シキボウJP:3109

時価総額
¥132.8億
PER
18.8倍
繊維製品の製造販売、工業用品の製造販売、不動産賃貸、リネンサプライ業、繊維製品の配送・倉庫業務。

事業内容

シキボウは、繊維製品の製造販売、工業用品の製造販売、不動産の賃貸などを主な事業内容としています。シキボウグループは、シキボウ本社を含む24社で構成され、各事業セグメントにおいて多様な製品やサービスを提供しています。

繊維事業では、糸、布、ニット、二次製品などの製造販売を行っています。このセグメントには、シキボウ江南、丸ホームテキスタイル、新内外綿、ナイガイテキスタイルなど、国内外の関連会社が参加しています。

産業材事業では、製紙用ドライヤーカンバスやフィルタークロスなどの工業用品を製造販売しています。また、加工機械の製造販売も行っており、大和機械製作所がこの分野を担当しています。化成品の製造販売も行い、食品添加物などを提供しています。

不動産・サービス事業では、不動産の賃貸を行うほか、リネンサプライ業や繊維製品の配送・倉庫業務も手がけています。シキボウサービスやマーメイド広海、シキボウリネンなどがこの分野で活動しています。

経営方針

シキボウは、独自の技術力を活かし、繊維、産業材、不動産・サービスの各分野で成長を目指しています。同社は「安心・安全・快適な暮らしと環境にやさしい社会の実現」を経営理念に掲げ、顧客ニーズに応じた商品提案とサービス向上に努めています。

シキボウは、2042年の創立150周年に向けた長期ビジョン「Mermaid 2042」を策定しました。このビジョンでは、従業員や顧客、地球に寄り添い、持続可能な社会の実現を目指しています。具体的には、従業員の成長を支援し、安心して働ける環境を整えることを重視しています。

新中期経営計画「TG25-27」では、2030年に売上高550億円、営業利益36億円を目指し、成長戦略を展開しています。この計画は「成長への変革」をテーマに掲げ、稼ぐ力の向上や新中核事業の拡大を図ります。繊維技術を基に新たなビジネスにも挑戦します。

シキボウは、繊維事業でのグローバル販売強化や新規市場開拓を進めています。また、産業材事業では、国内外での販売拡大を目指し、食品・化成品事業や複合材料事業の成長を図ります。これにより、持続可能な社会の実現に貢献します。

同社は、経営基盤の強化にも注力しています。資本コストを重視した事業構造改革やDX推進による業務効率化、資金効率の改善を通じて、財務基盤を強化します。また、人的資本経営を推進し、サステナビリティ経営にも取り組んでいます。