丸善CHIホールディングス (3159) 株価

時価総額
¥321.2億
PER
13倍
書籍・出版関連事業の有力企業。大学向け学術書販売、丸善ジュンク堂などの書店運営、図書館サポート事業を展開。2010年2月に丸善と図書館流通センターの株式移転により設立。大日本印刷が親会社。日本国内中心に事業を展開。

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事業内容

丸善CHIホールディングスは、書籍・出版業界における総合的なサービスを提供する持株会社です。同社は大学や研究機関向けの学術書販売、全国の書店チェーン運営、図書館の運営支援、学術専門書の出版など、知識・情報に関わる幅広い事業を展開しています。丸善ジュンク堂書店やジュンク堂書店といった著名な書店ブランドを傘下に持ち、日本の知的インフラを支える重要な役割を担っています。

同社の主要顧客は大学・研究機関、公共図書館、一般消費者の3つに分かれています。文教市場では大学や官庁の研究機関への専門書販売が収益の柱となり、公共図書館向けには運営業務の受託や指定管理者制度による図書館運営で安定収入を確保しています。一般消費者向けには主要都市の書店での書籍・文具販売に加え、オンライン販売も展開し、多角的な収益構造を構築しています。

事業セグメントは5つに分かれており、文教市場販売事業では学術情報の書籍販売や図書館設備の設計施工を手がけ、店舗・ネット販売事業では実店舗とオンラインでの書籍・文具販売を行っています。図書館サポート事業では公共図書館の運営業務受託、出版事業では学術専門書や児童図書の出版、その他事業では保育士派遣や設備工事など関連サービスを提供し、知識・教育分野での総合的なサービス企業としての地位を確立しています。

経営方針

丸善CHIホールディングスは、2029年1月期に売上高1850億円、営業利益55億円の達成を目指す中期経営計画を推進しています。同社は「グループ資産の活用促進」「成長領域の創出」「収益構造の転換」を基本方針とし、変化の激しい時代においても持続的成長を可能とする経営基盤の構築を進めています。特に資本効率の改善に注力し、ROE(自己資本利益率)5.8%以上、PBR(株価純資産倍率)1倍以上の早期達成を重要な経営指標として掲げています。

同社の重点投資分野は、デジタル技術を活用した教育・学習支援サービスの拡充です。文教市場では、紙の専門書・教科書販売の市場縮小に対応するため、電子書籍や電子教材、電子図書館などデジタルコンテンツの提供を強化しています。また、図書館サポート事業では人件費高騰という課題に対し、ロボットやAI技術を積極導入して運営の省人化・高度化を推進し、差別化を図っています。出版事業においても、従来の紙媒体中心から脱却し、知的財産を活用したデジタルコンテンツやメディアミックス展開に軸足を移しています。

新市場開拓では、書店事業において複合業態化を積極的に進めています。オリジナル絵本グッズショップ「EHONS」やホビー関連リユースショップ「駿河屋」などのインショップ展開により、新たな顧客層の獲得と収益力向上を目指しています。さらに、アニメ・マンガなどの知的財産を活用した商品・サービス展開を推進し、台湾をはじめとする海外市場への進出も検討しています。保育・保育士派遣事業や会計・税務書籍の読み放題サービス「丸善リサーチ」なども新たな成長領域として位置づけ、既存ブランドを活用した事業領域の拡大を進めています。

技術革新への取り組みでは、業務プロセス全体のデジタル化を推進しています。受発注・物流・在庫管理・営業支援などの基幹業務においてデジタル技術を導入し、固定費構造の最適化と効率化を図っています。また、2024年7月に開設した自社運営の「丸善ジュンク堂書店ネットストア」では、実店舗との在庫・受取連携を強化し、顧客接点の拡大を進めています。同社は購買情報に基づくデータ活用により、個別ニーズに対応した商品開発や新サービスの提供にも取り組んでおり、知識・情報サービス業界における競争優位の確立を目指しています。

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