ディーブイエックスJP:3079

時価総額
¥107.8億
PER
27.1倍
循環器疾患分野に特化し、心臓ペースメーカ、アブレーションカテーテル、ICD、電極カテーテル等の医療機器を提供。

沿革

1986年4月

心臓ペースメーカの販売とフォローアップ業務を目的として、東京都板橋区に㈱ヘルツを設立

1992年3月

東京都練馬区に本店を移転

1997年3月

自社商品拡大のため医療機器輸入会社㈲シー・エム・アイジャパンを子会社化(本店東京都豊島区)

1997年11月

㈲シー・エム・アイジャパンを株式会社に改組

1999年3月

神奈川県横浜市に横浜営業所を開設

2000年5月

東京都豊島区西池袋に本社機能を移設

2001年10月

㈱シー・エム・アイジャパンをディーブイエックスジャパン㈱に商号変更し、同社本店を東京都千代田区に移転

2004年2月

ディーブイエックスジャパン㈱を吸収合併するとともに、商号を㈱ヘルツからディーブイエックス㈱に変更

2006年5月

大阪府大阪市に西日本営業部(現 近畿営業所)、茨城県土浦市に茨城営業所を開設

2006年7月

本社を東京都豊島区高田に移転

2006年8月

北海道札幌市に北海道営業所を開設

2007年1月

東京都板橋区に技術研究所(テクノロジーセンター)を開設

2007年4月

ジャスダック証券取引所に株式を上場

2007年5月

宮城県仙台市に東北営業所(現 仙台営業所)、岩手県盛岡市に盛岡出張所を開設

2007年9月

群馬県前橋市に群馬営業所、東京都八王子市に八王子営業所を開設

2008年5月

福岡県福岡市に九州営業所を開設、大阪営業所を大阪府大阪市中央区に移転

2008年10月

神奈川県横浜市に横浜南営業所を開設

2009年7月

広島県広島市に広島営業所を開設

2009年9月

埼玉県さいたま市に埼玉営業所を開設

2009年11月

広島県福山市に福山出張所(現 福山営業所)を開設

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場

2010年6月

㈱メディカルプロジェクトより、医療機器代理店事業部門を譲受し、静岡県静岡市に静岡営業所、静岡県沼津市に沼津営業所、静岡県浜松市に浜松営業所を開設

2010年8月

東京都練馬区に東京営業所を開設

2011年2月

大阪営業所を大阪府大阪市西区に移転

2011年12月

茨城営業所を茨城県つくば市に移転

2012年6月

横浜営業所及び横浜南営業所を横浜営業所として統合

2012年7月

沼津営業所を静岡県沼津市に移転、広島営業所を広島県広島市西区に移転

2012年9月

栃木県下野市に栃木出張所(現 栃木営業所)を開設

2013年3月

東北営業所(現 仙台営業所)を宮城県仙台市青葉区に移転

2013年4月

愛知県名古屋市中川区に名古屋営業所を開設、福井県福井市に福井出張所(現 福井営業所)を開設、大阪営業所を大阪府大阪市淀川区に移転

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2013年12月

東京証券取引所市場第二部に上場

福山出張所(現 福山営業所)を広島県福山市紅葉町に移転

2014年2月

東京営業所を東京都豊島区に移転

2014年9月

東京証券取引所市場第一部に上場

2015年1月

宮崎県宮崎市に宮崎出張所を開設

2015年9月

沖縄県那覇市に沖縄出張所を開設

2015年10月

技術研究所(テクノロジーセンター)を東京都豊島区に移転

2016年9月

名古屋営業所を名古屋市中区に移転

2017年1月

盛岡出張所を閉鎖

2017年3月

静岡営業所を静岡市駿河区に移転

2017年6月

山梨県甲府市に山梨出張所を開設

2017年10月

物流センターを東京都豊島区に移転

2018年6月

静岡営業所を静岡市葵区に移転

2018年8月

千葉県市川市に千葉営業所を開設

2018年10月

京都府京都市伏見区に京都営業所を開設、茨城営業所を茨城県つくば市に移転

2019年6月

宮崎出張所を宮崎県延岡市に移転、九州営業所を福岡県久留米市に移転

2019年8月

長野県松本市に長野出張所を開設

2020年1月

島根県松江市に島根出張所を開設

2020年5月

高知県高知市に高知出張所を開設

2020年6月

技術研究所(テクノロジーセンター)を東京都豊島区に移転

2021年3月

長野出張所を閉鎖

2021年11月

岡山県岡山市に岡山出張所(現 岡山営業所)を開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

2023年4月

京都営業所を大阪営業所に統合し、名称を近畿営業所に変更

事業内容

ディーブイエックスは、1986年4月に設立された医療機器の専門企業であり、「人に優しい医療」への貢献をコンセプトに掲げています。同社は、循環器疾患分野に特化し、患者や医療関係者に有益な製品やサービスを提供することで、最適な医療の普及に貢献しています。ディーブイエックスの事業は主に「不整脈事業」、「虚血事業」、「その他」の三つのセグメントに分かれています。

不整脈事業では、心臓ペースメーカ、アブレーションカテーテル、ICD(植込み型除細動器)、検査用電極カテーテルなど、不整脈の検査や治療に必要な医療機器を提供しています。これらの製品は、関東地域を中心に全国の医療施設に卸売されています。

虚血事業では、心筋梗塞や狭心症などの虚血性疾患の検査・治療に用いる医療機器を取り扱っており、自動造影剤注入装置「RAQUOSインジェクションシステム」などが主力製品です。これらの製品は、国内外の医療機器メーカーから直接仕入れ、全国の医療施設に販売しています。

その他の事業セグメントでは、脳神経外科関連商品、一般外科関連商品、消化器関連商品、放射線防護用品など、不整脈事業や虚血事業に属さない商品の販売を行っています。これにより、ディーブイエックスは幅広い医療分野に対応する製品ラインナップを持つ企業として位置づけられています。

ディーブイエックスは、医療機器の輸入商社及び国内医療機器メーカーからの仕入れにより、医療現場に必要な高品質な製品を提供し続けており、医療機器市場における同社の役割は非常に重要です。

経営方針

ディーブイエックスは、医療機器業界において「生命と健康を守る」というパーパスのもと、継続的な成長を目指しています。同社は、患者様や医療関係者に有益な製品・サービスを提供し、最適な医療の普及に貢献することをミッションとして掲げています。また、医療の現場や社会から求められるリーダーを目指し、多様な個性を活かして新たな事業を開拓するビジョンを持っています。

中期経営計画において、ディーブイエックスは、外部環境の変化を機会と捉え、持続的な成長を可能とするための変革に取り組んでいます。具体的には、利益率と生産性の向上、地域的依存度の低減、強靭な事業ポートフォリオの構築、新たな成長基盤の強化(市場)、成長基盤の強化(組織)をテーマとした全体戦略に基づき、部門ごとの戦略を策定しています。これらの取り組みを通じて、「ディーブイエックスの製品やサービスが日本のみならず世界中の生命と健康を守る」ことを目指しています。

また、経営上の目標として、安定的に業容の拡大を図り、資本効率性と収益性の向上を目指しています。自己資本当期純利益率(ROE)20%以上、売上高営業利益率4%以上を確保することを目標に掲げ、医療現場のニーズに応えた商品の導入や高付加価値サービスの提供、管理機能の整備・強化により経営効率を向上させることで、これらの目標達成を目指しています。

ディーブイエックスは、医療機器業界の変化に対応しながら、社会から信頼される経営を推進し、持続可能な成長を追求しています。