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ANAPホールディングス【JP:3189】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ANAPホールディングスは、アパレル事業を中核に、エステティック・リラックスサロン事業や投資関連事業も手掛ける持株会社です。同社は店舗販売、卸売、ライセンス契約に加え、自社開発のオンラインショップを通じて衣料品を販売し、ビューティーサロン運営やビットコインを軸とした投資活動も展開しています。
主要な顧客は10代~20代の若年層やファミリー層で、セレクトショップや量販店向けの卸先も重要な相手先です。同社の収益構造は実店舗とオンライン販売が柱で、卸売と商標使用料(ロイヤリティ)が補完的な収入源となり、サロン事業ではサブスク型の収益化にも取り組んでいます。
事業セグメントは、店舗・卸売・ライセンスを統合したアパレル事業、インターネット販売事業、エステティック・リラックスサロン事業、投資関連事業の四本柱です。同社は「ANAP」「ANAP KIDS」「ANAP GiRL」「BASICKS」などのブランドを中心に全国約27店舗を展開し、オンラインは会員基盤とスマートフォン経由の受注が多い販売チャネルとして運用しつつ、ビットコインを軸にしたエコシステム構築を進めています。
経営方針
同社は営業利益の改善を最重要目標としています。2025年4月1日に持株会社体制へ移行し、経営管理の強化と全社的な構造改革を進めることで、売上高営業利益率の向上を目指しています。直近は純資産が126.44億円となり債務超過を解消した一方で、複数期にわたり営業損失や営業キャッシュ・フローのマイナスが続いており、収益力の回復と財務体質の改善を早期に実現することを目指しています。
同社は商品力と原価管理への重点投資を通じて差別化を図っています。具体的には、ブランドごとに顧客の年齢層や嗜好に合わせたリブランディングを進めるとともに、海外での直接仕入れと海外工場との直接取引を増やし、原価率の低減と自社オリジナル商品の拡充で他社との差別化を図っています。アパレルでは取得ブランドの「BASICKS」を中心に新ブランド展開を加速し、エステ・リフレ事業では独自サービスや商品開発、定期課金型のビジネスモデル導入で収益の安定化を目指しています。
同社は新市場開拓と事業ポートフォリオの転換にも注力しています。収益性の高い新規事業のために投資事業会社「ANAPライトニングキャピタル」と美容サロン子会社の「ARF」「AEL」を設立し、投資関連ではビットコイン事業を本格化させています。2025年8月31日時点で1,017BTCを保有し、時価評価益は12.18億円に達するなど規模拡大を進めており、新たな販売チャネルの開拓やサロン事業のビジネスモデル転換を通じて顧客層の拡大と収益基盤の多様化を図っています。
同社はデジタル面での投資を強化して顧客体験を向上させています。SNS(ソーシャルメディア)を活用した広告手法の強化や、オンライン販売システム(EC)の全面的な見直しにより、スマートフォン経由の利便性向上と会員基盤の活用を進め、訪問者数の回復とコンバージョン改善を目指しています。これらの取り組みと合わせて社員研修を充実させることで、運営効率と顧客満足度の向上を同時に実現しようとしています。