イーグランドJP:3294

時価総額
¥120.7億
PER
6.3倍
中古住宅再生事業を主軸に、不動産賃貸業やリゾート事業を含む不動産関連事業を展開する企業。

事業内容

イーグランドは、中古住宅再生事業を主たる事業として展開しています。この事業では、一般の中古住宅流通市場や不動産競売市場から仕入れた中古住宅にリフォームを施し、住宅としての機能を回復・向上させたうえで販売しています。主に中古マンションや中古戸建を取り扱い、首都圏および関西圏を中心に事業を展開しています。

イーグランドの居住用物件は、主に若年ファミリー層をターゲットにしており、平均販売価格帯は2,000万円から3,000万円です。また、東京23区内の高価格帯物件や2億円超のハイグレード物件の取り扱いも強化しています。物件は一般の中古住宅流通市場や不動産競売市場から仕入れ、リフォームを施して再販しています。

収益用物件としては、一棟賃貸マンションを中心に取り扱っています。これらの物件は、個人投資家や法人向けの投資用不動産として、首都圏エリアを中心に仕入・再販を行っています。物件のバリューアップを図るため、内外装リノベーションやリーシング活動を実施し、投資利回りの向上を目指しています。

その他不動産事業としては、不動産賃貸業やリゾート事業を展開しています。リゾート事業では、リゾート物件の企画・販売から貸別荘運営までを行い、関連ノウハウの蓄積に努めています。これにより、今後の事業拡大を見据えた取り組みを進めています。

経営方針

イーグランドは、中古住宅再生事業を通じて良質な住まいを提供し、社会に貢献することを経営の基本方針としています。この理念に基づき、商品の品質向上と法令遵守を徹底し、経営体制の強化を図っています。これにより、顧客満足度の向上と社会的信頼の獲得を目指しています。

同社は、2025年から2027年までの中期経営計画において、自己資本利益率(ROE)を12%以上、自己資本比率を30%以上とすることを目標に掲げています。また、累進配当制度を通じて安定的かつ継続的な株主還元を実施し、資本効率性と財務健全性の両立を図っています。

中古住宅流通市場の成長を背景に、イーグランドは組織の効率化と人材育成を通じて生産性を向上させ、居住用物件の収益力強化を進めています。また、高価格帯マンションの販売やリゾート事業にも注力し、事業の多角化を図っています。

同社は、東京23区内の高価格帯物件の取り扱いを強化し、顧客ニーズに応える商品ラインナップを展開しています。新規人材の獲得・育成を進め、物件の事業期間を短縮することで、年間販売件数1,000件体制の早期構築を目指しています。

収益再販事業では、取扱い物件の大型化を進め、事業規模の拡大を図っています。リゾート事業では、貸別荘の運営を通じてノウハウを蓄積し、関連事業の拡大を見据えた取り組みを進めています。

品質向上と商品企画の工夫により、イーグランドは競争力を維持し、顧客満足度の向上を図っています。アフターサービスの充実も進め、魅力ある住宅の提供に努めています。

コンプライアンス体制の強化を通じて、経営の健全性・透明性を確保し、リスク管理体制を整備しています。内部統制の有効性を確保し、企業価値の最大化を目指しています。

サステナビリティ経営を推進し、持続可能な社会の形成に貢献しています。ステークホルダーと共に、豊かな社会の実現を目指し、快適で安心して暮らせる住まいを提供しています。

財務・資本政策では、自己資本比率30%を下限とし、財務健全性を維持しつつ、ROEの向上を図っています。累進配当を基本方針とし、継続的かつ安定的な株主還元を実施しています。