アーバネットコーポレーションJP:3242

時価総額
¥133.6億
PER
6.8倍
投資用ワンルームマンション開発・販売、分譲マンション・戸建住宅開発、アパート開発販売、不動産仲介・賃貸、ホテル「ホテルアジール東京蒲田」運営。

沿革

1997年7月

東京都新宿区新宿一丁目24番7号において、土木・建築の設計、不動産の売買・賃貸及びその仲介を目的として株式会社アーバネット(現当社)設立(資本金1,000万円)

1997年9月

一級建築士事務所登録(東京都知事登録 第42424号)

1997年10月

宅地建物取引業者免許(東京都知事(1)75706号)を取得

2000年12月

マンション開発販売事業を開始

2002年2月

不動産賃貸事業を開始

2002年3月

本社を東京都新宿区新宿一丁目5番1号に移転、社名を現在の株式会社アーバネットコーポレーションに商号変更

2002年6月

戸建開発販売事業を開始

2005年2月

本社を東京都千代田区二番町5番地6に移転

2006年10月

信託受益権販売業登録(関東財務局長(売信)第416号)

2007年3月

ジャスダック証券取引所に株式を上場

2007年9月

金融商品取引法施行に伴い信託受益権販売業より第二種金融商品取引業に変更登録

(関東財務局長(金商)第1178号)

2008年10月

営業部門を新設し、中古分譲マンションの買取再販事業を開始

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所との合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2015年3月

連結子会社株式会社アーバネットリビング(所在地:東京都千代田区)を設立

2015年6月

本社を東京都千代田区神田駿河台四丁目2番5号に移転

2017年7月

ホテル事業を開始

2020年10月

東京都大田区において「ホテルアジール東京蒲田」を開業

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

事業内容

アーバネットコーポレーション及びその連結子会社2社は、不動産事業を中心に幅広いサービスを提供しています。同社は、東京23区内の駅から徒歩10分以内のエリアに特化し、投資用ワンルームマンションの開発・卸売りを主軸に据えつつ、分譲マンションや戸建住宅の開発・分譲、アパートの開発・卸売り、事業用地の仕入れ・販売、不動産売買の仲介、不動産賃貸業などを展開しています。

同社グループは、設計事務所からスタートしたデベロッパーとして、効率性と芸術性を融合させた独自のブランドを確立。外観や共有スペースにデザイン性やアートを取り入れることで、他社との差別化を図っています。また、少人数体制で効率的なビジネスモデルを構築し、賃貸用不動産の自己保有を進めることで、安定した収益基盤を築いています。

2015年3月には、エンドユーザー向けの分譲・賃貸・マンション管理事業を担う100%子会社アーバネットリビングを設立。さらに、2020年10月には新たな事業領域としてホテル事業に参入し、「ホテルアジール東京蒲田」を開業しました。このホテルは、同社グループの不動産事業のノウハウを活かし、販売先の多様化を目指す研究目的で運営されています。

アーバネットコーポレーショングループは、不動産開発販売、不動産仕入れ販売、不動産売買の仲介業務、自社及び他社開発マンションの賃貸事業、賃貸管理事業・マンション管理事業など、多岐にわたる事業を展開しており、不動産業界における独自の地位を築いています。

経営方針

アーバネットコーポレーションは、人々の安全で快適な生活を提案し、豊かで健全な社会の実現を目指す企業理念のもと、持続的な成長と企業価値の向上に努めています。同社は、東京23区を主な開発エリアとし、投資用ワンルームマンションの開発・販売を基軸事業として位置づけ、安定的な収益の向上を目指しています。地域性を重視したデザインや機能性に優れた居住空間の提供を通じて、購入者と居住者双方の満足を追求しています。

さらに、同社はホテル開発・販売などの新規事業にも積極的に取り組み、大型プロジェクトの推進や他社との共同事業、東京都心以外での開発も視野に入れています。特にホテル事業では、アフターコロナの国内旅行需要やインバウンドの拡大を見据え、事業収益の最大化を目指しています。

経営環境としては、投資用ワンルームマンション市場の堅調な推移が見込まれる一方で、用地購入の競争激化や建設資材の価格高騰などの課題に直面しています。これらの課題に対応するため、同社はコンプライアンスとコーポレートガバナンスの遵守、競争力のある事業用地の取得、販売先及び不動産開発事業の多様化、財務体質の強化などに取り組んでいます。

アーバネットコーポレーションは、不動産事業を中心に、分譲マンションや戸建住宅の開発、不動産売買の仲介、賃貸管理事業など幅広いサービスを提供しており、独自のブランドと効率的なビジネスモデルで業界内における地位を確立しています。今後も、新規事業への取り組みや事業の多様化を通じて、企業価値の向上と持続的な成長を目指していく方針です。