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ICDAホールディングスJP:3184
事業内容
ICDAホールディングスは、主に自動車販売関連事業と自動車リサイクル事業の2つの事業セグメントを持っています。自動車販売関連事業では、新車・中古車の販売、買取、アフターサービス、リサイクルを行い、顧客に付加価値の高い商品やサービスを提供しています。
自動車販売関連事業では、ホンダ四輪販売三重北がホンダの新車を販売し、オートモールがフォルクスワーゲンやアウディの新車を取り扱っています。中古車部門では、ユーセレクトやヴァーサス、POINT⑤といったブランドで中古車の販売と買取を行っています。
サービス部門では、車検や点検整備、修理などの整備事業を展開し、各店舗にサービス工場を併設しています。また、自動車保険の代理店業務も行い、損害保険の販売をしています。
自動車リサイクル事業では、マーク・コーポレーションが鈴鹿オートリサイクルセンターとして、使用済自動車の解体やリサイクル資源の販売を行っています。リユースパーツの国内外販売や、中古車の海外販売も手がけています。
ICDAホールディングスは、希少希土類の回収事業も展開しており、三菱マテリアルとの協業でレアアースやレアメタルの技術開発を進めています。これにより、自社製品だけでなく他社からも素材を回収し、製品化しています。
経営方針
ICDAホールディングスは、経営方針として「バリューチェーンクロス・ミックスビジネス」の革新を掲げています。これは、自動車流通事業を通じて社会に必要とされる事業を構築し、顧客満足(CS)、従業員満足(ES)、社会的責任(CSR)のベスト経営を目指すものです。
同社は、消費者の自動車離れやカーシェアリングの普及、少子高齢化といった市場環境の変化に対応するため、中長期の経営戦略を策定しています。特に、2050年までのカーボンニュートラル目標に向け、EV化へのシフトを見据えた事業展開を進めています。
ICDAホールディングスは、モビリティの販売・サポートにおいて企業間連携を強化し、顧客の期待に応える商品やサービスの付加価値を最大化することを目指しています。また、環境への配慮や資源のリサイクルを推進し、社会的責任を果たす努力を続けています。
同社は、内部統制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実を重要な経営課題とし、責任ある経営体制の構築を進めています。また、人材の確保と育成を重視し、従業員のモチベーション向上を図るための育成プランを導入しています。
ICDAホールディングスは、売上高経常利益率4.5%の安定的な達成を目標としています。自動車販売関連事業では、アフターサービスの充実や新規出店の推進を通じて、経営の安定化を図っています。
自動車リサイクル事業では、知名度向上と全部再資源化の推進を目指しています。手作業による高品質なリサイクル資源の生産を維持しつつ、効率的な再資源化処理を進める方針です。