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なとりJP:2922
事業内容
なとりは、食品製造販売事業と不動産賃貸事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。食品製造販売事業では、おつまみを中心に幅広い食料品を製造・販売しています。このセグメントでは、消費者の多様なニーズに応えるため、さまざまな商品ラインナップを展開しています。
具体的な商品としては、スナックや乾物、珍味などがあり、これらは家庭での軽食やパーティーシーンでの利用に適しています。また、なとりは品質管理に力を入れ、安全で美味しい商品を提供することを重視しています。これにより、消費者からの信頼を得ています。
不動産賃貸事業では、なとりは所有する不動産を活用し、賃貸収入を得ています。この事業は、食品製造販売事業と並行して行われており、企業全体の収益基盤を支える重要な役割を果たしています。
経営方針
なとりは、経営理念に基づき、食文化の創造と発展を通じて顧客満足、株主還元、社会貢献を目指しています。同社は「ひとつまみの幸せ。」を企業メッセージとし、おつまみ事業の維持・拡大と収益力の強化に注力しています。
中期経営計画「Next Value up for 80」では、2028年までに「もっとおいしく、楽しく、ワクワクするおつまみをお届けする会社」を目指しています。この計画のもと、3つの重点戦略を掲げ、全社一丸となって取り組んでいます。
第一の重点戦略は、新しい楽しさを持ったおつまみの提供です。なとりは、期間限定商品やコラボ商品を通じて新たな顧客層を開拓し、既存顧客への販売促進策も強化しています。これにより、なとりファンの拡大を図っています。
第二の重点戦略は、働きがいのある職場づくりです。1on1ミーティングの実施や人事制度の拡充を通じて、職場内のコミュニケーションを促進し、従業員の活躍を支援しています。これにより、全ての人材が活躍できる環境を整えています。
第三の重点戦略は、SDGsへの取り組みとガバナンスの強化です。なとりは、持続可能な環境と社会の実現に貢献するため、太陽光発電設備の導入や工場見学のバーチャル体験提供などを進めています。これにより、社会貢献を推進しています。
なとりは、売上高営業利益率とROEの向上を目指し、2026年3月期には連結売上高500億円、連結営業利益18億円を計画しています。市場環境に対応した新製品の投入と販売促進策により、増収を見込んでいます。