- 日本企業
- Cominix
CominixJP:3173
沿革
1950-05 | 切削工具の販売を目的として、資本金45万円にて大阪工具株式会社を設立(本社:大阪府岸和田市、大阪営業所:大阪市南区) |
1954-10 | 大阪市南区(現 大阪市中央区)に本社を移転し、大阪工機株式会社に改称 |
1978-04 | 関東地方における販売拠点として、東京都品川区に東京営業所を開設(現 東京支社) |
1988-11 | 中部地方における販売拠点として、名古屋市中区に名古屋営業所を開設(現 名古屋支店) |
1991-04 | 九州地方における販売拠点として、北九州市小倉北区に九州営業所を開設(現 福岡支店) |
1995-09 | 中国地方における販売力強化のため、山崎兄弟商会株式会社(広島市西区)を株式取得により子会社化(持分75% 2001年4月に100%取得) |
1995-12 | 中国・四国地方における販売拠点として、広島市西区に広島営業所を開設(現 広島支店) |
2002-10 | タイにおける販売拠点として、バンコク市に連結子会社 DAIKOH(THAILAND)CO.,LTD.を設立(現 COMINIX(THAILAND)CO.,LTD.) |
2003-07 | オンラインシステム「Cominix On-Line」による販売を開始 |
2003-08 | 経営の効率化のため、山崎兄弟商会株式会社を吸収合併 |
2005-03 | 関東地方における販売力強化のため、東京都品川区に連結子会社 株式会社CSTを設立 |
2006-03 | 中国における販売拠点として、上海市に連結子会社 中阪貿易(上海)有限公司を設立 |
2006-10 | 物流機能拡大のため、大阪府東大阪市に大阪ロジスティクスセンターを開設 |
2008-11 | フィリピンにおける販売拠点として、ビナン市にフィリピン駐在事務所を開設(2010年10月 現 連結子会社 COMINIX(PHILIPPINES),INC.) |
2009-02 | 近畿地方における販売力強化のため、武和テック有限会社(大阪府吹田市 2010年4月に株式会社化)の持分を取得し連結子会社化(持分100%) |
2009-08 | ベトナムにおける販売拠点として、ハノイ市にベトナム駐在事務所を開設(2011年12月 現 連結子会社 COMINIX VIETNAM CO.,LTD.) |
2010-10 | 経営の効率化のため、連結子会社 武和テック株式会社を吸収合併 |
2010-12 | 経営の効率化のため、連結子会社 株式会社CSTを吸収合併 |
2011-02 | 東日本への物流機能拡大のため、群馬県邑楽郡大泉町に北関東ロジスティクスセンターを開設 |
2011-08 | インドネシアにおける販売拠点として、プルワカルタ市に連結子会社 PT.COMINIX INDONESIAを設立 |
2012-03 | 大阪証券取引所(現東京証券取引所)JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2012-09 | インドにおける販売拠点として、バンガロール市に連結子会社 COMINIX INDIA PRIVATE LIMITEDを設立 |
2012-10 | メキシコにおける販売拠点として、イラプアト市に連結子会社 COMINIX MEXICO,S.A.DE C.V.を設立 |
2013-06 | 関東地方における販売力強化のため、日三工業株式会社(神奈川県愛甲郡愛川町)を株式取得により連結子会社化(持分100%) |
2013-09 | 関東地方における販売力強化のため、共榮機工株式会社(東京都文京区)を株式取得により連結子会社化(持分100%) |
2015-05 | 東京証券取引所市場第二部へ市場変更 |
2016-03 | アメリカにおける販売拠点として、アトランタ市に連結子会社 COMINIX U.S.A.,INC.を設立 |
2016-06 | 東京証券取引所市場第一部へ市場変更 |
2016-10 | 販売体制の強化のため、大阪府東大阪市にテクニカルセンターを開設 |
2018-04 | 株式会社Cominixへ商号変更 |
2018-07 | 中部地区への物流機能拡大のため、愛知県名古屋市昭和区に名古屋ロジスティクスセンターを開設 |
2019-01 | 経営の効率化のため、連結子会社 日三工業株式会社を吸収合併 鉱物資源ビジネスの拠点として、ウランバートル市にモンゴル駐在事務所を開設 |
2019-05 | フィリピンにおける販売拠点として、サンタローサ市に連結子会社 COMINIX TRADING PHILIPPINES,INC.を設立 |
2019-09 | 新たにeコマース事業に進出するため、大阪市中央区に連結子会社さくさく株式会社を設立 |
