- 日本企業
- アゼアス
アゼアスJP:3161
事業内容
アゼアスは、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、防護服・環境資機材事業では、デュポン™タイベック®製の化学防護服やアスベスト処理用資機材を中心に販売しています。アゼアスは日本における防護服製造・販売のパイオニアとして、作業者の安全と健康を守るための製品を提供しています。
次に、ヘルスケア製品事業では、不織布マスクを自社工場で製造し、関連会社を通じて流通業者へ販売しています。自社ブランドのマスクは高通気タイプの製品を開発し、業務用途での使用を想定しています。また、医療機関向けにアイソレーションガウンや医療用サージカルマスクも展開しています。
最後に、ライフマテリアル事業では、アパレル資材や機能性建材を取り扱っています。アパレル資材では、裏地や芯地などの繊維副資材を製造・販売し、機能性建材では畳関連資材やReFace®といった高機能建材を提供しています。これらの製品は、国内外の多様なニーズに応える形で展開されています。
経営方針
アゼアスは、2023年5月から2026年4月までの中期経営計画「Next Stage 実行計画2023」を推進しています。この計画の下で、同社は「人と環境を守る」事業を強化し、安全な社会の実現に貢献することを目指しています。特に、防護服市場における専門的知見を活用し、事業領域を拡大することに注力しています。
同社は、商社からメーカーへの企業構造改革を進めています。製品開発や技術力、品質保証を強化し、ユーザーのニーズに応える製品づくりを推進しています。これにより、アゼアスブランドの信頼性を高め、持続的成長と企業価値の向上を図っています。
さらに、アゼアスは魅力ある企業集団を目指し、ステークホルダーから選ばれる企業となることを目指しています。売上拡大と収益性の向上を両立させる施策を実行し、資本コストや株価を意識した経営を実践しています。また、人材投資や育成を通じて、優秀な人材の確保と社内環境の整備に取り組んでいます。
アゼアスは、「安全・衛生」分野での新事業開発と育成にも力を入れています。防護服や環境資機材事業の拡大に加え、新たな成長事業の育成を進めています。特に、化学防護服や高視認性防護服の開発を強化し、信頼性の高い製品を提供しています。
同社は、サステナビリティ経営を推進し、持続的成長を実現するための強固な経営基盤を構築しています。社会的課題の解決に貢献する商品展開と、企業としての社会的責任を果たす取り組みを通じて、SDGsを意識した経営を進めています。