ミタチ産業JP:3321

時価総額
¥141.1億
PER
8.1倍
ミタチ産業株式会社は、国内外で半導体や電子部品の販売、電子機器の組付加工、IoT関連機器の提供を行う企業。

事業内容

ミタチ産業株式会社は、国内外で多岐にわたるエレクトロニクス製品の事業を展開しています。同社は、半導体や電子部品の販売、電子機器組付装置の販売を主な業務としています。これにより、カーエレクトロニクス、民生機器、産業機器、アミューズメント機器など、さまざまな分野に対応しています。

ミタチ産業の事業は、国内事業部門と海外事業部門に分かれています。国内事業部門では、主に日本国内での半導体や電子部品の仕入販売、組付加工販売を行っています。これには、ミタチ産業自身とMEテック株式会社が関与しています。

一方、海外事業部門では、海外市場における電子機器や電子部品の組付加工販売、半導体や電子部品の仕入販売を行っています。主な関連会社には、M.A.TECHNOLOGY,INC.や美達奇(香港)有限公司、台湾美達旗股份有限公司などがあります。

ミタチ産業が取り扱う主な商品には、汎用IC、ダイオード、トランジスタ、光半導体、システムLSI、メモリなどの半導体があります。また、抵抗器、コンデンサ、コネクタ、スイッチ、コイル、電子回路基板などの電子部品も取り扱っています。

さらに、ユニット・アセンブリ分野では、組付加工(受託加工)全般や組込みシステムを提供しています。その他の分野では、チップマウンターやはんだ印刷機などの産業機器、ハードディスクや液晶モジュールなどのコンポーネント、IoT関連機器とソフトウェアを取り扱っています。

経営方針

ミタチ産業株式会社は、エレクトロニクス関連製品やソリューションサービスを中心に、グローバルな成長を目指しています。同社は「顧客第一主義」や「創造的革新」などの理念を掲げ、変化する市場環境に対応し続けることを重視しています。特に、エレクトロニクス商社としての競争力を高めるため、商材とサービスの拡充を進めています。

同社は2025年から2027年にかけての「中期経営計画2026」を策定し、基盤ビジネスの強化と新たな収益基盤の創出を目指しています。モビリティや産業機器分野での取り組みを強化し、EMS+周辺領域の対応を通じて統合型ものづくりプロバイダーへの進化を図っています。また、協業やM&Aを活用し、グローバルネットワークの強化を進めています。

新たな収益基盤の創出においては、「MONOもKOTOも」のスローガンのもと、エレクトロニクスとデジタル技術を活用した新たなビジネスモデルを構築しています。お客様への複合的なサービス提供や技術力の強化を通じて、ビジネス領域の拡大を図っています。さらに、社会的価値と経済的価値を両立する新規事業の創出にも注力しています。

健全な経営基盤の維持・強化も重要な戦略の一部です。財務健全性の向上や人的資本への投資を進め、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図っています。これにより、経営の品質を高め、持続可能な成長を実現することを目指しています。

ミタチ産業は、2027年5月期までに売上高1,000億円、営業利益30億円、ROE10%以上の達成を目標としています。これらの目標を通じて、企業価値の持続的な向上を追求しています。