2019-12 | ロシアにおける販売拠点として、サンクトペテルブルク市に連結子会社 COMINIX RUS LLCを設立 |
2020-02 | 近畿地方における販売力強化のため、大西機工株式会社(東大阪市)を株式取得により連結子会社化(持分100%) |
2020-08 | 関東地方における販売力強化のため、株式会社東新商会(東京都港区)を株式取得により連結子会社化(持分100%) |
2020-09 | 九州地方における販売力強化のため、株式会社澤永商店(福岡県福岡市南区)を株式取得により連結子会社化(持分100%) |
2020-12 | 切削工具の製造及び関東地方における販売力強化のため、株式会社川野辺製作所(東京都大田区)を株式取得により連結子会社化(持分100%) 株式会社川野辺製作所を連結子会社化したことに伴いKNB TOOLS OF AMERICA,INC.(73期より連結子会社化)を間接所有 |
2021-11 | 大阪市中央区南本町に本社移転 |
2021-12 | 中国国内における販売力強化のため、広州加茂川国際貿易有限公司(中国広州市)を株式取得により連結子会社化(持分100%) |
2022-04 | 東京証券取引所プライム市場を選択 |
2023-06 | 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行 |
2023-10 | 東京証券取引所プライム市場からスタンダード市場へ移行 |
2024-04 | 経営の効率化のため、連結子会社 共榮機工株式会社を吸収合併 |
事業内容
Cominixとそのグループ会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、切削工具事業、耐摩工具事業、海外事業、光製品事業、eコマース事業、そしてその他事業が含まれます。
切削工具事業では、自動車エンジン部品などの金属加工業者向けに超硬切削工具や特殊鋼切削工具の販売を中心に行っています。これらの工具は、高精度な金属加工を可能にするための重要な役割を果たしており、定期的な交換が必要です。Cominixは、住友電気工業株式会社のイゲタロイをはじめ、国内外の多品種の切削工具を取り扱っており、即納体制を構築しています。
耐摩工具事業では、製缶業者向けに製缶工具などの耐摩工具を販売しています。これらの工具は、素材を成形する塑性加工や金属の圧延、引き抜き、剪断、鍛造、打抜きなどに使用されます。
海外事業セグメントでは、中国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナム、インド、メキシコ、アメリカ、ロシアなどの海外市場に向けて、切削工具や耐摩工具、鉱物資源などの販売を行っています。
光製品事業では、半導体、液晶、太陽電池向けの検査装置に搭載用の光学部品、光源装置、光ファイバーを販売しており、特に照明用光ファイバーが主要な製品です。
eコマース事業では、さくさく株式会社を通じてインターネット上で切削工具などの販売を行っており、「さくさくEC」では幅広い商品ラインナップとオリジナル商品を提供しています。
その他事業セグメントでは、切削工具等の製造販売を行っており、これらの事業を通じてCominixは幅広い顧客ニーズに応えています。
経営方針
Cominixは、1950年の設立以来、日本のものづくり産業の発展に貢献してきた企業です。同社は、切削工具や耐摩工具の販売を通じて、顧客の生産性向上に寄与することを基本方針としています。社会に貢献し、社会の発展に寄与することを事業の本質と捉え、提案営業を通じてものづくり産業の生産性と付加価値の向上を目指しています。
新中長期経営計画(FY74-FY78)では、「売上高」「営業利益」「ROE」を重要な経営指標と位置づけ、高度専門商社としての地位を確立するための諸施策を実行しています。この計画の下、同社は国内外での事業拡大、サステナビリティ経営の実現、商品力の強化、営業活動の効率化、社員教育、海外市場への展開、耐摩工具事業や光製品事業の育成など、5つの戦略骨子を定めています。
経営環境の変化に対応するため、Cominixは国内市場での新規顧客獲得、有力な海外メーカーの発掘、新商品の開発、グリーン市場への進出などに努めています。また、eコマースサイト「さくさくEC」の展開や、インターネットを利用したWEB販売システム「Cominix On-Line」の構築により、営業活動の効率化を図っています。
さらに、社員教育に力を入れ、優秀な人材の育成を進めることで、競争力の源泉となる高い商品知識と提案力を持つ人材を確保しています。海外市場への展開では、中国、東南アジア諸国、北米などへの積極的な進出を進め、国内製造業の海外移転に伴う需要に応えています。
これらの取り組みを通じて、Cominixは持続可能な成長を目指し、企業価値の向上に努めています。