ウイン・パートナーズJP:3183

時価総額
¥398.1億
PER
18.2倍
虚血性心疾患関連のカテーテルや薬剤溶出型ステント、心臓律動管理関連のペースメーカ、心臓血管外科関連の人工心肺などの医療機器を提供。

事業内容

ウイン・パートナーズは、2013年4月1日に株式会社ウイン・インターナショナルとテスコ株式会社が経営統合し、両社の完全親会社として設立されました。現在、首都圏および東北地方を中心に主要な拠点を設け、全国展開を目指しています。

ウイン・パートナーズの事業は、主に医療機器の販売に特化しています。虚血性心疾患関連では、心筋梗塞や狭心症の治療に使用されるカテーテルなどの医療機器を提供しています。これらは「低侵襲医療」として患者の負担を軽減します。

心臓律動管理関連では、不整脈の治療に使用されるペースメーカや植込型除細動器などを取り扱っています。これにより、心臓の正常なリズムを維持することが可能です。

心臓血管外科関連では、心臓疾患の外科手術に使用されるステントグラフトや人工心肺などの医療機器を提供しています。これにより、外科的治療の精度と安全性を高めています。

末梢血管疾患関連および脳外科関連では、末梢血管や脳血管の疾患を治療するための医療機器を提供しています。具体的には、PTAバルーンカテーテルや末梢血管用ステントなどがあります。

医療機器関連では、放射線科や手術室で使用されるX線血管撮影装置やCT、MRI、麻酔器などを取り扱っています。これにより、診断や治療の精度を向上させています。

その他の医療機器としては、インスリンポンプや持続血糖測定器、血圧トランスデューサーセットなどを提供しています。これらは、患者の健康管理をサポートするための重要なツールです。

経営方針

ウイン・パートナーズは、「すべての人にベター・クオリティ・オブ・ライフを提供し、豊かな社会の実現に貢献する」という企業理念を掲げています。この理念に基づき、同社は低侵襲医療の普及を通じて、健康幸福寿命の伸長に貢献することを目指しています。医療費の抑制や持続可能な医療体制の構築を企業使命とし、医療技術の進歩に対応した新しい需要や市場の開拓に注力しています。

ウイン・パートナーズは、次世代医療関連ビジネスのリーディングカンパニーを目指し、企業価値の最大化を図っています。具体的には、企業理念に賛同する企業をグループに迎え入れ、効率的な経営資源の配分やシナジーの創出を推進しています。また、公正且つ実効性のあるコーポレートガバナンスを構築し、ステークホルダーとの信頼関係を重視しています。

同社は、医療機器販売業界においてROE(自己資本利益率)を重要視し、中期的には15.0%以上を目標としています。医療機関のコスト意識の高まりや償還価格の改定に対応し、効率的な経営を行うことが求められています。これにより、持続的な成長を目指しています。

ウイン・パートナーズは、低侵襲医療の専門性を活かし、顧客志向を徹底しています。循環器から脳、消化器、下肢など多様なニーズに応じた提案を行い、同業他社との差別化を図っています。高齢化が進む日本において、低侵襲医療のニーズは今後も高まると予想され、同社はその普及・拡大を推進しています。

さらに、ウイン・パートナーズはM&Aや提携を通じて業界再編を促進し、営業エリア及び事業領域の拡大を図っています。これにより、持続的な成長を目指し、新規顧客の開拓や既存顧客の深耕を推進しています。国内外の新しい医療技術に関する情報を的確に捉え、新商品の早期導入にも努めています。