ストレージ王JP:2997

時価総額
¥9.5億
PER
8.6倍
トランクルームの企画、開発、運営管理を主軸に、コンテナ型・ビルイン型の物件提供、不動産開発コンサルティング、物件売買を手掛ける。

沿革

2008年5月

東京都中央区にトランクルームの運営、管理を目的とした株式会社ストレージ王を設立

2010年4月

岡山の天満屋グループが岡山市北区にトランクルームの企画、開発、運営、管理を目的とした株式会社アイトランク山陽を設立

2013年5月

株式会社デベロップが株式会社アイトランク山陽を100%子会社化

2013年6月

一般社団法人レンタル収納スペース推進協議会に加入

2015年7月

株式会社ストレージ王が、株式会社アイトランク山陽を存続会社として合併し、株式会社ストレージ王へ商号変更。同時に本社を岡山市北区から東京都中央区に移転

2015年9月

本社を東京都中央区から千葉県市川市市川に移転

2016年7月

株式会社ストレージ王を存続会社として、デベロップの子会社であったソーラーエナジーインヴェストメント株式会社と合併

2019年2月

本社を千葉県市川市市川から市川市市川南に移転

2020年5月

株式会社タスキと業務提携

2022年4月

東京証券取引所グロース市場に株式を上場

2022年11月

株式会社パルマと業務提携

2023年1月

クリアル株式会社と業務提携

事業内容

ストレージ王は、顧客資産の持続的な価値向上を目指し、セルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行う事業を展開しています。同社は、トランクルームの運営・管理を通じて、地主や物件オーナーにとっての利便性を向上させるとともに、受託件数の増加による安定的な収入を目指しています。また、2015年7月にアイトランク山陽との合併を経て、首都圏だけでなく西日本での事業展開を強化し、ソーラーエナジーインヴェストメント株式会社との合併により財務基盤も強化しました。

同社のビジネスモデルは、トランクルームとして利用可能な不動産を賃借や自社開発で確保し、その貸し出しと維持管理から利用料を徴収することで収益を上げる単一セグメントから成り立っています。トランクルームはコンテナ型とビルイン型に大きく分けられ、特にビルイン型の需要が高まっています。

事業分類としては、運営管理事業と開発分譲事業の2つがあります。運営管理事業では、固定家賃型と変動家賃型の2つのモデルがあり、トランクルームの利用料金を収入源としています。一方、開発分譲事業では、トランクルームを投資家へ売却し収益を上げるモデルで、用地購入によるビルイン型建築と土地賃借によるコンテナ型建築があります。

ストレージ王は、トランクルームの企画、開発、運営管理を主軸に事業を展開しており、不動産事業者やテナント候補との接点を活かした売買やコンサルティングも行っています。また、インターネット広告やセルフストレージ専用ポータルサイトを利用した集客や、Web決済システムの導入による契約手続きの簡素化を図っています。

経営方針

ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルーム事業を展開しており、顧客資産の持続的な価値向上を目指しています。同社は、不動産所有者の資産価値の向上とトランクルーム利用者の利便性の向上を通じて、人々の暮らしや社会の未来を豊かにすることをミッションとしています。この目標を達成するため、同社は複数の戦略を推進しています。

まず、需要の高いエリアに優良な収益不動産を建設し、トランクルーム利用者の利便性を高めるサービスを提供することで、事業規模の拡大を目指しています。また、オペレーション能力の向上を通じて、管理受託物件の拡大を図り、セルフストレージ専用ポータルサイトやWeb決済システムの開発・連携を図ることで、業務効率の向上と販売機会の促進を目指しています。さらに、複数の大型案件の投資家に加え、小規模案件の投資家開拓も行い、多様な売却先を確保することで、安定的に投資資金が回収できるようにする戦略を掲げています。

これらの戦略を背景に、ストレージ王は新規出店による事業規模の拡大、サービス向上による競争力と収益力の強化を目指しています。コーポレート・ガバナンスの整備・強化、物件開発力の強化、既存物件および新規物件の稼働率向上策、財務体質の改善と資金調達力の強化、新規事業(サービス)の拡大、収益用不動産としてのトランクルーム投資市場における同社地位の確立と新規投資家層拡大、新規参入者・同業他社に対する施策など、幅広い分野での取り組みを進めています。

これらの成長戦略を通じて、ストレージ王はトランクルーム市場におけるリーダーとしての地位を確立し、持続可能な成長を目指しています。