トーア紡コーポレーションJP:3204

時価総額
¥38.8億
PER
6.8倍
衣料事業では毛糸や毛織物の製造・販売、インテリア産業資材事業で不織布・カーペットポリプロの提供、エレクトロニクス事業で半導体・電子機器の取り扱い、ファインケミカル事業では化成品の製造・販売、不動産事業で不動産賃貸やゴルフ練習場の運営、その他にヘルスケア、自動車教習所、洋菓子製造・販売、検品・補修サービスを展開。

沿革

平成15年2月

東亜紡織株式会社(泉大津市)取締役会において、株式移転による持株会社体制への移行準備に入ることを決議いたしました。

平成15年3月

東亜紡織株式会社(泉大津市)第92回定時株主総会において、株式移転による完全親会社設立について承認を受けました。

平成15年6月

株式移転による当社の設立登記を行いました。

平成15年6月

当社の普通株式を東京証券取引所及び大阪証券取引所各市場第一部に上場いたしました。

平成15年8月

当社の臨時取締役会並びに臨時株主総会において、平成15年10月1日を期して東亜紡織株式会社(泉大津市)の全事業を5つに会社分割することを決議いたしました。

平成15年10月

当社グループは平成15年10月1日付で会社分割を行い、衣料事業分野を東亜紡織株式会社(大阪市)に、インテリア産業資材事業分野をトーア紡マテリアル株式会社に、非繊維事業分野を当社に承継させる形で会社の再編を図りました。

平成17年5月

中国に保税区企業間の貿易を行う颯進(上海)貿易有限公司を設立しました。

平成18年7月

中国に工程用特種紡織品の生産、加工等を行う広州東富井特種紡織品有限公司を設立しました。

平成23年6月

株式会社トーアリビングを清算しました。

平成24年11月

株式の追加取得により、東肥前商業開発株式会社は100%出資の子会社となりました。

平成25年11月

平成27年7月

平成29年6月

平成29年12月

平成30年9月

当社及び当社の子会社4社(東亜紡織株式会社、トーア紡マテリアル株式会社、株式会社トーアアパレル、トーア興発株式会社)は、大阪市中央区城見一丁目2番27号へ本社移転しました。

10株を1株に併合する株式併合を実施しました。株式併合に伴い、単元株式数の1,000株から100

株へ変更しました。

家電用部品、半導体の輸出および輸入を行うTOABO H.K. LIMITEDを設立しました。

東肥前商業開発株式会社を吸収合併しました。

洋菓子の製造、販売を行う株式会社たがやすを設立しました。

令和2年2月

令和3年1月

令和4年2月

令和4年4月

颯進(上海)貿易有限公司を清算しました。

衣料品生地の検品および補修事業を行うTOABO(CAMBODIA) Co.,Ltd.を設立しました。

創立100周年を迎えました。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からスタンダード市場に移行しました。

事業内容

トーア紡コーポレーションとそのグループ企業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、衣料事業、インテリア・産業資材事業、エレクトロニクス事業、ファインケミカル事業、不動産事業、およびその他の事業が含まれます。

衣料事業では、毛糸や毛織物の製造・販売を行っており、東亜紡織株式会社や株式会社トーアアパレルなどがこのセグメントに属しています。これらの企業は、国内外での製造・販売活動を通じて、衣料品市場に貢献しています。

インテリア・産業資材事業では、不織布やカーペットポリプロピレンなどの製品を手掛けており、トーア紡マテリアル株式会社が中心となっています。また、広州東富井特種紡織品有限公司は、不織布の製造に特化しています。

エレクトロニクス事業では、半導体や電子機器関連の製品を提供しており、トーア紡コーポレーション自身がこのセグメントの中心的役割を担っています。

ファインケミカル事業では、化成品の製造・販売を行っており、大阪新薬株式会社がこのセグメントにおける主要企業です。

不動産事業においては、不動産賃貸やゴルフ練習場の運営を行っており、トーア紡コーポレーションが直接関与しています。

その他の事業としては、ヘルスケア、自動車教習所、洋菓子製造などがあり、それぞれ株式会社ナールスコーポレーション、株式会社トーア自動車学校、株式会社たがやすが担当しています。

これらの事業セグメントを通じて、トーア紡コーポレーショングループは多様な市場ニーズに応え、幅広い製品とサービスを提供しています。

経営方針

トーア紡コーポレーションは、その経営理念「暮らしと社会の明日を紡ぐトーア紡」を軸に、品質の追求、新価値の創造、環境負荷の低減に取り組み、モノづくりの伝統を未来へ繋げることを基本方針としています。同社は、社会に貢献し、必要な存在として認められる企業集団を目指し、事業の永続性を確かなものとするための努力を続けています。

経営環境の変化に対応するため、トーア紡コーポレーションは、衣料、インテリア産業資材、エレクトロニクス、ファインケミカル、不動産の基幹5事業において、新領域への展開を含む効率的かつ持続可能な仕組みの再構築を行っています。また、次世代を見据えた新事業の創出にも注力しており、令和4年度から令和6年度までの中期経営計画を策定し、実行しています。

重点施策としては、強みと成長分野を見据えたポートフォリオの再構築、持続的な成長に資する設備投資、サステナビリティへの取り組み、SDGsと機能性を切り口にした新領域への展開、そしてDXによる業務改善と改革の継続的推進が挙げられます。これらの施策を通じて、安定的な事業基盤の確立を目指しています。

トーア紡コーポレーションは、創業者の訓示「顧客満足」「重点主義」「公平性」を受け継ぎ、人々と暮らしの「アメニティ」を追求する企業グループとして、持続的な成長と企業価値の向上に尽力しています。また、法令順守や危機管理の徹底、内部統制の整備と運用にも取り組んでいます。