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ヒューリックJP:3003
沿革
年月 |
事項 |
1957年3月 |
不動産業務、保険代理店業務等を目的として、東京都中央区八重洲に、資本金3千万円にて日本橋興業㈱の商号で設立 |
1957年6月 |
損害保険代理店業務を開始 |
1960年6月 |
阪都不動産管理㈱(現ヒューリックビルマネジメント㈱)設立(現連結子会社) |
1965年3月 |
本社を日本橋富士ビルへ移転 |
1965年11月 |
旧㈱富士銀行(現㈱みずほ銀行)の全国営業店149ヶ店の保険代理店業務を継承 |
2000年11月 |
小舟町Fビル(ヒューリック小舟町ビル)等15ビルを保有する㈱フォワードビルディングを合併 |
2001年4月 |
かけ橋企画㈱(現ヒューリックビルド㈱)設立(現連結子会社) |
2007年1月 |
商号をヒューリック㈱に変更 |
2008年11月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場 |
2010年3月 |
ヒューリック保険サービス㈱設立(現連結子会社) |
2010年7月 |
保険代理店事業をヒューリック保険サービス㈱に会社分割 |
2010年7月 |
千秋商事㈱及び芙蓉総合開発㈱と合併 |
2011年4月 |
ヒューリックホテルマネジメント㈱設立(現連結子会社) |
2011年7月 |
千秋オフィスサービス㈱(ヒューリックオフィスサービス㈱)を子会社化 (ヒューリックオフィスサービス㈱はヒューリックプロサーブ㈱が吸収合併) |
2012年7月 |
旧昭栄㈱と合併 |
2012年10月 |
ヒューリック本社ビル竣工、本社を移転 |
2013年4月 |
ヒューリックリートマネジメント㈱設立(現連結子会社) |
2013年11月 |
ヒューリックリート投資法人設立 |
2014年2月 |
ヒューリックプロサーブ㈱設立(現連結子会社) |
2015年1月 |
スマート・ライフ・マネジメント㈱設立(清算結了) |
2015年12月 |
㈱シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズと合併 |
2016年11月 |
ヒューリックプライベートリートマネジメント㈱設立(現連結子会社) |
2017年8月 |
ヒューリックプロパティソリューション㈱設立(現連結子会社) |
2017年9月 |
ヒューリックプライベートリート投資法人設立 |
2017年11月 |
ヒューリックアグリ㈱を子会社化(現連結子会社) |
2018年7月 |
ヒューリックふふ㈱を子会社化(現連結子会社) |
2018年9月 |
㈱ポルテ金沢(現連結子会社)、㈱モスを子会社化 (㈱モスはヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併) |
2019年8月 |
ヒューリックホテルマネジメント京都㈱設立 (ヒューリックホテルマネジメント京都㈱はヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併) |
2019年9月 |
日本ビューホテル㈱を子会社化 (日本ビューホテル㈱はヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併) |
2020年4月 |
連結子会社であるヒューリックプロサーブ㈱がヒューリックオフィスサービス㈱を吸収合併 |
2021年2月 |
観光事業をヒューリックホテルマネジメント㈱に会社分割 |
2021年7月 |
ヒューリックアドバンスエナジー㈱設立(現連結子会社) |
2022年3月 |
㈱東京ベイ舞浜ホテルを子会社化 (㈱東京ベイ舞浜ホテルはヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 |
2023年9月 |
CROSSCOOP㈱(現ヒューリックビズフロンティア㈱)を子会社化(現連結子会社) |
2023年10月 |
連結子会社であるヒューリックホテルマネジメント㈱がヒューリックホテルマネジメント京都㈱、㈱モス、日本ビューホテル㈱、㈱東京ベイ舞浜ホテルを吸収合併 |
事業内容
ヒューリックは、不動産事業を中心に、保険事業、ホテル・旅館事業、その他の事業を展開している多角的な企業グループです。同社グループは、ヒューリックを含む子会社23社と関連会社22社から構成されており、連結営業収益の約9割を不動産事業が占めています。
不動産事業では、東京23区の駅近に保有する約250件の賃貸物件を活用した賃貸業務が中核をなし、賃貸可能面積は約138万㎡に及びます。ヒューリックは、賃貸収入の増強を目指し、物件の建替えや好立地物件の取得、不動産関連SPCへの出資などを行っています。また、不動産開発業務では、物件立地特性に応じた開発やPPP事業を推進し、ヒューリックリートマネジメント株式会社を通じてアセットマネジメント業務も手掛けています。
保険事業では、ヒューリック保険サービス株式会社が損害保険や生命保険の代理店業務を展開し、法人マーケットを中心に個人顧客にもサービスを提供しています。
ホテル・旅館事業においては、ヒューリックホテルマネジメント株式会社が「THE GATE HOTEL」シリーズや「ビューホテル」シリーズ、ヒューリックふふ株式会社が「ふふ」シリーズを運営しています。
その他の事業としては、ヒューリックビルド株式会社が建築工事請負業務や設計・工事監理業務を行い、ヒューリックアグリ株式会社を通じてベトナムでの農業生産にも参入しています。さらに、こども教育事業にも力を入れており、教育関連サービスの提供を推進しています。
ヒューリックプロサーブ株式会社は、グループ全体に経理・人事総務・システム等のサービスを提供しており、グループの経営基盤を支えています。
経営方針
ヒューリックは、不動産を中心に多角的な事業を展開する企業グループであり、その成長戦略は、持続可能な社会の実現と企業としての継続的な成長を目指す企業理念とサステナビリティビジョンに基づいています。同社は、2023年度から新中期経営計画(2023-2025)をスタートさせ、高品質の賃貸ポートフォリオ構築、開発・建替、新規事業領域の強化、財務健全性の確保とリスク管理、サステナブル経営の深化を5つの重点領域として掲げています。
同社は、東京23区の駅近に保有する不動産賃貸事業を中核とし、安定性と効率性を両立したビジネスモデルの進化を目指しています。また、不動産開発事業では、耐震・環境配慮に優れた不動産開発を推進し、開発・建替利益の獲得を目指しています。
新規事業領域では、高齢者ビジネス、観光ビジネス、レンタルオフィス事業、こども教育事業などに取り組み、収益源の多様化を図っています。財務健全性の確保とリスク管理においては、外部格付「AA-」の維持を目指し、健全な財務基盤の維持に努めています。
サステナブル経営の一層の深化に関しては、環境への取り組み、社会への取り組み、ガバナンスの強化を通じて、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。これらの戦略を通じて、ヒューリックは、先行き不透明な経済環境の中でも、継続的な成長を目指しています。