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アルコニックスJP:3036
沿革
1981年7月 |
日商岩井非鉄販売株式会社(現 アルコニックス株式会社、当社)を資本金1億円で日商岩井株式会社の100%出資により設立(本社所在地:東京都中央区)。アルミニウム、銅の製品を主体とした非鉄金属の販売を開始 |
1982年7月 |
名古屋支店を新設 |
1983年4月 |
大阪支店を新設 |
1989年5月 |
北陸営業所を新設 |
1992年8月 |
本社を東京都文京区に移転 |
2000年4月 |
日商岩井メタルプロダクツ株式会社を吸収合併 日商岩井株式会社(現 双日株式会社)の非鉄金属製品の商権移管を受け、商号を日商岩井アルコニックス株式会社に変更、本社を東京都中央区に移転 |
2000年9月 |
本社を東京都港区に移転 |
2001年3月 |
6億円の減資と6億円の増資、並びに4億27万1千円の増資をおこない、新資本金10億27万1千円として、MBO(エフ ビー エフ2000,エル.ピー.をスポンサーとした経営陣による企業買収)を実施(注)1、2 |
2004年1月 |
当社の海外ネットワークの整備のため、ALCONIX(THAILAND)LTD.(タイ)、ALCONIX(SINGAPORE)PTE. LTD.(シンガポール)、ALCONIX HONGKONG CORP.,LTD.(香港)の海外現地法人3社を設立し、NI METAL PRODUCTS INC.(米国、現 ALCONIX USA,INC.)を買収 アドバンスト マテリアル ジャパン株式会社へ55%出資し、レアメタル分野強化へ(注)3 |
2004年3月 |
三伸林慶株式会社からアルミ、銅製品の営業権を取得 |
2004年4月 |
札幌営業所を新設 |
2004年6月 |
ALCONIX(SHANGHAI)CORP.(中国)を設立し、併せて北京駐在員事務所を設置 |
2005年2月 |
双日金属販売株式会社から非鉄金属の再生原料に係る営業権を取得 |
2005年4月 |
商号をアルコニックス株式会社に変更 |
2006年4月 |
ジャスダック証券取引所に上場 |
2006年6月 |
ALCONIX EUROPE GMBH(ドイツ)を設立 |
2006年7月 |
浜松営業所を新設 |
2007年1月 |
ALCONIX(MALAYSIA)SDN.BHD.(マレーシア)を設立 |
2008年2月 |
ALCONIX (TAIWAN) CORPORATION(台湾)を設立 |
2008年3月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
2008年4月 |
当社の三伸林慶部を新設分割し、新たにアルコニックス三伸株式会社(本社 東京)を設立 (注)21 |
2009年4月 |
特別目的会社であるアルコニックス・ハヤシ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として林金属株式会社の株式を取得、連結子会社化 |
2009年6月 |
広島営業所を開設 |
2009年8月 |
特別目的会社であるアルコニックス・オオカワ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として株式会社大川電機製作所の株式を取得、連結子会社化 |
2009年9月 |
株式会社大川電機製作所を存続会社として、アルコニックス・オオカワ株式会社を吸収合併し、株式会社大川電機製作所を連結子会社化 (注)4 |
2009年9月 |
ALCONIX LOGISTICS(THAILAND) LTD.を設立 |
2009年10月 |
ALCONIX (SHANGHAI) CORP.SHENZHEN BRANCHを設立 |
2010年1月 |
ALCONIX DIECAST SUZHOU CO.,LTD.を設立 |
2010年4月 |
アルコニックス・三高株式会社を設立 (注)5 |
2010年11月 |
林金属株式会社を存続会社として、アルコニックス・ハヤシ株式会社を吸収合併し、林金属株式会社を連結子会社化 (注)6 |
2010年12月 |
東京証券取引所市場第一部に上場 |
2011年11月 |
北京愛徳旺斯貿易有限公司を設立 (注)7 |
2012年4月 |
ALCONIX VIETNAM CO.,LTD.を設立 ALCONIX (SHANGHAI) CORP.GUANGZHOU BRANCH を設立 |
2012年6月 |
本店を東京都千代田区に移転 |
2012年12月 |
UNIVERTICAL HOLDINGS INC.を設立し、当社の持株会社として米国のめっき素材製造会社のUNIVERTICAL CORPORATION他の株式を取得、連結子会社化 (注)8 |
2013年1月 |
ADVANCED MATERIAL TRADING PTE.LTD.を設立 (注)9 |
2013年4月 |
アルミリサイクル株式会社の大阪アルミセンターに係る事業資産等を譲受け、同事業資産を当社100%出資にて設立する大阪アルミセンター株式会社に承継 (注)10 |
2013年4月 |
当社100%出資にて設立したアルコニックス・オオバ株式会社を当社の中間持株会社として大羽精研株式会社の株式を取得、連結子会社化 (注)11 |
