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ヨシムラ・フード・ホールディングスJP:2884
沿革
2008年3月 |
東京都港区において、中小企業の支援・活性化を目的として株式会社エルパートナーズを設立 |
2008年8月 |
商号を株式会社レバレッジパートナーズへ変更 |
2008年12月 |
業務用食材の企画・販売を主な事業とする株式会社ミズホ(現株式会社ヨシムラ・フード)、およびシウマイの製造・販売を主な事業とする楽陽食品株式会社の株式を譲り受け |
2009年8月 |
商号を株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスへ変更 |
2010年2月 |
株式交換により、白石温麺等乾麺の製造・販売を主な事業とする白石興産株式会社、株式会社麺寿庵(白石興産株式会社の子会社)を完全子会社化 |
2010年7月 |
冷凍食品の企画・販売を主な事業とする株式会社ジョイ・ダイニング・プロダクツの株式を譲り受け |
2010年12月 |
清酒の製造・販売を主な事業とする株式会社桜顔酒造の株式を譲り受け |
2011年2月 |
株式交換により株式会社ミズホ(現株式会社ヨシムラ・フード)を完全子会社化 |
2012年2月 |
株式交換により楽陽食品株式会社を完全子会社化 |
2013年1月 |
民事再生申立てをおこなった、かきフライ等の製造・販売をおこなう株式会社オーブンおよび株式会社オーブン愛媛の事業を、当社が新設した子会社(現株式会社オーブン)において譲り受け |
2013年9月 |
楽陽食品株式会社の藤枝工場が新規稼働 |
2014年2月 |
ピーナッツ加工品の製造・販売をおこなう株式会社ダイショウの株式を譲り受け |
2014年12月 |
楽陽食品株式会社の姫路工場に自動餃子製造設備を導入し、関西地区の餃子市場へ参入 |
2015年2月 |
当社が新設した子会社(現株式会社雄北水産)において株式会社雄北水産からマグロ加工品の製造・販売事業を譲り受け |
2015年8月 |
楽陽食品株式会社の秩父工場に自動餃子製造設備を導入し、関東地区の餃子市場へ参入 |
2016年3月 |
株式会社東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2016年7月 |
ゼリーの製造・販売をおこなう純和食品株式会社の株式を譲り受け |
2016年9月 |
清酒の製造・販売をおこなう栄川酒造株式会社の株式を譲り受け |
2016年9月 |
チルド・冷凍とんかつ等の製造販売をおこなう株式会社エスケーフーズの株式を譲り受け |
2017年3月 |
東京証券取引所市場第一部に市場変更 |
2017年10月 |
鮭とば等の製造・販売をおこなう株式会社ヤマニ野口水産の株式を譲り受け |
2017年12月 |
日本食(寿司等)の製造・販売をおこなうJSTT SINGAPORE PTE. LTD.の株式を譲り受け |
2018年3月 |
フリーズドライ食品の製造・販売をおこなう株式会社おむすびころりん本舗の株式を譲り受け |
2018年8月 |
当社が新設した子会社(現株式会社まるかわ食品)において有限会社まるかわ食品から冷凍ギョウザの製造・販売事業を譲り受け |
2018年9月 |
冷凍水産品の輸入、卸売をおこなうSIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDの株式を譲り受け |
2019年3月 |
楽陽食品株式会社の新潟第2工場が新規稼働 |
2019年4月 |
シンガポールに海外子会社の管理統括および成長支援のための統括会社としてYOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.を設立 |
2019年5月 |
YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が冷凍水産品の加工、卸売をおこなうPACIFIC SORBY PTE. LTD.の株式を譲り受け |
2019年6月 |
鮎の養殖、水産加工品の製造・販売をおこなう株式会社森養魚場の株式を譲り受け |
2019年12月 |
YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が現物出資により、JSTT SINGAPORE PTE. LTD.およびSIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDを子会社化 |
2020年1月 |
YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が業務用厨房機器の輸入販売、製造販売、設計施工、メンテナンスをおこなうNKR CONTINENTAL PTE. LTD.の株式を譲り受け |
2020年6月 |
