマホールディングスは、さらなる成長と発展を目指しています。