技術承継機構 (319A) 株価

時価総額
¥1208.4億
PER
38.6倍
製造業のM&A・経営支援を手がける新興企業。後継者不足に悩む中小製造業を連続買収し、技術継承と事業強化を支援。創業以来17社を譲受。幅広い製造業分野に事業分散することで特定業界の変動リスクを軽減。日本国内中心に展開。

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事業内容

技術承継機構は、後継者不足に悩む中小製造業を買収し、経営支援を行う連続買収企業です。同社は日本の優れた技術や技能が失われることを防ぎ、次世代に継承することをミッションとしています。買収した複数の製造業を統合することで、強固な企業グループの構築を目指しています。

同社の主な収益源は、買収した製造業各社の事業から生まれる利益となります。買収ファンドとは異なり、一度買収した企業を再売却することは基本的に想定していません。買収した企業の価値を高めて生まれたキャッシュフローを活用し、さらなる買収を行うことで非連続的な成長を実現する戦略を取っています。

同社は創業以来17社を買収しており、製造業の幅広い分野に事業を分散させることで、特定業界の変動リスクを軽減しています。買収案件は主にアドバイザーや金融機関からの紹介を通じて発掘し、買収した企業には役員派遣などの経営支援を提供して、その対価として経営支援料を受け取っています。人材不足やIT化の遅れといった中小製造業共通の課題解決を通じて、グループ全体での相乗効果を追求しています。

経営方針

技術承継機構は、中小製造業に特化した連続買収企業として独自の成長戦略を展開しています。同社は2024年12月期に調整後EBITDAが2,155百万円、2025年12月期には2,898百万円と34.4%の増加を目指しており、M&Aによる企業買収と既存事業の収益力向上を両輪とした成長を追求しています。創業から現在まで17件の買収を完了し、純有利子負債対調整後EBITDA倍率を3~4倍の適切な水準に保ちながら、資本効率の高い経営を実現しています。

同社の重点投資分野は日本の中小製造業であり、特に高収益企業の選別買収に注力しています。年間約700件の案件が持ち込まれる中から、売上高対比でEBITDAマージンの高い収益力のある企業を厳選して買収しています。差別化戦略として、買収した企業を売却せず、個社の独立性を維持しながら長期的な成長支援を行う点を強調し、買収ファンドや一般事業会社との明確な違いを打ち出しています。また、製造業に特化することで深い業界知見を蓄積し、適切な投資判断と価格交渉を可能にしています。

新市場開拓については、海外展開や他社との連携を含む事業拡大を第3ステップ(買収3年目以降)として位置づけています。同社のM&Aアドバイザーネットワークを活用し、既存買収企業の周辺領域でのM&A機会を積極的に探索する計画です。また、グループ内での顧客紹介や仕入先情報共有、機械販売、倉庫スペース貸出などのシナジー創出により、グループ全体での売上拡大を図っています。

技術革新への取り組みでは、独自開発した「NGTG Growth Program(NGP)」を核とした150項目以上の改善マニュアルを活用しています。各買収企業に対してITシステム導入、生産管理システムやAI画像検査装置の開発・導入、IoTを用いた現場管理システム構築などを推進し、製造現場の効率化と競争力向上を支援しています。グループ内でのベストプラクティス共有や技術交流会の開催により、各社の技術力向上と人材育成にも力を入れています。

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