マツキヨココカラ&カンパニーJP:3088

時価総額
¥1.17兆
PER
19.9倍
ドラッグストア・保険調剤薬局のチェーン店経営、フランチャイズ事業、介護施設運営、プライベートブランド商品の企画開発。

事業内容

マツキヨココカラ&カンパニーは、主にドラッグストアと保険調剤薬局のチェーン店経営を行う小売事業と、管理サポート事業を展開しています。同社は、連結子会社20社、非連結子会社8社、持分法非適用関連会社1社を含む計30社で構成されています。

マツモトキヨシグループ事業では、ドラッグストアと保険調剤薬局のチェーン店経営を行っています。また、保険調剤薬局の開局・運営や、フランチャイズ事業の展開、フランチャイジーへの商品供給も手がけています。

ココカラファイングループ事業では、ドラッグストアと保険調剤薬局のチェーン店経営に加え、介護施設の運営や訪問介護、介護用品のレンタル・販売を行っています。また、医薬品、化粧品、日用品雑貨等の商品供給も行っています。

管理サポート事業では、グループ会社が取り扱う商品の仕入・販売、経営管理・統轄、間接業務の受託を行っています。さらに、プライベートブランド商品の企画開発や、資産の管理・運用、店舗の建設・営繕、派遣・紹介業、生命保険・損害保険の販売代理業も手がけています。

経営方針

マツキヨココカラ&カンパニーは、持続的な成長を目指し、独自の成長戦略を推進しています。同社は、アジアNo.1のドラッグストアを目指し、美と健康の分野でのリーディングポジションを確立することを目標としています。この目標を達成するために、オーガニックグロースを重視し、売上高やEBITDAマージン、ROEの向上を図っています。

同社の中期経営計画では、2031年3月期までに3つの重点戦略を掲げています。まず、ドラッグストアと調剤事業のシームレスな連携を強化し、顧客の利便性を向上させることを目指しています。また、デジタル技術を活用した運営効率化と事業領域の拡張を進めています。さらに、大都市圏を中心に出店を強化し、M&Aを推進することで事業規模の拡大を図っています。

マツキヨココカラ&カンパニーは、持続可能な経営を実現するために、環境・社会への対応やコーポレートガバナンスの充実を図っています。具体的には、CO2排出量の削減や、環境配慮型商品の比率向上を目指しています。また、従業員の働きやすい環境を整備し、プロフェッショナル人材の育成を進めています。

キャッシュアロケーションの基本方針として、成長投資と株主還元にそれぞれ45%を配分し、財務基盤の強化に10%を充てています。成長投資では、出店や改装、中小型M&A、海外事業への投資を優先しています。株主還元では、累進配当を基本とし、配当性向50%を目指しています。