クリエイトSDホールディングスJP:3148

時価総額
¥2238.4億
PER
16.7倍
医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨の販売・調剤を行うドラッグストア事業、食料品や日用雑貨の販売を手がけるスーパーマーケット事業、有料老人ホーム・デイサービス事業を展開。

沿革

1998年4月13日

東京都町田市に有限会社ヤマモト(現当社)を設立。

2006年5月1日

会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(2005年法律第87号)により、特例有限会社(株式会社)へ移行。

2006年11月22日

有限会社ヤマモトより株式会社ヤマモトへの商号変更により特例有限会社から通常の株式会社へ移行。

2007年4月4日

本店所在地を東京都町田市より横浜市(青葉区つつじヶ丘)へ変更。

2008年7月16日

発行可能株式総数を60株から88,000,000株に変更。

2008年7月23日

当社の不動産事業に関して有する権利義務を分割により設立する株式会社メディカルプランニングに承継させる新設分割を実施。
商号を「株式会社クリエイトエス・ディーホールディングス」に変更。
当社は、取締役会において、2008年8月15日を効力発生日として、当社普通株式1株を73,225.9株とする株式の分割を行うことを決議。
当社と株式会社クリエイトエス・ディーは、株主総会の承認を前提として、取締役会において承認の上、株式交換契約を締結。また、両社はそれぞれの株主総会に付議すべき本株式交換に関する議案の内容を取締役会で決議。

2008年8月15日

当社普通株式1株を73,225.9株とする株式の分割を実施。

2008年8月22日

株式会社クリエイトエス・ディーの定時株主総会において、株式交換に係る株式交換契約について承認決議。

2008年10月31日

当社の臨時株主総会において、株式交換に係る株式交換契約について承認決議及び商号を「株式会社クリエイトSDホールディングス」に、決算月を5月31日に変更。

2009年3月1日

株式交換により、株式会社クリエイトエス・ディーは当社の完全子会社となる。また、当社の普通株式を東京証券取引所に上場。

2009年4月3日

全株式の取得により、ウェルライフ株式会社は当社の完全子会社となる。

2010年6月8日

連結子会社ウェルライフ株式会社からデイサービス事業を承継した株式会社サロンデイを設立。

2020年2月7日

子会社株式会社クリエイトエス・ディーがスーパーマーケットを経営する百合ヶ丘産業株式会社の株式を88.08%取得し子会社化。

2020年3月27日

子会社株式会社クリエイトエス・ディーがスーパーマーケットを経営する百合ヶ丘産業株式会社の株式を11.92%取得し完全子会社化。

2022年4月4日

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行。

事業内容

クリエイトSDホールディングスとその子会社6社は、医薬品、化粧品などの小売販売を中心に事業を展開しています。同社グループは、ドラッグストア事業、スーパーマーケット事業、有料老人ホーム・デイサービス事業の3つの主要セグメントを持っています。

ドラッグストア事業は、株式会社クリエイトエス・ディーが担当し、医薬品、化粧品、食料品、日用雑貨品の販売及び調剤を行っています。このセグメントでは、プライベートブランド商品の製造企画を株式会社エスタが、店舗清掃等を株式会社クリエイトビギンがそれぞれ担っています。

スーパーマーケット事業は、百合ヶ丘産業株式会社が運営を行い、食料品や日用雑貨品の販売を主な業務としています。この事業は、地域社会の日常的なニーズに応える形で展開されています。

有料老人ホーム・デイサービス事業は、ウェルライフ株式会社が有料老人ホームを、株式会社サロンデイがデイサービスをそれぞれ担当しています。これらのサービスは、高齢化社会におけるニーズに対応するためのものであり、高齢者の生活の質の向上を目指しています。

以上のように、クリエイトSDホールディングスは、医薬品や食料品の販売から高齢者向けサービスまで、幅広い事業を展開しており、地域社会の様々なニーズに応える事業構造を持っています。

経営方針

クリエイトSDホールディングスは、顧客第一主義を掲げ、地域社会に根ざした総合ヘルスケアサポートを提供することを目指しています。同社は、2023年5月期を初年度とする中期経営計画において、2025年5月期までに売上高4,200億円、経常利益率5.0%、店舗数850店舗、調剤薬局併設率55.0%を目標としています。これを達成するために、出店戦略と商品・店舗運営戦略の二つの軸で成長を図っています。

出店戦略では、関東・東海地方を中心に、郊外・住宅立地の小商圏フォーマットを主軸に据えつつ、多様な出店形態を推進しています。また、調剤薬局の併設を通じて、地域医療との連携を強化しています。

商品・店舗運営戦略では、顧客満足度の向上を目指し、「極めて感じの良い応対」のレベルアップや「整理整頓」の徹底、EDLP(エブリデイ・ロープライス)の推進、改装や新規商品群の導入による品揃えの拡充など、多角的な取り組みを進めています。さらに、かかりつけ薬局としての機能強化や、インターネット、特注サービス、宅配サービスなど店舗機能を補完するサービスの拡充にも力を入れています。

これらの戦略は、顧客ニーズの変化や競合他社の動向に対応しつつ、地域社会における同社の存在感を高め、持続的な成長を目指すものです。クリエイトSDホールディングスは、これらの取り組みを通じて、地域社会の総合ヘルスケアサポートとしての役割を一層強化していく方針です。