- 日本企業
- 銚子丸
銚子丸JP:3075
沿革
1977年11月 |
玩具店及び飲食店の経営を目的として、千葉市誉田町三丁目46番地1(現千葉市緑区誉田町三丁目46番地1)に株式会社オールを設立(資本金2,000千円)し、玩具店の経営を行う。(注1) |
1979年5月 |
持ち帰り寿司業態の第1号店として、千葉県印旛郡(現千葉県八街市)に「花すし」八街店を開設。(注1) |
1981年4月 |
当社の本店を千葉市誉田町一丁目978番地13(現千葉市緑区誉田町一丁目978番地13)に移転 |
1987年4月 |
回転寿司業態の第1号店として、千葉県浦安市に「ABC」浦安店(現「すし銚子丸」浦安店)を開設。(注2) |
1998年10月 |
グルメ回転寿司業態の第1号店として、千葉県市川市に「すし銚子丸」市川店を開設 |
2001年10月 |
グルメ回転寿司業態の東京地区第1号店として、東京都江戸川区に「すし銚子丸」みずえ店を開設 |
2002年5月 |
株式会社オールエスとの営業譲渡契約により、「すし銚子丸」蘇我店及び「すし銚子丸」幸町本店の営業を譲り受ける。(注3) |
2002年6月 |
千葉市中央区に「すし銚子丸」千葉駅前店を開設。(チェーン店舗数20店舗達成) |
2003年11月 |
株式会社オール・エフとの営業譲渡契約により、「すし銚子丸」幸町本店等の営業を譲渡(注4) |
2004年2月 |
当社の本店を千葉市美浜区浜田二丁目39番地に移転。 |
2004年2月 |
オール実業株式会社との営業譲渡契約により、同社の営業の全部を譲り受ける。(注5) |
2004年8月 |
東京都練馬区に「すし銚子丸」光が丘店を開設。(チェーン店舗数30店舗達成) |
2005年3月 |
グルメ回転寿司業態の埼玉地区第1号店として、埼玉県越谷市に「すし銚子丸」南越谷店を開設。 |
2005年4月 |
商号を株式会社銚子丸に変更。 |
2005年7月 |
千葉県成田市に「すし銚子丸」成田店を開設(チェーン店舗数40店舗達成) |
2007年3月 |
ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2007年5月 |
埼玉県春日部市に「すし銚子丸」春日部店を開設(チェーン店舗数50店舗達成) |
2008年4月 |
グルメ回転寿司業態の神奈川地区第1号店として、神奈川県相模原市に「すし銚子丸」西橋本店を開設 |
2008年7月 |
さいたま市南区に「すし銚子丸」南浦和店を開設(チェーン店舗数60店舗達成) |
2010年4月 |
千葉県市原市に「すし銚子丸」市原店を開設(チェーン店舗数70店舗達成) ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場 |
2013年3月 |
横浜市青葉区に「すし銚子丸」あざみ野店を開設(チェーン店舗数80店舗達成) |
2013年7月 |
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場 |
2014年11月 |
株式会社オール・エフとの事業譲受契約により、「江戸前すし百萬石」幸町店等の事業を譲受(注6) |
2015年8月 |
千葉県松戸市に「すし銚子丸」松戸岩瀬店を開設(チェーン店舗数90店舗達成) |
2018年12月 |
都市型コンパクト店舗形態の第1号店として東京都千代田区に「鮨Yasuke」大手町プレイス店を開設 |
2019年4月 |
進化型姉妹ブランド店の第1号店として千葉市美浜区に「すし銚子丸 雅」イオンスタイル幕張ベイパーク店を開設 |
2020年8月 |
テイクアウト・デリバリーサービス特化型姉妹ブランド店の第1号店として東京都渋谷区に「すし銚子丸 テイクアウト専門店」初台店を開設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行 |
事業内容
銚子丸は、グルメ回転寿司業態を中心に事業を展開している企業です。同社は、低価格帯の回転寿司市場において、より上質な商品とサービスを提供することで差別化を図っています。主力ブランドである「すし銚子丸」を通じて、直営店のみでの多店舗展開を行っております。
2014年には、顧客の多様な寿司へのニーズに応えるため、「江戸前すし百萬石」という立ち寿司業態のブランドを買収しました。これにより、江戸前寿司の味と技をグルメ回転寿司事業に継承しています。さらに、本格江戸前寿司のスタイルを踏襲しつつ、現代のシステムを導入した進化型姉妹ブランド「すし銚子丸 雅」、そしてテイクアウトやデリバリーサービスに特化した「すし銚子丸 テイクアウト専門店」を運営しています。
銚子丸は寿司事業のみを展開する単一セグメントの企業であり、その事業内容は、高品質な寿司を提供することに特化しています。これらのブランドを通じて、同社は顧客に対して多様な選択肢と高い満足度を提供しているのです。
経営方針
銚子丸は、グルメ回転寿司業界において、高品質な食材を使用し、お得な価格で提供することを目指しています。同社は、競合との差別化を図るため、産地開拓や商品開発に力を入れ、立ち寿司に近い技術の向上にも取り組んでいます。また、新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、イートイン需要の回復が見込まれる中、売上の回復と利益の拡大を目指しています。
そのために、銚子丸はDX戦略を推進し、フルオーダーシステムの全店導入や銚子丸LINEミニアプリを通じた会員サービスの提供を行っています。これにより、顧客データの収集・分析を強化し、デジタルマーケティングの効果を高めています。さらに、ロボティクスによる店舗オペレーションの機械化・省力化や決済方法のデジタル化を進め、サービスの高度化を目指しています。
人財戦略においても、人手不足の課題に対応するため、採用、育成、リテンションを重要テーマとして掲げ、優秀な人材の確保と育成に努めています。女性の活躍推進も積極的に行っており、女性が働きやすい環境の整備やキャリアアップ支援を進めています。
収益性を重視した店舗戦略では、テイクアウト専門店の見直しや、新店舗の出店と大規模改装を通じて、収益性の高い店舗運営を目指しています。これにより、従業員が良質な外食体験を提供できる環境を整備し、来店客数の増大を図っています。
銚子丸は、これらの戦略を通じて、業績回復を早期に実現し、サスティナブルな企業の確立を目指しています。同社は、売上高経常利益率、自己資本比率、ROEを重要な経営指標として位置付け、その向上に努めていることからも、安定した財務基盤の維持と、着実な売上増加、適正な利益の確保に注力していることが伺えます。