ANAPJP:3189

時価総額
¥12.3億
PER
ファッションを中心に、店舗販売、インターネット販売、卸売販売、ライセンス事業、メタバース関連事業を展開。主要ブランドに「ANAP」や「CHILLE」など、多彩なファッションアイテムを提供。

沿革

1992年9月

東京都渋谷区千駄ケ谷三丁目55番12号に資本金1,000万円にて株式会社エイ・エヌアートプランニングを設立

1992年10月

1号店としてANAP原宿店を出店

1993年11月

本店を東京都渋谷区神宮前二丁目31番21号に移転

2001年6月

本店を東京都渋谷区神宮前三丁目4番9号に移転

2002年1月

ANAPオンラインショップの運営を開始

2006年8月

株式会社ヤタカ・インコーポレーテッドと合併し、フランチャイズ11店舗を直営店とする
社名をアナップヤタカインコーポレーテッドとし資本金を1億1,800万円に増資

2007年6月

本店を東京都渋谷区神宮前二丁目31番16号に移転

2007年9月

社名を株式会社ANAPに変更

2012年3月

本社機能を東京都渋谷区神宮前二丁目7番7号に移転

2013年6月

本社機能を東京都渋谷区神宮前二丁目31番16号に移転

2013年11月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2017年9月

子会社株式会社ATLABを設立

2019年3月

本店を東京都渋谷区神宮前一丁目16番11号に移転

本社機能を東京都港区南青山四丁目20番19号に移転

2019年9月

子会社の株式会社ATLABを株式会社ANAPラボに社名変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行

2022年4月

株式会社東京通信の子会社である株式会社ティファレトとライブコマースに特化した合弁会社 株式会社ピーカンを設立(出資比率30%)

2023年8月

株式会社ピーカン解散

2023年11月

株式会社ANAPラボ解散

事業内容

ANAPは、自社および連結子会社である株式会社ANAPラボの2社で構成されています。同社は、「仕事は楽しく」「現場主義」を基本理念に掲げ、ファッションを愛する社員が自らのスタイルを表現し、お客様に楽しいショッピング体験を提供することを事業の基本としています。同社は、インターネット販売、ショッピングモールを中心とした店舗販売、および卸売販売を行っており、おしゃれを楽しみたい女性のニーズに応えるため、手頃な価格でファッションを「オンタイム」で楽しめる商品を提案しています。

同社は、基幹ブランドを中心に、コンセプトの異なる多数の独自ブランドをサブブランドとして展開しています。主要なブランドには、「ANAP」、「ANAP KIDS」、「ANAP GiRL」、「ANLIBERTY ANAP」、「ANAP MIMPI」、「CHILLE」、「LATINA」、「SETTIMISSIMO」があり、それぞれ異なるターゲット層やコンセプトを持っています。例えば、「ANAP」は10代から20代後半をターゲットに、「イマの自分らしさを楽しむ」をコンセプトにしています。一方、「ANAP KIDS」は3歳から7歳の子供向けファッションブランドで、遊び心溢れるストリートカジュアルを提案しています。

また、同社はインターネット販売事業において、「ANAPオンラインショップ」を運営し、自社ブランドの商品を販売しています。このオンラインショップは、自社開発のシステムを用いて受注管理、売上管理、在庫管理、お客様の購入分析などを一元管理しており、新機能の追加や機能改善を容易に行える柔軟性を持っています。

さらに、卸売販売事業では、全国のセレクトショップや量販店向けに商品を提案し、納品しています。また、ライセンス事業では、「ANAP」の各ブランドの商標を国内外の企業に使用許諾し、ロイヤリティ収入を得ています。最後に、メタバース関連事業では、メタバース空間でのファッションアイテム販売や、他社のメタバース空間でのプラットフォーム開発支援などを行っており、企業のメタバース事業参入を支援しています。

経営方針

ANAPは、カジュアルファッションを中心に展開するアパレル企業であり、顧客のニーズに応えるために、手頃な価格でファッションを「オンタイム」で楽しめる商品を提供しています。同社は、コロナ禍からの脱却と事業再生を最優先とし、コスト削減と事業構造改革を継続しています。新しい生活様式に対応したエッセンシャルアイテムの充実や、ライブコマース販売を通じて購買行動の変化に注力しています。また、実店舗の販売力とブランド浸透力を重要視し、アフターコロナの時代においても企業価値を高めるために、海外でのフランチャイズ展開やライセンス供与、新たなビジネスチャンスの探求に取り組んでいます。

同社は、営業利益の向上を目指し、ブランド力の強化、魅力的な店舗づくり、オンラインショッピングサイトの販売力のさらなる強化に努めています。これらの取り組みは、同社のビジネスモデルを支え、売上高営業利益率の向上に寄与しています。

さらに、ANAPは、コスト削減、オンラインショッピングサイトの販売力回復、業務効率化と内製化の推進、社員教育による全社統制の強化、新規販売チャネルの展開、新型コロナウイルス感染症への対応など、複数の施策を実施しています。これらの施策は、厳しい経営環境の中で企業価値を高め、経営の安定化を図るためのものです。

ANAPは、インターネット販売、店舗販売、卸売販売、ライセンス事業、メタバース関連事業など、多角的な事業展開を行っており、これらの事業を通じて、より多くの消費者ニーズに応え、継続的な成長と企業価値の拡大を目指しています。