チムニーJP:3178

時価総額
¥253.2億
PER
53.3倍
飲食事業では「はなの舞」「さかなや道場」等の運営、コントラクト事業では施設内食堂受託、通信販売業、酒類及び食料品の製造・販売を手掛ける。

沿革

2009年9月

(株)エフ・ディー(現チムニー(株))として、東京都千代田区丸の内に設立される。

2009年11月

旧チムニー(株)株式の公開買付を実施する。

2009年12月

公開買付により、旧チムニー(株)の議決権の50%超を保有し、旧チムニー(株)が当社の子会社となる。

2010年4月

旧チムニー(株)を完全子会社化し、旧チムニー(株)は上場廃止となる。

2010年9月

当社を存続会社として旧チムニー(株)と合併し、社名をチムニー(株)に変更する。

2011年1月

更なる物流網の拡大に備え、チムニー物流センターを埼玉県川口市に移設する。

2011年8月

鮮魚をメインにした新業態「魚鮮水産」の営業を東京都品川区五反田で開始する。

2011年11月

産地直送の鮮魚の仕入れ強化のために、愛媛県八幡浜市に魚鮮水産(株)を設立する。(現 連結子会社)

2012年2月

(株)升屋から、「升屋」業態12店舗の事業を譲受け、運営を開始する。

2012年4月

防衛省所管の基地内の厚生施設82箇所の業務を受託し運営を開始する。

2012年6月

(株)紅フーズコーポレーションの株式を100%取得する。(現 連結子会社)

2012年12月

(株)東京証券取引所市場第二部に上場する。

2013年3月

軍鶏をメインにした新業態「軍鶏農場」の営業を東京都江東区亀戸で開始する。

2013年7月

新業態準備(株)(現 めっちゃ魚が好き(株))を設立する。(現 連結子会社)

2013年8月

新業態準備(株)が「豊丸」「鶴金」等業態9店舗の事業を譲受け、運営を開始する。

2013年9月

魚介類を浜焼きで提供する新業態「豊丸水産」の営業を山梨県甲府市で開始する。

2013年11月

チムニー物流センターを、埼玉県さいたま市に移設する。

2013年11月

(株)やまやによる当社株式に対する公開買付が実施される。

2013年12月

公開買付の結果、(株)やまやが議決権の50%超を保有することとなり、当社の親会社となる。

2014年2月

旧チムニー(株)の設立から、創業30周年を迎える。

2014年3月

(株)東京証券取引所市場第二部から、市場第一部に市場変更する。

2016年3月

大田市場チムニー(株)を、東京都大田区の東京中央卸売市場内に設立する。

2017年4月

シャンパーニュ、ワイン等を取り揃えた業態3店舗の事業を譲受け、運営を開始する。

2017年6月

「酔虎伝」「八剣伝」「居心伝」等の居酒屋を運営するマルシェ(株)と資本業務提携に関する基本合意書を締結する。

2017年8月

(株)NTTドコモのdポイント加盟店となる。

2017年12月

「66DINING六本木六丁目食堂池袋東武店」等飲食店7店舗の事業を譲受け、運営を開始する。

2018年8月

ベトナム社会主義共和国ハノイ市に100%子会社であるCHIMNEY VIETNAM CO.,LTDを設立する。

2018年11月

DE ICHIBA八丁堀店1店舗の事業を譲受け、運営を開始する。

2018年11月

㈱つぼ八の34%の株式を取得し、同社は持分法適用関連会社となる。

2019年2月

CHIMNEY VIETNAM CO.,LTDが、「日本食レストラン 花の舞 ハノイ ロンビエン店」を出店する。

2019年2月

旧チムニー(株)の設立から、創業35周年を迎える。

2019年12月

㈱シーズライフの株式を100%取得し、同社は連結子会社となる。

2020年5月

肉豆冨とレモンサワーがおすすめの新業態「安べゑ」の営業を大阪府高槻市で開始する。

2020年8月

CHIMNEY VIETNAM CO.,LTDが、ハノイ ロンビエン店の営業を終了する。

2021年3月

資本金の額の減少により、資本金100,000千円となる。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行する。

事業内容

チムニーは、飲食事業、コントラクト事業、その他(通信販売等)、酒販事業を展開している多角的な企業です。飲食事業では、「はなの舞」や「さかなや道場」などのブランドを通じて、直営店舗とフランチャイズ店舗の運営を行っています。これらの店舗では、新潟県の新潟地方卸売市場での買参権を活用した鮮魚や、直接契約した農家からの農産物など、鮮度の高い食材を提供しています。また、東京都中央卸売市場大田市場内に設立した大田市場チムニー株式会社を通じて、養殖魚の神経締めや活貝などの調達網を構築し、全国への商品供給体制を整えています。

コントラクト事業では、特定の施設内での食堂受託事業を展開し、全国94ヶ所の施設で飲食の提供を行っています。その他の事業としては、主に通信販売業を行っており、飲食事業やコントラクト事業に含まれない分野をカバーしています。酒販事業では、株式会社やまやをはじめとする関連会社を通じて、酒類及び食料品の製造、仕入れ、卸売、小売を行っています。

チムニーは、これらの事業を通じて、食に関わる多様なニーズに応えるサービスを提供しており、飲食店の運営から食材の調達、通信販売、酒類の製造・販売に至るまで、幅広い事業を展開しています。

経営方針

チムニーは、外食業界における厳しい経営環境の中で、中長期的な成長戦略を推進しています。同社は、「心」と「食」と「飲」を通じて地域社会に貢献し、世界中のお客様から感謝される企業を目指しています。そのために、PDCC(Plan、Do、Check、Communication)の行動循環を意識し、企業価値の拡大と業績向上に努めています。

具体的な経営戦略として、チムニーは食の六次産業化に取り組んでいます。これには、一次産業(生産)から三次産業(店舗販売)までを一貫して自社で展開することが含まれます。安全・安心な独自素材の調達、鮮度と品質を追求するバックキッチンの運営、地域密着型の店舗運営を通じて、新しい価値の創造と提供に努めています。また、地産地消の拡大やサービス力と商品力の継続的な向上を目指しています。

人財の採用と教育訓練の強化も、チムニーの重要な戦略です。「志」「技術」「情熱」を持つ人財を育成し、お客様満足度の向上を図っています。さらに、居酒屋事業の収益化、専門業態の拡大、外販や物販、ECサイトを通じた店外売上の促進に注力しています。

経営環境としては、新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格の上昇など、多くの課題に直面しています。これらに対応するため、安全・安心な店舗運営の継続、新業態開発の推進、販売チャネルの強化、サステナビリティ活動の推進など、多角的な取り組みを進めています。また、M&Aを含めた新規事業や店舗網の拡大も視野に入れています。

これらの戦略を通じて、チムニーは持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。