2014年11月 |
当社の連結子会社である大阪アルミセンター株式会社は2014年11月1日に株式会社稲田商会から銅スクラップ事業を譲受け、同社の北九州支店(稲田銅センター)として営業を開始 また、これに先立ち同年9月1日に商号をアルミ銅センター株式会社に変更 |
2015年7月 |
特別目的会社であるアルコニックス・トーカイ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として東海溶業株式会社の株式を取得、連結子会社化 (注)12 |
2015年10月 |
2015年10月9日、並びに同年10月13日に平和金属株式会社の発行済株式の77.35%を追加取得し、連結子会社化 (注)13 |
2016年2月 |
特別目的会社であるアルコニックス・エムティ株式会社を設立し、当社の中間持株会社としてマークテック株式会社の株式を取得、連結子会社化 (注)14 |
2017年4月 |
特別目的会社であるアルコニックス・フジ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として株式会社富士プレスの株式を取得、連結子会社化 (注)15 |
2018年12月 |
特別目的会社であるアルコニックス・東北化工株式会社を設立し、当社の中間持株会社として東北化工株式会社の株式を取得、連結子会社化 (注)16 |
2019年2月 |
特別目的会社である富士カーボン製造所株式会社を設立し、当社の中間持株会社として株式会社富士カーボン製造所の株式を取得、連結子会社化 (注)17 |
2019年7月 |
当社の連結子会社である株式会社富士プレスは日邦産業株式会社とのメキシコでの合弁事業を解消し、自動車部品用精密金属プレス部品事業を分割し、新たに設立したFUJI ALCONIX MEXICO S.A. de C.V.が当該事業を譲受 (注)18 |
2020年12月 |
株式会社富士根産業の株式を取得、連結子会社化 (注)19 |
2021年8月 |
アルコニックスベンチャーズ株式会社を設立 (注)20 |
2022年4月 |
ACメタルズ株式会社を設立 (注)22 |
2022年4月 |
ジュピター工業株式会社の株式を取得、連結子会社化 (注)23 |
2022年11月 |
株式会社ソーデナガノの株式を取得、連結子会社化 (注)24 |
事業内容
アルコニックス株式会社は、連結子会社60社、関連会社6社を有する企業グループで、アルミ、銅、ニッケル、レアメタル・レアアースなどの各種製品および原材料の輸出入及び国内取引を主業務としています。また、金属加工を中心とした製造業への事業拡大も進めており、製造業のM&Aや事業投資に注力しています。
同社グループの事業は大きく分けて、商社流通事業と製造事業に分類されます。商社流通事業では、電子機能材事業とアルミ銅事業が主要なセグメントを形成しています。電子機能材事業では、スマートフォンや電気自動車などに使用される電子部品や化合物半導体、レアメタル(チタン、タングステンなど)の取扱いを行っています。アルミ銅事業では、アルミ圧延品や伸銅品、バルブ部品などの輸出入及び国内取引、アルミリサイクル原料や銅スクラップなどの再生原料の取扱いを行っています。
製造事業では、装置材料事業と金属加工事業が中心です。装置材料事業では、めっき材料や溶接材料、非破壊検査装置、カシューパーティクルなどの製造を行っています。金属加工事業では、精密切削加工部品や精密研削加工部品、自動車向け精密プレス部品などの製造を手掛けています。
アルコニックスは、商社機能と製造業を融合した新しい企業集団の形成を進めており、特に製造業における利益の比率が高まっています。これにより、同社グループは多様な事業を通じて成長を続けています。
経営方針
アルコニックスは、非鉄金属の取引を通じて新たな価値を創造し、社会の発展に貢献することを企業理念としています。同社は、商社機能と製造業を融合した総合企業を目指し、豊かな社会の構築、循環型・環境配慮型社会の構築、新たな未来の創出、ガバナンスの高度化とオペレーションの標準化を中期経営計画「VISION」の柱として掲げています。
同社は、電子部品、半導体、自動車を中期経営計画の注力すべき成長3事業分野と定め、これらの分野での営業収益力向上を目指しています。また、製造グループ会社における生産効率向上のための設備拡張投資、M&A、スタートアップ企業への投資及び育成を通じた新たな成長機会の創出にも力を入れています。
具体的なアクションプランとしては、既存事業における営業収益力の強化、投資案件の再構築、インフラ整備及び内部統制の充実・強化が挙げられます。これらの施策を通じて、アルコニックスは財務体質の強化、人的資本の強化、ガバナンスの改善・強化を目指しています。
また、同社は2025年度の数値目標として、連結営業利益122億円以上、連結経常利益120億円以上、連結当期純利益79億円以上、EBITDA160億円以上、ROE(株主資本利益率)12%以上、ROIC(投下資本利益率)6%以上、DOE(株主資本配当率)3%以上を掲げています。
アルコニックスは、商社流通事業と製造事業の両輪で事業展開を進め、特に製造業における利益比率の高まりを背景に、多様な事業を通じて成長を続けています。