ウィルJP:3241

時価総額
¥53.7億
PER
10.3倍
流通、リフォーム、開発分譲、賃貸、不動産取引派生事業を展開し、不動産仲介、中古住宅リフォーム、戸建住宅販売、テナント賃貸、ファイナンシャルプランニング等を手がける。

沿革

1995年6月

流通事業及び受託販売事業を行うことを目的として兵庫県宝塚市に株式会社ウィル不動産販売を設立(資本金10百万円)。

1999年4月

マンション・戸建住宅の企画・開発を行う開発分譲事業を開始。

2001年4月

損害保険代理業務を開始。

2003年4月

流通事業のお客様を対象としたリフォーム事業開始。

2003年6月

宅地建物取引業免許を兵庫県知事免許から国土交通大臣免許に移行。

建設業許可(大阪府知事許可)を取得。

2004年12月

決算期を3月から12月に変更。

リフォームの設計・施工管理を行うことを目的とする株式会社ウィル空間デザインを株式交換により100%子会社化。

2005年2月

保険商品及び住宅ローンの見直し等を提案するファイナンシャルプランニング業務を開始。

2005年10月

建設業許可を大阪府知事許可から国土交通大臣許可に移行。

2005年11月

中古住宅の買い取り及びリフォーム販売を行うリノベーション事業を開始することを目的として、株式会社リノウエストを設立(100%子会社)。

2007年2月

ジャスダック証券取引所上場。

2008年1月

ファイナンシャルプランニング業務を行うことを目的として、株式会社ウィルフィナンシャルコミュニケーションズを設立(100%子会社)。

2008年7月

商号を株式会社ウィルへ変更。

2013年11月

富裕層向けにリフォームの設計・施工管理を行うことを目的として、株式会社遊を設立(100%子会社)。

株式会社村上より株式会社遊にリフォーム事業を譲受。

2014年4月

「難関国公立大学合格専門塾 志信館」を開校し、教育事業を開始(2022年3月閉校)。

2014年7月

不動産・住宅系企業の広告・ブランディングを行うことを目的として、株式会社ウィルスタジオを設立(100%子会社)。

2015年12月

東京証券取引所市場第二部へ市場変更。

2018年3月

営業エリア拡大のため、中部圏(愛知県名古屋市)へ出店。

2019年12月

採用・人材育成ノウハウを活かした人事コンサルティングを行うことを目的として、株式会社部活のみかたを設立(100%子会社)。

2021年1月

株式会社遊(100%子会社)を株式譲渡。

2021年6月

ショールーム「十二十家具」を開設し、家具業務を開始。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

営業エリア拡大のため、東京圏(東京23区)へ出店。

事業内容

ウィルグループは、ウィルおよびその連結子会社5社で構成され、流通事業、リフォーム事業、開発分譲事業、賃貸事業、不動産取引派生事業を主要な業務としています。これらの事業は、不動産に関連する幅広いサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えることを目的としています。

流通事業では、関西圏、中部圏、および東京23区に合計18店舗を展開し、不動産売買の仲介業務を行っています。地域密着型の展開を通じて、地域の不動産動向や顧客ニーズの情報収集に努めています。

リフォーム事業では、ウィルおよびウィル空間デザインが中古住宅のリフォームや家具の提案、リフォーム工事の請負業務を手掛けています。特に、ショールーム「十二十家具」を通じて、不動産購入顧客に対する家具販売も行っており、顧客満足度の向上と単価の増加を目指しています。

開発分譲事業では、ウィルとリノウエストが戸建住宅や宅地の仕入れ、企画、開発、販売業務を展開しています。顧客ニーズを反映した自社ブランドの企画開発に注力しています。

賃貸事業では、テナント用事業用地や商業施設、シェアハウスの運営及び賃貸業務を行っており、地域社会の活性化を目指しています。

不動産取引派生事業では、不動産物件購入に伴う損害保険代理業務、生命保険募集業務、ローン事務代行業務などをウィルフィナンシャルコミュニケーションズとウィルスタジオが手掛けています。

これらの事業を通じて、ウィルグループは不動産関連業務のワンストップサービスを提供し、各事業間のシナジーを生み出しています。流通事業を中心に、地域ごとの顧客ニーズや市場動向の調査を行い、収集した情報を事業展開に活用しています。

経営方針

ウィルグループは、不動産関連の多角的な事業を展開しており、その成長戦略は、外部環境の変化に対応しつつ、持続的な成長と高収益体質の実現を目指すことにあります。同社は、新型コロナウイルス感染症の影響と世界的な資源価格の高騰などによる経済の不確実性が高まる中、リスクを保守的に評価しながら、ワンストップサービスの提供を通じたシナジーの最大化を推進しています。

具体的には、関西圏、中部圏、東京23区を中心に、「住まい・暮らし」に関わる総合サービス企業を目指し、不動産事業を軸にサービスの幅を広げています。流通事業を事業戦略の要と位置付け、地域ごとの顧客ニーズや不動産情報の把握を強化し、事業基盤の強化を図っています。また、リフォーム事業では、中古住宅の購入と同時にリフォームを提案することで、顧客からの支持を得ています。開発分譲事業では、財務リスクの低減と物件力の強化を目指しています。

人材の獲得と育成にも力を入れており、新卒採用を中心に事業基盤の安定と拡大を図っています。さらに、コンプライアンス体制の強化や資金調達の多様化にも取り組んでおり、これらの戦略を通じて、ウィルグループは不動産市場における競争力の強化と事業の拡大を目指しています。