わかめ、ひじき、めかぶ製品の製造・販売をおこなう株式会社香り芽本舗の株式を譲り受け |
2020年9月 |
コンサルティング事業をおこなう株式会社ピー・アンド・イー・ディレクションズと資本業務提携契約を締結 |
2021年2月 |
食品・酒類の総合卸売業をおこなう国分グループ本社株式会社と業務資本提携契約を締結 |
2021年6月 |
栄川酒造株式会社の第三者割当増資に伴う、持分比率の減少による非子会社化 |
2021年12月 |
YOSHIMURA FOOD HOLDINGS ASIA PTE. LTD.が不動産の賃貸および管理をおこなうSHARIKAT NATIONAL FOOD PTE.LTD.の株式を譲り受け |
2022年1月 |
ひじき製品の製造・販売をおこなう十二堂株式会社の株式を譲り受け |
2022年4月 |
イベント、マーケティング、コンテンツ開発事業をおこなう株式会社ONESTORYの株式を譲り受け |
2022年4月 |
東京証券取引所プライム市場へ移行 |
2022年6月 |
栗製品の製造・販売をおこなう株式会社小田喜商店の株式を譲り受け |
2022年9月 |
かき揚げ等の冷凍食品の製造・販売をおこなう株式会社細川食品の株式を譲り受け |
2022年12月 |
麺類の製造・販売をおこなう株式会社丸太太兵衛小林製麺の株式を譲り受け |
2022年12月 |
削り節等の製造・販売をおこなう株式会社林久右衛門商店の株式を譲り受け |
2023年3月 |
ホタテ製品等の製造・販売をおこなう株式会社マルキチの株式を譲り受け |
事業内容
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、食品の製造および販売を行う中小企業の支援・活性化を目的とした持株会社です。同社は、セールスマーケティング、商品開発、生産管理、購買物流、品質管理、経営管理などの機能ごとに子会社への支援を行い、「中小企業支援プラットフォーム」を構築しています。このプラットフォームを通じて、各子会社の強みを伸ばし、弱みを補い合う仕組みを提供しています。
同社グループは、製造事業セグメント、販売事業セグメント、その他事業セグメントに分かれており、多岐にわたる事業を展開しています。製造事業セグメントでは、チルドシウマイ、チルド餃子、かきフライ、乾麺、ピーナッツバター、日本酒、ねぎとろ、ゼリー、とんかつ、鮭とば、寿司、おにぎり、フリーズドライ製品、餃子などの製造・販売を行っています。これらの製品は、国内外のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホテル、飲食店などへ販売されています。
販売事業セグメントでは、業務用食材の企画・販売、冷凍食品の企画・販売、冷凍水産品および冷凍水産加工品の販売を行っており、産業給食事業者、生活協同組合、スーパーマーケット、ホテル、飲食店などが販売先となっています。
その他事業セグメントでは、不動産賃貸および管理事業、マーケティング事業などを展開しています。これにより、同社グループは中小食品企業の事業承継の受け皿としての強みを持ち、地域の活性化にも貢献しています。
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、中小企業支援プラットフォームを通じて、販路の拡大、製造の効率化、新規商品の開発、品質管理体制の強化、経営管理の充実、資金調達および資金力の強化、人材の確保など、中小食品企業の成長と活性化を支援しています。
経営方針
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、多様で高品質な食品を提供し、地域の食文化を世界に広めることを目指しています。同社は、「いつまでも、この“おいしい”を楽しめる社会へ」というミッションのもと、地域の食文化を守り、育て、世界へと届けることをビジョンとして掲げています。これを実現するために、同社は中小企業支援プラットフォームを核とした成長戦略を推進しています。
同社の成長戦略は、主に三つの柱から成り立っています。第一に、M&Aを通じてグループ企業を増やし、新たなノウハウや人材を取り入れることで、グループ全体の成長を目指します。第二に、中小企業支援プラットフォームの強化を図ります。これにより、子会社間での相互成長を促し、経営管理の効率化やグループ信用力を活用した資金調達を実現します。第三に、海外市場への展開を進めます。特にアジア市場における日本食品への需要を捉え、海外販売を強化し、新たな販路を構築します。
これらの戦略を通じて、ヨシムラ・フード・ホールディングスは、中小企業の再成長と地域経済の活性化を図り、グローバルプロデューサーとしての地位を確立することを目指しています。同社は、中小企業が抱える後継者問題や成長の課題に対応し、グループシナジーの創出による相乗的な成長を目指すことで、持続可能な企業価値の向上に努めています。